1日の洗顔の回数には望ましい回数があると聞いたことはないでしょうか?
それは一体どんな理由からであるのかはご存知ですか?
また、洗顔には正しいやり方というものもあります。
ここでは、それらのことについてご紹介していきます。
1日何回洗顔してる?
男性と言えども、「肌は綺麗に保ちたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
少なくとも筆者はそう思います。
肌の中でも特に人目に触れるのは、「顔」かと思います。
そして、この顔の肌を綺麗に見せるためにも重要なこととなるのは、やはり洗顔でしょう。
例えば、部屋を綺麗に保ちたい場合に、掃除をするのと同じようなものです。
しかし、部屋の掃除であればこまめにするべきでしょうが、洗顔の場合はそうはいきません。
1日の洗顔回数が多いと、肌は綺麗に保てているようにも思えますが、そうでもありません。
洗顔の目的は、肌についた汚れや、余分な皮脂を洗い流すことですよね。
汚れはともかく、皮脂については、「余分な」というのが意外と大切で、洗顔を1日に何度もやり過ぎてしまうと、肌に必要な分の皮脂まで洗い流してしまいます。
これはもちろん肌に良くありません。
また、回数の他にも、洗顔をする時に強く擦ってしまったり、適していない洗顔料を使っていたりすることも、肌には良くありません。
肌を綺麗に保つためには、これらを踏まえた洗顔回数、洗顔法を実践していくことが必要になります。
1日の洗顔回数が多いデメリット
1日に洗顔をやり過ぎると、肌には良くないと先程述べましたが、ではどのように良くないのか、もう少し詳しく述べてみようと思います。
洗顔をすると、肌に付いた汚れと共に、皮脂も洗い流されます。
この皮脂には、乾燥や雑菌から肌を守る役割があるので、皮脂は肌にとって、ある程度必要なものです。
しかし、洗顔回数が多すぎると皮脂を落としすぎて、肌が乾燥してしまうことになります。
では、皮脂が不足し、肌が乾燥してしまうとどうなるのかと言うと、体はそれを補うべく、皮脂を沢山分泌するようになります。
皮脂はつまり油ですので、こうなると肌のベタつきやテカリの原因となります。
つまり、皮脂が気になるからといって、1日の洗顔回数を多くし過ぎると、かえって皮脂が多く、ベタつく肌になってしまうのです。
また、顔は体の他の部位と比較して皮膚が薄く、特に目元は体の中でも最も皮膚が薄い部位です。
そのため、あまり刺激などに強くなく、デリケートだと言われます。
ゆえに、例え優しく洗顔をしていたとしても、1日の洗顔回数が多いことは、デリケートな肌に過剰な刺激を与えることに繋がるため、望ましくありません。
1日に必要な洗顔回数
それでは、1日に必要な洗顔回数とは何回なのでしょう。
結論から述べさせていただくと、これは2回です。
この回数なら、皮脂を落とし過ぎることもなく、また、肌が汚れた状態を放置し過ぎることもありません。
多くの方は夕方から夜にかけて入浴をし、その際に洗顔をする方も多いかと思います。
すると、眠りに就く時には皮脂は少ないはずです。
そこから、朝起きる頃にはまた皮脂が多い状態になっています。
ここで1度洗顔をして、また皮脂の量をリセットしておくことで、再び入浴と洗顔をするタイミングと、皮脂が多くなっているタイミングを合わせられます。
生活のサイクルは人それぞれだと思いますが、ご自身が入浴するタイミングを起点に、おおよそ12時間おきくらいと考えてもらえると良いかと思います。
1日の洗顔回数についてはここまで述べてきた通りですが、肌を綺麗に保つ為には、その他に洗顔方法などにも気をつけなければなりません。
洗顔は1日2回にしていても、汚れが十分に落ちていなかったり、肌にダメージを与えるような洗顔法では意味がないのです。
洗顔回数以外にも大事なこと
先程までは、1日の洗顔回数を軸に進めて参りましたが、より肌を綺麗に保つ為には他にも重要なことがあります。
例えば洗顔料や、洗顔方法はとても重要なことです。
洗顔用でない石鹸や、刺激が強かったり、自分に合っていない洗顔料では、肌に対して良くないであろうことは想像に難くないでしょう。
洗顔方法にしても、悪い洗顔方法では肌を痛めつけるようなものです。
また、洗顔をしたらそれで終わり、ではなく洗顔の後には肌のケアをすることも必要になってきます。
特にこの洗顔後のケアについては忘れられがちではないでしょうか。
これらについてもしっかり認識しておくことが大切です。
洗顔料と洗顔方法
自分に合った洗顔料を使うことは大切ですが、どのようにするべきでしょうか。
これらは、ポイントを押さえておけばそう難しくないはずです。
洗顔料を選ぶ時のポイントは、ご自身の肌質に合ったものを選ぶ、ということが最も重要です。
人それぞれ、年齢や肌質には違いがありますが、肌質によって洗顔料に求めることは変わってきます。
自分の肌質を考え、目的意識を持って洗顔料を選ぶことが肝心です。
洗顔方法のポイントはいくつかありますが、順に挙げていきましょう。
まず1つ目のポイントは、手を清潔にすることです。
汚れた状態の手で洗顔をしても、良いことがないのは想像に難しくないでしょう。
2つ目のポイントは、先にぬるま湯で顔をすすいでおくことです。
こうして、ホコリなどの汚れをあらかじめ落としておきます。
3つ目のポイントは、洗顔料をよく泡立てることです。
しっかりと泡立てることで、肌への摩擦を抑えられます。
4つ目のポイントは、擦らずに優しく洗顔することです。
顔の皮膚は薄く、デリケートなので、優しく洗いましょう。
5つ目のポイントは、洗顔料をよく洗い流すことです。
洗顔料が残ってしまうと、肌荒れなどの原因となるため、しっかりと洗い流しましょう。
最後のポイントは、清潔なタオルで優しく水分を取ることです。
清潔なものを使うのは当然として、ここでゴシゴシと擦ってしまっては元も子もありません。
これらに加えて、1日の洗顔回数を2回とすれば、洗顔については問題ないでしょう。
洗顔の後にすべきこと
1日の洗顔回数や、洗顔方法などに気を使っていても、まだ終わりではありません。
洗顔の後には肌のケアが必要になってきます。
それはつまり、肌を保湿することです。
皮脂を落としすぎない洗顔回数や、洗い方を心掛けたとしても、どうしても洗顔の直後は皮脂が少なくなり、乾燥しやすいものです。
肌が乾燥してしまえば、活発に皮脂が分泌されてしまいます。
この辺りについては、前の方でも述べましたね。
しかし、そうであるならば肌の潤いを補ってあげれば良いのです。
そのためには、化粧水や美容液を使うことになります。
これらを使う場合、基本的には化粧水、美容液、乳液の順に使ってケアをしますが、オールインワンのものを使えばそれ1つで事足ります。
面倒くさがりな方はオールインワンのものを使うことをおすすめします。
洗顔は肌のために
肌を綺麗に保つには、1日の洗顔の回数や、洗顔法など、いろいろなことが関わってきます。
しかし、共通して言えることは、肌を労るということです。
たいていの人は、乱暴に扱われるのは嬉しく思わないでしょう。
それと同じように、肌も労ってあげたほうが喜ぶのです。