綺麗な肌は、人に好印象を与えます。
女性だけでなく男性も、綺麗な肌は清潔感を生み、ビジネスやプライベートでプラスに働きます。
ニキビや毛穴の黒ずみが気になったり、かかとのざらつきがとれないなど、悩んでいる人は多いものです。
こんな時におすすめなのが、スクラブを使ったケアです。
市販の物もありますが、こちらでは「自分で手軽に作れるスクラブ」の、簡単な作り方をご紹介します。
スクラブを使うメリットと効果とは?
スクラブとは、細かい粒子を含んだ洗浄剤の事で、洗顔に使用する「スクラブ洗顔」やカラダに使用する「ボディスクラブ」などがあります。
スクラブを使うと、肌が細かい粒子で研磨され、古い角質や毛穴の汚れを除去できます。
古い角質を剥がす事は、肌の新陳代謝を高めて、新しい肌の生まれ変わりを助けます。
肌は毎日新しい細胞に生まれ変わり、古くなると角質となって、自然に剥がれ落ちるメカニズムを持ち、これを「ターンオーバー」と呼びます。
年齢や紫外線など、外部からのストレスによってこのターンオーバーは遅くなり、肌の表面に角質を溜めてしまいます。
スクラブは毛穴や肌の汚れを落とすだけではなく、このターンオーバーを正常に戻し、肌の機能を回復させる効果もあるのです。
スクラブは顔だけでなく、唇やカラダのケアにも使えるので、部分に合ったスクラブで、全身の肌を綺麗にしましょう。
次項ではさっそく、身近にある3つの材料を使った、簡単なスクラブの作り方をご紹介します。
簡単!「砂糖」を使ったスクラブの作り方
「砂糖」を使った「シュガースクラブ」のご紹介です。
砂糖は食品なので安心して使え、肌への刺激も少なく、全身に使用できます。
また肌をしっとりさせる効果がある他、バリア機能を強くする働きもあり、肌の調子を整え健康に導きます。
シュガースクラブには、角質除去や保湿効果だけでなく、日焼けした肌の炎症を鎮める効果もあります。
手作りの「シュガースクラブ」は、市販のスクラブよりも美肌効果が高いと言われ、材料費は市販のものより安くできるので、試したい人には必見です。
【材料】
・容器(ガラス瓶など)
・砂糖 大さじ4
・キャリアオイル(ココナッツオイル) 大さじ1
・ハチミツ 小さじ1
・エッセンシャルオイル(ペパーミントとオレンジ) 5~6滴
【作り方】
容器に、砂糖から材料表示の順番に入れ、混ぜるだけで簡単に出来上がります。
顔や唇では、砂糖の粒子の細かい物を使うと肌に優しく、カラダで「かかと」などしっかりケアしたい場合は、粗めのグラニュー糖など使うと効果的です。
キャリアオイルは100%植物油の事で、肌に直接つけられるオイルを指し、ココナッツオイル以外にもホホバオイル、オリーブオイルなどがおすすめです。
エッセンシャルオイルはなくてもよいですが、お好みで入れると香りでリフレッシュでき、簡単なアロマ効果も得られます。
これも簡単!「塩」を使ったスクラブの作り方
「塩」を使った「ソルトスクラブ」のご紹介です。
塩も食品なので安心ですが、市販の塩は、結晶が四角く砂糖よりも粒子が大きいため、肌への刺激が強めです。
そのため、デリケートな顔などに使う場合は注意が必要です。
また傷口や、赤みやかぶれのある部分、粘膜などの部分の使用は避けましょう。
塩はスクラブの効果が高いので、角質のたまりやすい「肘」や「ひざ」、「かかと」などカラダの使用に向いています。
くすみや黒ずみの気になる関節や、角質のたまりやすい背中など使用すると、肌を滑らかにし、透明感がでます。
塩には水分を吸収する作用もあるので、カラダの余分な水分を取り、むくみにも効果を発揮します。
●ザラザラ感が強めなスクラブ
【材料】
・塩(天然塩) 大さじ1
・キャリアオイル(ココナッツオイル) 3~4滴
●オイル感が強めなスクラブ
【材料】
・塩(天然塩) 大さじ1
・キャリアオイル(ココナッツオイル) 大さじ1
【作り方】
容器にそれぞれの材料を入れ、かき混ぜるだけで、こちらも簡単に手作りできます。
オイルは肌や好みに合ったキャリアオイル(オリーブオイル、ホホバオイルなど)使用し、お肌が刺激に弱い人は、オイルの分量をもっと増やすのも良いでしょう。
こちらもおすすめ!「重曹」を使った簡単なスクラブの作り方
「重曹」を使った、「重曹スクラブ」のご紹介です。
重曹には、タンパク質を柔らかくする作用があります。
重曹スクラブは、皮膚を柔らかくする作用と、重曹の粒子の研磨作用の両方を持つため、より高い効果が期待できます。
また、重曹スクラブは顔にもカラダにも使えるので、魅力的です。
●重曹スクラブ
【材料】
・重曹 大さじ2
・キャリアオイル(オリーブオイル) 大さじ1
【作り方】
オイルは、肌や好みに合ったキャリアオイル(ホホバオイルなど)使用しましょう。
こちらも、2つの材料を容器に入れて混ぜ合わせるだけで、簡単に作れます。
もう1つ、ボディケアの重曹スクラブとして、おすすめのレシピをご紹介します。
さらに美白効果を高めるためにレモン汁と合わせてみましょう。
●美白効果を高める重曹スクラブ(ボディ用)
【材料】
・重曹 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
【作り方】
容器に材料を入れ、好みのペースト状になるようにレモン汁を調整して加え、混ぜます。
かかとのガサガサには、保湿効果のある「重曹とキャリアオイルのスクラブ」、脇や膝などの黒ずみには、美白効果のある「重曹とレモン汁のスクラブ」など使い分けるとより効果的です。
ただし重曹は強い作用を持つので、肌に合うか、パッチテストを行ってから使用することをおすすめします。
スクラブを使用する時の注意点と使い方
スクラブを使用する時には、いくつか注意する事があります。
●肌が乾いた状態では使用しない
乾いた肌は傷つきやすく、かさかさしている場合など、直接スクラブを使うとかえって状態を悪くしてしまいます。
必ず肌を濡らした状態で使用しましょう。
スクラブを使う時は、
・肌にホットタオルを5分ほど当ててから使用する
・入浴時に、一度顔やカラダを洗い、湯船に浸かった後使用する
など心がけましょう。
●強くこすらない
肌をすぐに綺麗にしようと、力を入れて強く擦るのは禁物です。
粒子の細かい砂糖のシュガースクラブであっても、肌を痛める可能性があります。
肌を労わるように、撫でるくらいの強さで十分効果を発揮するので、力を加減して行いましょう。
●スクラブの使用は「週に1回」程度に
効果の持続を期待して、毎日スクラブを使用したくなりますが、「週1程度」で行いましょう。
頻繁にスクラブを使うと、肌のターンオーバーの周期を乱し、皮脂の分泌を過剰にしたり、逆に乾燥がひどくなる事もあるので、頻度に注意しましょう。
●肌が弱っている時は使用を避ける
これらに注意して、スクラブをさっそく使ってみましょう。
濡らした肌にスクラブを乗せ、優しくマッサージした後、洗い流します。
ご紹介してきた作り方の簡単な3つのスクラブを是非試してみましょう。
メンズの素肌ケアに必要な事と注意点
男性と女性では、肌の質や特徴が違います。
男性の肌の特徴と、スキンケアで気を付けたいポイントをご説明します。
<男性の肌の特徴>
●男性は皮脂の分泌が多い
男性ホルモンには、皮脂の分泌を促進させる働きがあります。
また、肌の角質を増やしてしまう作用もあるので、女性より毛穴が詰まりやすく、男性の方がニキビの出来やすい傾向にあります。
●男性の肌も乾燥する
前述したように、男性は皮脂の分泌が多い特徴があり、ベタつきを感じるため、実際には肌が乾燥していても、気づきにくい傾向にあります。
乾燥肌は、肌を保護しようと、より皮脂の分泌を促してしまう事もあります。
ベタつきを気にして、洗顔を頻繁に行うと、さらに乾燥肌が進行してしまうので、要注意です。
●男性は肌へのダメージが女性よりも多い
男性は毎日、髭を剃る人が多いと思います。
刃物を直接当てる髭剃りは、肌への負担が大きく、角質がそげた状態になります。
角質を取りすぎると、バリア機能がなくなり、肌にダメージを与えてしまいます。
<男性の気を付けたいスキンケア>
男性の中には、お湯だけで洗顔する人もいるようですが、汚れや不要な皮脂を落とすためにも、洗顔料を使用しましょう。
その後、今回ご紹介した作り方の簡単な手作りの「スクラブ」で、優しく肌をマッサージし、洗い流します。
最後に、乾燥を防ぐため、男性用の化粧水、乳液やクリームなど使用し、スキンケアの効果をアップさせましょう。
簡単な手作りスクラブで、メンズもツルツル素肌を目指そう
現代の男性は、年代を問わずスキンケアに熱心な人が増えています。
綺麗な肌は、外見の印象を良くし、仕事や対人の評価向上にも影響を与える他、自分に自信が持てたり、心地よい気分で過ごす事が出来ます。
ご紹介したスクラブの作り方を参考に、手作りスクラブの簡単なケアで、ツルツルの素肌を実感してみましょう!