石鹸を使った洗顔のポイント!上手な泡立て方をご紹介

洗顔のときは、石鹸を使いますか?

「石鹸を泡立てるのはむずかしそう」「洗いあがりが乾燥しそう」などのイメージがあり、石鹸での洗顔は敬遠されることも少なくありません。

しかし、石鹸を使った洗顔は、おすすめしたい方法のひとつです。

まずは石鹸で洗顔をする魅力から、洗顔に必要なきめ細かい泡立て方、気になる石鹸の保管方法までご紹介します!

知ってほしい!石鹸の見分け方!

まずは、石鹸について詳しくご説明します。

石鹸というと、固形石鹸であれば石鹸で間違いないかというと、そうではありません。

石鹸は、「固形石鹸」だけでなく、「生石鹸」や、泡立て方が簡単な「練り石鹸」といったやわらかいタイプの石鹸もあります。

洗顔フォームと石鹸を見分けるためには、成分をしっかりと確かめる必要があります。

石鹸か確かめる方法は、成分表記を確認します。

●固形石鹸タイプ

「石けん素地」と書いてあるもの。

●練り石鹸・生石鹸タイプ

「ミリスチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸などの脂肪酸」と「水酸化カリウム」が配合れてれいるもの。

●弱アルカリ性

石鹸は、phが8.0以上11.0以下の弱アルカリ性であるもの。

以上が、石鹸の場合に記載されている成分となります。

一方、洗顔フォームは「界面活性剤を使った合成洗剤で弱酸性」です。

石鹸と洗顔フォームの成分表記には大きな違いがありますから、見分けるのは難しくないですね。

洗顔に石鹸をおすすめする理由

石鹸の魅力はたくさんあります。

まずは、石鹸のメリットからご説明します。

●肌に優しい

石鹸は、牛脂やパーム油などの天然油脂と水酸化ナトリウムの強アルカリという原材料で作られたもので、はるか昔から使われてきました。

界面活性剤を使用していないため、皮膚にダメージを与えにくいとされます。

長く愛される理由には、肌への安全性が確かということです。

●環境汚染をしない

石鹸は基本的に、紙でくるんでいることが多く、石鹸自体の成分も水に分解されるため、自然にも優しいと言えます。

●長持ちする

洗顔フォームに比べると、使用量が少なく済むため、石鹸の方が長持ちします。

このように、石鹸の魅力はたくさんありますが、使用方法や使用後の不安を感じている方も多くいるようです。

それでは、石鹸のデメリットをご説明します。

●ツッパリ感

石鹸使用後は、多少のツッパリ感は出るでしょう。

それは、洗顔後の自然現象で、一時的に中性に働いたことによるものです。

本来の肌がもつ中和能力により、30分ほどすると弱酸性の肌に戻ります。

それでもツッパリ感が心配な方は、スクワラン成分が配合されている石鹸がおすすめです。

うるおいを保ち、しっとりとした洗いあがりとなります。

●泡立て方が難しい

固形石鹸の泡立て方は、コツを覚えてしまえば簡単にできますが、洗顔フォームより泡立て方が難しそうと感じる場合は、練り石鹸がおすすめです。

練り石鹸は洗顔フォームのような使い勝手ですから、抵抗なく使えるでしょう。

●保管が難しい

固形石鹸はむき出しですから、洗顔フォームと比べてしまうと、保管は難しいと言えます。

しかし、ポイントをおさえることによって楽に保管することも可能です。

保管方法は後で詳しくご紹介します。

洗顔は泡が重要!きめ細かい泡立て方を覚えて美肌になろう

石鹸でつくる、きめ細かい泡が洗顔に重要な理由をご存知でしょうか。

きめ細かい泡をつくることによって、

・汚れを浮き上がらせる

・余計な力を入れずにすむ

・毛穴の汚れまで落とせる

などの効果を期待することができます。

逆に、洗顔できめ細かい泡を立てないと、汚れも落ちず、力を入れてこするという洗顔になってしまいます。

このような洗顔は、手と肌との摩擦が知らずのうちに進み、結果としてくすみや乾燥といったことにつながってくる可能性もあります。

ですから、石鹸でしっかりときめ細かい泡をつくるようにしないといけません。

しかしながら、簡単な泡立て方でなければ毎日続けることが難しくなります。

男性の場合は特に、時短で済ませたいですよね。

それでは次項から、きめ細かい泡立て方をご紹介します!

誰でも簡単にできる!石鹸の泡立て方を覚えよう!

それでは、きめ細かい泡が簡単につくれる泡立て方をご紹介します。

【手で泡立てる方法】

①手を清潔にする

②両手で石鹸をこする

③片手を手をお椀のようにくぼませ、水(ぬるま湯)を2~3滴垂らす

④空気を含ませるように混ぜ、時折、水(ぬるま湯)を2~3滴ずつ垂らす

⑤きめ細かい泡になるまで④を行う

⑥下向きにしても泡が落ちない密度になったら完成

手で泡をつくるのは決して難しくありませんが、少々根気と時間がかかります。

ただ、作業は手だけで簡単にできるため、道具を使わず手軽にできます。

【洗顔用泡立てネットで泡立てる方法】

①ネットを水で濡らす

②石鹸をネットにこすりつける(10回程度)

③ネットに空気を入れるようにこすり合わせる

④きめ細かい泡になったらネットから泡を絞り完成

⑤洗顔後にしっかりと泡を洗い、水気を飛ばし、乾燥させておく

ネットを使うことによって、きめ細かい泡があっという間に出来上がります。

しかし、使用後に洗ったり、不衛生にならないようにする管理が必要となります。

【洗顔ブラシで泡立てる方法】

①石鹸を濡らす

②石鹸の上でブラシを回転させて泡をつくる

③きめ細かい泡ができたら完成

④洗顔後は、ブラシをよく洗い、乾燥させておく

洗顔ブラシは、毛穴の汚れも落とせる道具ですが、泡を立てるのも簡単にできます。

ネットと同様に、使用後は不衛生にならないように管理しましょう。

以上、石鹸の泡立て方ご紹介しましたが、洗顔用泡立てネットや洗顔ブラシを使えば、男性でも手間なく続けることができますね。

また、練り石鹸は、洗顔フォームのようにやわらかいため、固形石鹸より簡単に泡をつくることができるでしょう。

泡立て方をマスターしたら洗顔も見直そう!

ここまで、石鹸の泡立て方について、詳しくご紹介してきました。

せっかく、簡単にできる石鹸の泡立て方を覚えたのですから、洗顔も適切に行いましょう。

きめ細かい泡を活かすためにも、洗顔をしっかりと行うことが大切です。

では、適切な洗顔方法をご紹介します。

【適切な洗顔方法】

①手を洗う

②顔をぬるま湯で予洗いする

③きめ細かい泡をつくる

④泡を、おでこ、頬、あご、鼻に置く

⑤あご、鼻、おでこの皮脂が多いTゾーンを、泡を転がすように指の腹でやさしく洗う

⑥頬は皮脂が少ないため、軽く洗う

⑦ぬるま湯を用意し、手にすくって泡を流す(20~30回)

⑧清潔なタオルでやさしく当てるように水分を拭く

⑨化粧水・乳液で保湿をして終了

最初は面倒に感じるかもしれませんが、続けることで工程に慣れ、肌の調子も良くなります。

最後の、「保湿」ですが、男性の場合は必要ないと考えている方も多いと思いますが、洗顔後はひと手間かけて保湿を行うことで、肌トラブルを予防することができます。

固形石鹸の保管ってどうしたらいいの?

きめ細かな泡立て方、適切な洗顔方法を覚えたら、早速試したいと思いますよね。

その前に、2項で少し触れた、固形石鹸の保管方法についてご紹介します。

固形石鹸は保管も重要なのです。

洗顔フォームは蓋をしっかりとしめて衛生的に保管ができますが、固形石鹸の場合、保管方法が悩みの種となります。

石鹸は、余計な添加物を含まないものが多く、浴室にそのまま置いておくと溶けてしまい、雑菌が繁殖してしまいます。

雑菌は、「栄養・水分・温度」の条件が揃うと繁殖が一気に進みます。

・使用後は必ず水で洗い流す

・できるだけ水気をきる

・乾燥した場所に置く

このように気を付けると、雑菌の繁殖を抑えられます。

では、どのような保管方法があるのかをご紹介します。

【石鹸ケース】

水が溜まらない石鹸ケースを選ぶようにしましょう。

スポンジタイプや、ステンレス製のものがあります。

【ネットに入れて吊るす】

ネットを使い、吊るすことで通気良く保管できます。

また、石鹸用の巾着袋もあります。

【吸盤に張り付ける】

100円ショップでも販売されている商品で、両面に細かい吸盤がついているもので、片面は壁に貼り付け、片面に石鹸を張り付けて保管ができるため、無駄な水分を落とし、保管ができます。

また、保管期間を少なくするという意味では、石鹸自体を数日で使い切れる大きさにあらかじめカットして使う方法もあります。

また、練り石鹸のタイプは容器に入っているため、固形石鹸のように保管に困りません。

石鹸洗顔とうまく付き合うためにも、自分に合った保管方法を選びましょう。

石鹸の魅力を知ってほしい!

石鹸というだけで敬遠されてしまいますが、実はとっても優秀なのです。

その魅力を活かすためにも、泡立て方はとても大切です。

現在は洗顔フォームを愛用の方も、まずは練り石鹸から試してみてはいかがでしょうか。

また、多彩な種類やかわいいパッケージのものもあり、女性へのギフトとしてもおすすめです。