男性にとって、洋服と同様に、髪形もおしゃれに決めたいですよね。
「いつものスタイルからイメチェンしたい!美容院に行こう!」
そこで重要になるのが、自分のヘアスタイルをどのようにしたいか、美容師さんに伝えることです。
いざ伝えようとしても、髪の毛の部位の名前が分からないし、結局美容師さん任せの曖昧な注文になることもあるかと思います。
この記事では、美容院での頼み方をよりスムーズに、より理想の髪形に近づけるために、抑えておきたいポイントをご紹介します。
髪の毛の部位の名前をスマートに!スタイリング用語を覚えよう
「自分のヘアスタイルイメージを、美容師さんにうまく伝えたい!」
美容師さんに相談する際には、ヘアスタイルの種類を伝えるだけでなく、髪の毛の部位を名前で細かく伝えた方が、より自分のイメージに近づけると思います。
では早速、部位の名前をご紹介していきます。
・トップ
つむじ周りのことを指し、頭頂部分になります。
・フロント、バング
前髪のことで、頭の前の部分を指します。
・ハチ
耳上の骨格部分あたりになりますが、頭の中で一番出っ張っている部分なので、スタイリングするのに手こずる人が多いです。
・バック
後頭部部分のことです。
・レングス
髪の毛の長さのことです。
レングスという言葉でよく使われるのは「ワンレングス」で、これはストレートヘアで、フロントからバックまでを、同じ長さに切り揃えたものを指します。
略すとワンレンです。
・ネープ
えり足のことで、外にハネさせたり、前方に向けたりします。
・フェイスライン
顔周りの生え際のことです。
続いて、髪の毛のスタイル用語をご説明します。
・アウトライン:スタイルのふちの部分
・フォルム:スタイルの形
・前さがり:前が長いスタイル
・後ろさがり:後ろが長いスタイル
・フォワード:前に流れるスタイル
・リバース:後ろに流れるスタイル
以上が髪の毛の部位や、スタイルの名称になります。
簡単にご説明しましたが、ヘア美容業界では多くの業界用語があって難しいですよね。
しかしこれで、髪の毛の部位の名称を覚えたところでしょう。
では、美容院で実際に頼むとき、伝えるポイントをご紹介していきます。
もう失敗したくない!美容院で頼むポイント!
行きつけの美容院ならまだしも、初めて行く美容院だと、自分のイメージ通りの髪形にならないなんてこと、あるのではないでしょうか。
担当の美容師さんと意思疎通がうまくいかなかったり、自分がうまく伝えられなかったり。
「こんな髪形を頼んだはずじゃなかったのに…」
「短くされすぎてどうしようもない…」
美容院での頼み方次第で、ヘアスタイルも全然変わってきてしまいます。
そんなことが何回かあると、結局美容院を転々としてしまうこともありますよね。
では、美容院での髪形の頼み方は、一体どのような方法があるのでしょうか。
主に2つの方法があります。
・イメージ画像を見せて伝える
・言葉でイメージを伝える
以上、この2つの方法がありますが、それぞれメリット、デメリットを挙げながら見ていきましょう。
せっかく髪の毛の部位の名前をご説明したこともありますが、まず、画像や写真を見せて伝える方法からご紹介していきます。
美容院での頼み方!画像を見せてイメージを伝えよう!
早速ですが、最もおすすめできる頼み方は、ヘアスタイルのイメージ画像を美容師さんに見てもらう、具体的でダイレクトな方法です。
では、メリット・デメリットに分けて見ていきましょう。
【メリット】
・直接的に目からイメージを確認できるので、お互いのイメージにギャップが生じない
・理想像が分かっているので、美容師さんにとっても有難い
【デメリット】
・髪質・量・状態、顔の形によって、画像のモデルのようなヘアスタイルにできない場合がある
・実際自分がそのヘアスタイルになると、画像のイメージとはギャップが生じることがる
上記を見る限り、メリットの方がとても大きいことが分かります。
美容院のカタログを見せたり、雑誌の切り抜きを持参したり、スマホでイメージ画像を見せたりなど、画像や写真で伝える方法は多くあります。
「美容師さんにイメージ画像を見せるのが恥ずかしい…」
そんな方もいるかと思いますが、カット後に後悔しないためにも、イメージ画像は持っていく方が確実でしょう。
では、続いて言葉でご説明しながらイメージを伝える方法です。
前半でご紹介した、髪の毛の部位の名前を交えながら、美容師さんにオーダーしてみましょう。
髪の毛の部位の名前はもう大丈夫!自分の言葉でイメージを伝えよう!
せっかく覚えた髪の毛の部位の名前を使って、具体的に説明することは、美容師さんにとっても分かりやすい頼み方ですよね。
何度も通っている美容院であれば、美容師さんもそのお客さんのイメージや雰囲気を分かっているので、コミュニケーションも図りやすいです。
では、メリット・デメリットに分けて見ていきましょう。
【メリット】
・髪の部位など、名称をを交えた具体的な説明で、理想のヘアスタイルになる
【デメリット】
・微妙なニュアンスや説明が伝わっておらず、ギャップが生じる場合がある
・視覚的な情報がないため、理想通りにならない場合がある
このように、やはりイメージ画像を見せることよりは確実性に欠けるので、口頭で説明する場合は、しっかりとコミュニケーションを図りながら、美容師さんに伝えましょう。
特に、初めての美容院なら尚更のことですので、納得できるようなヘアスタイルにするために、コミュニケーションを十分にとることが必要です
では、次に口頭で美容師さんに伝える上で、絶対に抑えておきたいポイントをご紹介していきます。
美容師さんに伝えるべき4ポイント!髪の毛の部位の名前を復習しながら見ていこう!
美容師さんに伝えておきたいポイントは、主に4つあります。
早速、髪の毛の部位の名前を少し交えながら見ていきましょう。
①フロント、バング
フロントの長さや重さで、周りから受けるその人の印象はかなり変わってきます。
上げるのか下すのか、流す場合は流す方向、長さは眉毛より上なのか、目にかかるくらいなのか、具体的に伝えましょう。
②耳にかかる髪
耳周りの髪の長さによって、もみあげの長さも決まってきます。
耳を全部隠れるくらいがいいのか、刈り上げて全部出すのか、など細かくオーダーしましょう。
③ネープ
「~センチ切ってください」という言い方は、仕上がりのイメージがしずらいので、できるだけ避けましょう。
刈り上げるのか、耳周りより少し長めにするのか、しっかり伝えましょう。
④トップ
ツンツンに立てるのか、ボリュームを出すのかなど、自分のスタイルイメージを伝えれば、美容師さんも全体のバランスを見ながらカットしてくれます。
以上、4つのポイントを踏まえながら伝えれば、美容師さんもプロですから、その人の理想に近づいたスタイルにしてくれるでしょう。
自分の似合うヘアスタイルが分からない!美容師さんに全部お任せする!
これまで、髪の毛の部位の名前や、自分の理想のヘアスタイルへ近づけるためのオーダー術をご紹介してきましたが、正直、自分に似合う髪形が分からない方もいるかと思います。
そんな方は、美容師さんに全てお任せしてしまうのもアリです。
「え?お任せって大丈夫なの?」
そう思う方もいると思いますが、いつも通っている美容院であれば、美容師さんもそのお客さんのことを知っていますし、お任せされても問題はないでしょう。
髪質やコンプレックスなど、常連さんであれば知っていることですので、それを踏まえてスタイリングしてくれるはずです。
ただ、初めて行く美容院での「全てお任せ」は、美容師側としても少し困ってしまいますので、少なくとも以下のことは伝えておきましょう。
・前髪は短めがいい
・こんなスタイルは嫌だ
・刈り上げはやめてほしい
など、これだけはやめてほしい、という条件を伝えておくと、美容師さんもその人に合ったヘアスタイルにしてくれることでしょう。
美容師さんに自分を知ってもらう
今回は、髪の部位などを踏まえ、自分の理想の髪形に近づけるための、美容院でのオーダーポイントをご紹介してきました。
総合して言えることは、美容師さんにちゃんと理解してもらえるように、しっかりとコミュニケーションをとることが重要です。
美容師さんがその人を知ることで、その人に合ったイメージ通りのヘアスタイルに仕上げてくれるはずです。