前髪のベタベタをなんとかしたい!それを直す方法をご紹介!

しっかりシャンプーをしても、半日も経つとベタベタになりがちな前髪。

そんな髪や頭皮のベタつきに悩んでいる男性は、少なくないと思います。

実は、そんな悩みの種であるベタベタは、無意識に過ごしている生活の中で引き起こされている場合もあるのです。

この記事では、そのベタベタの正体や原因を探りつつ、前髪のベタつきを直す方法についてご説明していきます。

中高年の男性に多い?前髪の嫌なベタベタ!

前髪や頭皮のベタベタは、皮脂の分泌量が過剰になって起ります。

そして、このような頭皮のベタベタは、中高年の男性がなりやすいイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

確かに、男性の皮脂分泌量は、女性の皮脂量のおよそ2~3倍にも及び、男性ホルモンの影響で皮脂が盛んに分泌される傾向にあります。

女性は20~30代をピークに皮脂量が減少していく一方で、男性の場合は、思春期以降からその分泌量に大きな変化はなく、50~60代まで皮脂は盛んに分泌されます。

したがって、「髪や頭皮のベタつき=中高年男性」というイメージは誤りで、男性にいたっては、若くても中高年でも年齢には関係なく、皮脂の分泌量に変化はありません。

以上のことから、女性より男性の方が、どうしても髪や頭皮がベタつく傾向にあります。

しかし、そうは言っても、改善できるものならベタつき対策をしていきたいものです。

では、その前髪のベタベタを直すために、ベタつきの原因である皮脂について詳しく見ていきましょう。

前髪のベタベタ原因は皮脂にアリ!皮脂ってなに?

そもそも皮脂は、肌を外部の刺激から保護する役割があります。

その肌を守っている皮脂は、皮膚内部の小さな腺である「皮脂腺」から分泌され、特に頭皮は、てかりやすい額や鼻のTゾーンのおよそ2倍もの皮脂腺が存在しています。

皮脂腺から分泌される皮脂は、毛穴から出た汗と混ざり合って「皮脂膜」になり、肌や頭皮の表面を覆うようなバリア機能を作ります。

その皮脂膜が、肌や頭皮を外部のダメージから守ったり、保湿をしたり、雑菌の増殖を防いだりしているのです。

上記のことだけを踏まえてしまうと、皮脂が盛んに分泌されている男性ほど、頭皮が皮脂膜によってがっちりと守られていると、イメージしてしまうでしょう。

しかしながら、皮脂の過剰な分泌は、皮膚の常在菌である「マラセチア菌」の異常繁殖を引き起こし、それがフケや痒みなどの頭皮トラブルに繋がりかねません。

では、なぜ皮脂の分泌量が増えてしまうのでしょうか?

次項では、前髪や頭皮のベタベタを直すために、皮脂の分泌量を抑えていく方法をご紹介していきましょう。

それが過剰な皮脂の原因に!生活習慣を見直すために

皮脂の過剰分泌には、実は、普段の生活習慣の中に隠れている場合が多いです。

したがって、その原因である生活習慣を見直すことが、前髪や頭皮のベタベタを改善するより良い方法です。

では、皮脂が過剰に分泌されてしまう原因を見ていきましょう。

・食生活の偏り

皮脂の分泌量は、毎日の食生活が大きく影響されており、皮脂の分泌が増えてしまう元は、動物性脂質にあります。

動物性脂質は、主に脂っぽい食事や外食、ファストフードに多く含まれています。

仕事で忙しかったりすると、どうしても外食に頼りがちですが、できるだけカロリーの低い、バランスの取れた食事に見直しましょう。

・シャンプーが頭皮に合っていない

シャンプーの洗浄力の強さは、皮脂の分泌量に関係しており、シャンプー選びも重要になってきます。

洗浄力が弱すぎる場合、皮脂や汗などの汚れが残ってしまい、フケや痒みなどの頭皮トラブルに繋がる可能性があります。

しかしながら、逆に洗浄力が強すぎても、頭皮に必要な皮脂が取り除かれてしまい、それを補おうと、更に過剰な皮脂分泌を誘発してしまいます。

したがって、自分の頭皮に合ったシャンプー選びをすることが、皮脂の分泌をうまく整えることにも繋がります。

・ストレスによる血行不良

血行不良は、体の新陳代謝を悪化させ、それによって、古い皮脂が頭皮に溜まりやすくなってしまいます。

血行不良の主な原因は、日々の中で積み重なるストレスにあります。

ストレスは血管を収縮させる働きがあり、それが血行不良を招きます。

できるだけ、趣味などでストレスを発散するようにしてください。

以上のことを改善するには、日々の継続的な見直しが重要になるので、長期的な視野が必要になります。

また、その中でも、毎日行っているシャンプー方法も大事になってきます。

それについて、次項で詳しく見ていきましょう。

正しいシャンプーのやり方を知ろう!

毎日行っているシャンプーですが、頭皮のベタベタが気になると、どうしてもそれを落とそうとガシガシと洗ってしまいがちです。

実は、そんな頑固な洗い方が、皮脂の過剰な分泌を促している可能性があります。

シャンプーの正しい方法を知り、自分のやり方を見直すようにしましょう。

①ブラッシング

シャワーを浴びる前に、髪のほこりや汚れを落とすために、ブラッシングをします。

②お湯で予洗いをする

シャンプーの前に、まず髪の毛をお湯でよく洗い流しましょう。

お湯で予洗いをするだけで、髪の毛の大半の汚れを洗い流すことができます。

髪の毛だけでなく、頭皮も優しく洗い流してください。

③シャンプーをよく泡立てて洗う

シャンプー1回分の分量としては、基本的に100円玉、ロングヘアの方は500円玉ぐらいを目安として使いましょう。

髪の毛につける前に、まず手のひらでしっかりと泡立てることが大事で、そうすることで、髪や頭皮へのダメージを抑えることができます。

洗う際は、前髪や頭皮のベタベタを落とすためにゴシゴシと擦らず、優しくマッサージするように洗ってください。

④洗い流し

シャンプー液が残らないように、時間をかけて行ってください、

洗い残しは、頭皮トラブルの元になりますので、しっかりと洗い流しましょう。

⑤ドライヤーは8割を目安に

まずは、タオルでできるだけ髪の水分を拭き取り、ドライヤーを使う時間を短縮しましょう。

ドライヤーで乾かす際は、乾かしすぎによる髪の痛みも考慮し、8割を目安にしてください。

以上が、より髪や頭皮に優しいシャンプーのやり方です。

シャンプーをする際は、是非この方法で行ってみてくださいね。

ベタベタの前髪を直すベビーパウダー!その効果と成分は?

これまで、頭皮の皮脂分泌を抑えるための生活習慣や、シャンプーのより良いやり方などをご紹介してきました。

しかしながら、これで前髪のベタベタを直すとなると、先ほども述ベタように、長期的な積み重ねの改善が必要となってきます。

そこで、前髪や頭皮のベタつきを改善する、ベビーパウダーが今注目されています。

ベビーパウダーと言えば、赤ちゃんの肌荒れ予防に使う、専用のパウダーです。

ベビーパウダーの主成分には、「コーンスターチ」や「タルク」が含まれてます。

「コーンスターチ」は、とうもろこしを原料とする植物性でんぷんで、吸水性に優れており、「タルク」は、石(かっせき)と呼ばれる鉱石を粉末状にしたもので、撥水性の作用があります。

また、これらを主成分とするベビーパウダーには、皮脂や水分のバランスを整える働きがあります。

こういった効能から、髪や頭皮のベタつき対策として話題になっているのです。

では、前髪への具体的な使い方をご紹介していきましょう。

前髪のベタベタを直す方法!ベビーパウダーのつけ方

では早速、前髪のベタベタを直接的に直す、ベビーパウダーの使い方をご紹介しましょう。

①まずはブラッシングをして、髪に付着した汚れを取り除きましょう。

そうすることで、ベビーパウダーも髪に馴染みやすくなります。

②小さじ1杯分ほどベビーパウダーを、片方の手のひらに広げます。

③パウダーをつける方の指の腹で、パウダーを少し取り、おでこと接している前髪の裏側に馴染ませていきます。

④最後に、粉が浮かないようにブラッシングをして整えてください。

以上が、前髪のベタベタを改善する、ベビーパウダーのつけ方です。

ベビーパウダーを使うときは、外出前の髪の毛をセットした後、または、ベタつきが気になるときに使いましょう。

また、前髪だけでなく、ベタついた頭皮にマッサージするように馴染ませる方法もあります。

上記のやり方を参考にしながら、是非実践してみてくださいね。

ベビーパウダーを使いながら生活習慣を見直していこう!

前髪のベタつきを改善するには、まずは過剰な皮脂分泌の元になる、乱れた生活習慣やシャンプーを見直すことが重要です。

また、前髪や頭皮のベタつきを予防する方法として、ベビーパウダーが効果的であることが分かりました。

しかしいずれにしても、ベビーパウダーが根本的な原因の改善策になるわけではないので、焦らずゆっくりと、生活習慣を改善していきましょう。