生え際の産毛が伸びないと悩んでいる人に朗報!

早ければ20代後半頃から、前髪の生え際が後退して悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

そのような人は、元々しっかりとした毛が生えていた部分に産毛が生えていないか確認してみてください。

産毛は生えていましたか?

この産毛は中々伸びないので、また元のしっかりとした太い毛に変わることはないと思う人は多いでしょう。

しかし、産毛が生えているということは、まだ毛根が生きている証拠で、しっかりとしたケアを行えば改善の余地があります。

生え際の産毛はどのような毛?

産毛は、通常のしっかりとした太いコシのある毛とは違って、注意してみないと一本一本がわからないくらい細くて短くて、すぐ抜けてしまう弱くて伸びない毛のことを言います。

健康な頭皮の髪の毛は通常、成長期、退行期、休止期というヘアサイクル(平均4~6年)を繰り返します。

ヘアサイクルの期間のほとんどは成長期の期間になります。

この成長期の期間に髪は成長して、太くてコシのある毛に育ちます。

その後、退行期(2~3週間)で成長が止まって、休止期(数ヶ月)で毛根の位置が徐々に浅くなって、次に生えてくる髪の毛に押し出されて古くなった毛は抜けます。

このヘアサイクルの周期が短くなってしまい、しっかりとした太い毛まで育つ十分な期間が得られなくなることで、生え際の産毛は生まれます。

生え際の産毛はなぜ朗報か?

一般的に生え際が後退する薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)になります。

このAGAは、男性ホルモンDHT(ジヒドロテストロン)が原因となって、成長期、退行期、休止期というヘアサイクル期間が乱れて短くなり、十分成長した太い毛になるまでに抜けてしまうために起こる脱毛症のことを言います。

このAGAが極限まで進行してしまうと、ヘアサイクル自体もなくなってしまい、完全に活動を休止して毛根も死んでしまいます。

そのような状態になってしまうと産毛でさえも生えてきません。

伸びない産毛でも、産毛が生えているということは、まだヘアサイクルが繰り返されているということなのです。

そのため、このヘアサイクルの周期を正常な周期に戻すことができれば、また元の健康な髪を生やすことができるということなのです。

しかし、産毛すら生えていない場合、改善することは、難しくなってしまいます。

生え際の産毛はなぜ中々伸びないか

産毛があれば、まだ毛根が生きているのは確かなので、再び健康な髪を蘇らせることが可能になりますが、生え際の発毛は、一般的に頭頂部などの発毛より難しいと言われています。

その原因は大きく3つあります。

一つ目は、前頭部は他の部分に比べて、AGAの直接の原因になる成分である男性ホルモンDHT(ジヒドロテストロン)が生成されやすいことです。

頭頂部に比べるとその生成量は2倍、という研究結果もあります。

二つ目は、前頭部は血管が少なく、発毛に必要な栄養が運ばれにくいことです。

三つ目は、前頭部は顔に近く、顔の表情を受けやすく、頭皮が固くなりやすいことです。

固くなった頭皮は血行が悪くなり、発毛に必要な栄養素が行き渡りにくくなります。

これらが、生え際の産毛が中々伸びない原因です。

原因を知って生え際の産毛を効果的に太い髪へ

生え際の発毛が一般的に難しいとされる原因を前項でご紹介しましたが、これら原因を理解して効果的にアプローチして生え際の産毛を伸びないまま放置せずに、元の健康な髪へ生まれ変わらせましょう。

まず、一つ目のAGAの原因になる男性ホルモンDHT(ジヒドロテストロン)へのアプローチは、この男性ホルモンDHT(ジヒドロテストロン)が生成されるのを防止する、プロペシア、フィナステリドといった薬を服用しましょう。

これらの薬は皮膚科などで7,000円から9,000円で処方してもらうことができます。

また、効き目は薬に比べたら弱りますが、頻尿防止のサプリメントに多く含まれるノコギリヤシも同じ効果があると言われています。

次に、二つ目の、前頭部の血管が少ないことに対するアプローチです。

これに対するアプローチは、ミノキシジルです。

市販の育毛剤にも多く含まれるこのミノキシジルには、血管を拡張する働きがあります。

このミノキシジルを塗布または服用することで、血管を拡張させ栄養分を前頭部に行き渡らせましょう。

最後、三つ目は頭皮が固くなりやすいことに対するアプローチです。

これに対するアプローチは頭皮マッサージです。

固くなった頭皮は、頭蓋骨と一体となってしまったように動きにくくなります。

そのため、マッサージは頭蓋骨から頭皮を引き剥がすようにやってみてください。

この際の注意点は、強く頭皮をこすって弱い毛を抜いてしまわないようにすることです。

それでも生え際の産毛が伸びない時は?

前項の対策を行えば、早ければ半年で生え際にある伸びない産毛に変化が現れて、効果を実感できると思いますが、それでも効果が出ない、逆にさらに進行したという人もいます。

まず、その原因の一つとしては、髪が一度に多量に抜けてしまう初期脱毛があります。

これは、効果が出て通常のヘアサイクルに戻ろうとしているのですが、初期段階で健康な新しい髪が生えるために、不健康な髪が一気に抜けてしまうために起こります。

勘違いしてしまう人が多いのですが、この初期脱毛は生えてくるための一段階で、しばらく我慢すれば健康な髪に生まれ変わります。

また、前項の対策をしっかりとしているが不健康な生活を送っている人は効果が出にくい、といったこともあります。

食生活をしっかりと改善して規則正しい生活を心がけましょう。

もっと効果を得たい人のために前項の対策以外にも、逆立ちや炭酸水での洗髪、冷水を使った洗髪など、本当に効果があるか分からない荒手の発毛法もあります。

伸びない生え際の産毛は太い髪になることも!

筆者も生え際の薄毛に悩んだ経験がありますが、現在は気にならないくらいに回復しています。

その経験談をお話します。

25歳頃から自分で、日に日に前髪が薄くなっていることに気づいていましたが、そこまで気にならなかったのであまり効果的な対策はしていませんでした。

しかし、27歳頃から、親しい友人などから前髪について指摘されるようになり、もう、ハゲていると言われても否定できないところまで、きてしまいました。

その時から色々と調べて対策を始めたのですが、その際、薄毛部分に産毛が確認できなければ絶望、とあったため、恐る恐る確認して、なんとか産毛を確認することができて安心したのを覚えています。

AGAクリニックにも足を運びましたが、何と言っても値段が高かったので頼らないことにしました。

発毛に効果があると聞いたものや方法は何でも試しましたが、主に行ったのは、ノコギリヤシサプリの摂取、ミノキシジルを含む育毛剤の塗布、シャンプー後の頭皮マッサージです。

効果は半年ほどで現れて、量はあるが伸びない産毛だったところにどんどん太い毛が生えてきて、1年経てばもう、ハゲと言われることはなくなりました。

半ば諦めかけていたので、生えたことを実感できた時の喜びは本当に大きかったです。

皆様にもこの気持ちを是非、味わって欲しいです。

筆者の経験がと同じことをして、全ての方に効果があるとは言い切れませんが、一度試してみていかがでしょうか

薄毛に悩む男性はどうかあきらめないで!

前髪の生え際からの薄毛に悩んでいる男性で産毛を見つけた方は、どうせ伸びない、もうあの頃の毛量には戻れない、とあきらめてはいけません。

産毛があるのでまだ大丈夫、とポジティブに捉えて、対策に是非とも励んでいただきたいです。

効果的に対策を行えば、筆者のように早ければ半年後には劇的な嬉しい変化が訪れていることでしょう。