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│オトコの悩み相談室

ストレスが原因で高熱が続く?もしかしたら心因性発熱かも!

2018.10.7

仕事が切羽詰って忙しい日が続くと「気が付けば体がだるく感じ、熱を測ったら高熱がある」という経験はありませんか?

ただの風邪ならまだしも、解熱剤を飲んでも熱が下がらない場合、それはもしかしたらストレスからくる「心因性発熱」かもしれません。

そこで、この記事では、高熱が続く心因性発熱について、そのメカニズムや風邪との違いをご説明していきます。

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ストレスで高熱が続く病気?心因性発熱とは

解熱剤や風邪薬を飲んでも、高熱が下がらないことが続いてしまうと、仕事にも支障が出て困ってしまいますよね。

風邪だと思っていても、解熱剤が一時的にしか効果がない場合、それは「心因性発熱」である可能性があります。

「心因性発熱」とは、「機能性高体温症」とも呼ばれ、ストレスが原因となって引き起こされる発熱です。

心因性発熱の特徴は、以下になります。

・病院を受診しても、異常が見られない

・解熱剤の効果がない

・高熱や微熱が、3週間以上続く

上記の症状は、風邪との違いが明確であるため、心因性発熱は比較的区別しやすいと言えます。

心因性発熱は、老若男女問わず、子供から大人まで幅広く発症するケースが多く、特に熱産生機能が発達している子供の場合、高熱になりやすい傾向が強く見られます。

また、2013年に行われた全国17施設での調査によると、原因不明の発熱患者121名のうち、3名が心因性発熱であることが分かりました。

この調査結果は、100人の2.5%が心因性発熱による体温上昇であることを意味しています。

では、なぜストレスによって体温が上昇するのでしょうか?

次項で詳しく見ていきましょう。

高熱が続く以外の症状も!突発的な症状とそのメカニズム

心因性発熱の症状には、慢性的に微熱から高熱(37~38度)が続くケース以外にも、特定のストレスがきっかけで、突発的に40度近い高熱を引き起こすケースがあります。

特定のストレスによる高熱の場合、ほとんどの心因性発熱患者が、そのストレスの原因を自覚しています。

例を挙げると、仕事へ出勤する際には高熱が出て、退勤後や休日になると熱が下がるケースが多く見られます。

これは仕事に対して、極度の緊張や不安を急激に感じていることが原因となり、精神的ストレスへの過剰反応が起こっていると推測されます。

では、なぜストレスへの過剰反応が起こるのでしょうか?

これには、寒冷ストレスと同じようなメカニズムで説明ができます。

例えば、人は寒い環境にさらされた場合、体温を維持するために熱を盛んに作り出します。

さらに、この寒冷ストレスに何度もさらされると、体はこれに早く順応させるために、熱産生の機能を鍛えていきます。

これと同じように、精神的ストレスを慢性的に感じた場合、それに対する反応性を高めることで、体はストレスに過剰反応するようになり、高熱が起こりやすくなるのです。

では、風邪による発熱と心因性発熱は、どのようなメカニズムで熱をもたらしているのでしょうか。

風邪による発熱と心因性発熱の違い!「炎症性」の発熱とは

そもそも体の発熱は、「炎症性」と「ストレス性」の2種類に分けることができます。

まず、「炎症性」の体温上昇には、風邪による発熱が当てはまり、これは体内に侵入したウイルスに対抗しようとすることで、体温の上昇を引き起こします。

では、風邪による発熱のメカニズムについて、より詳しくご説明していきましょう。

私達がしばしばかかってしまう風邪は、外部からの細菌やウイルスの感染によって引き起こされます。

仮に体にウイルスが感染したとき、体はウイルスと闘うために、免疫機能である「マクロファージ」を機能させます。

「マクロファージ」とは、免疫機能の中心的役割を担う白血球の一種で、侵入した細菌やウイルスなどの異物を取り込むことで、病原体を分解していきます。

その際、マクロファージは「サイトカイン」という物質を放出することで、免疫機能をより活発化させ、ウイルスを掃除していくのです。

また、サイトカインは、脳の血管内皮細胞に作用することで、発熱の仲介役となる「プロスタグタンディンE₂」という物質の分泌を促進します。

そして、プロスタグタンディンE₂が視床下部視索前野に信号を送り、それが作用することで、熱を発生させるようになっています。

風邪のときに飲む解熱剤は、このサイトカインに効果を発揮させ、熱を抑えるメカニズムになっているわけです。

では続いて、微熱や高熱が続く「ストレス性」の発熱、心因性発熱について見ていきましょう。

高熱が続く「ストレス性」の発熱!解熱剤が効かないメカニズム

心因性発熱の場合、風邪による発熱とは異なり、前述した通りストレスへの過剰反応から起こるものです。

具体的に言うと、心因性発熱は交感神経の活性化によって、褐色脂肪細胞が熱を盛んに生成することで、引き起こされると言われています。

そのため、ウイルスに対するサイトカインや、プロスタグタンディンE₂の分泌は伴わないため、解熱剤を飲んでも効果も享受することができません。

また、風邪に伴う食欲不振や倦怠感などの体調不良は、放出されるサイトカインの脳への指示によって生じています。

それゆえ、サイトカインを伴わない心因性発熱の場合は、高熱があっても一見元気に見られることがあるため、周囲からの病気への理解がされづらい傾向にあります。

もし、原因不明の高熱や微熱が続くことがあれば、早めに病院を受診することをおすすめします。

心因性発熱だと分かったら?ストレスを軽減する治療方法

では、仮に高熱が続く心因性発熱になってしまったら、どのような治療が必要になるのでしょうか?

結論から言うと、ストレス性による心因性発熱には、その人が抱える個人的なストレスを軽減していく治療が行われます。

要するに、発熱の原因であるストレスを突き止め、それを解決していくことが重要になります。

具体的な治療法については、精神・神経・筋肉を休息させるリラクゼーション方法や、精神的ストレスを軽減する心理療法などが行われます。

また、患者の症状に合わせて、薬物療法も同時に行っていきます。

例えば、微熱や倦怠感に有効な漢方薬であったり、抗うつ剤としても効果的な抗不安薬などが処方されます。

その他に、睡眠障害や頭痛・腹痛などの症状が見られれば、それに併せた薬の投与をしていきます。

風邪と異なる心因性発熱は、体調不良を伴わない場合もありますが、必ずしも体調不良が生じないわけではないので、それについても覚えておきましょう。

家出でできるリラクゼーションで心身を癒そう!

高熱が続く心因性発熱に対しては、病院での心理療法や投薬治療以外にも、普段の生活で心がけていく対策もあります。

その対策としては、発熱のきっかけとなる交感神経をリラックスさせることで、副交感神経を優位にし、心身共にストレスの解放を意識していくことが大切です。

家でできるリラクゼーションを、以下にまとめてみましょう。

・ぬるめの湯船にのんびり浸かる

・適度な運動をする

・アロマでリラックスする

・マッサージをする

・質の良い睡眠を心がける

上記のリラクゼーションの中では、特に「質の良い睡眠」が、ストレス軽減には効果的です。

逆に言えば、寝不足はストレスを更に促進させるため、少なくとも一日6~7時間はゆっくり寝る必要があります。

また、質の高い睡眠に導くために、心身を癒す優しい音楽をかけながら、心地よい睡眠を目指していくことも効果的です。

これらを生活に取り入れていくことで、ストレスを軽減させていき、心因性発熱の対策を行っていきましょう。

楽観せずにまずは病院の受診を

解熱剤が効かない発熱が続く場合、心因性発熱の可能性があることが分かりました。

また、特定のストレスがきっかけで突発的な発熱が生じることも、心因性発熱の疑いがあります。

「そのうち治るだろう」と勝手な判断をせず、病院を受診して、積極的に治療をしていくことをおすすめします。

それ以外にも、自分でできるリラクゼーションを取り入れて、心身のバランスを整えていきましょう。

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