前髪を増やすカットで薄毛をカバー?!薄毛に合うヘアカット

男性が年齢を重ねてくると、だんだん髪の毛の量が気になってくることがあります。

特に、髪の毛が薄くなってくると、前髪の量も気になってくることでしょう。

ここでは、薄くなってきた髪の毛をカバーするために、「前髪を増やすカットはあるのか」についてや、髪の毛が少なくても似合うヘアカットについてご紹介していきます。

更に、薄毛の原因も併せて追究していきます。

カットよりも大事!前髪が薄くなってきた原因は?

前髪を増やすカットがあるかについてご紹介する前に、前髪が薄くなってしまう原因について考えてみましょう。

まず、中年男性で前髪が薄くみえてしまう原因として、「男性型脱毛症(AGA)」が考えられます。

男性型脱毛症の症状としては、髪の毛が細くなったり、伸びなくなったりするほか、抜け毛が増えることが挙げられます。

そんな男性型脱毛症の原因は、男性ホルモンの乱れによるものだとされています。

男性ホルモンであるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素と結びつくことによって、DHTという男性ホルモンになります。

しかし、そのDHTこそが髪の毛の環境を悪くさせる一番の原因であり、髪の毛が細くなったり伸びなくなったりしてしまう等のトラブルを起こすといわれているのです。

男性型脱毛症は症状の進行が早く、男性型脱毛症によって抜けてしまった髪の毛は再び生えてくることはありません。

そのため、男性型脱毛症の疑いがある場合には早めの対策が必要となります。

また、前髪の薄毛として他に考えられる原因は、皮脂や汗によって頭皮に菌が繁殖してしまって起こる「脂漏性皮膚炎」や、パーマやカラーの刺激によって起きる「接触皮膚炎」・「円形脱毛症」が考えられます。

自分の前髪がなぜ薄くなってきたのか原因を解明することは、薄毛の根本的解決に繋がりますので重要です。

薄毛が気になり始めたら、原因を突き止めて、早めの対策を講じましょう。

前髪を増やすことが難しい!見直したい生活習慣①

前項では、前髪が薄くなってしまう原因についてお話ししてきました。

ここでは、薄毛を招きやすい注意すべき生活習慣をお伝えしていきます。

①食生活の乱れ

食事をおろそかにすると、髪の毛を作るのに必要な「たんぱく質・ミネラル・ビタミン」が十分に摂取することができず、髪の毛にも栄養が行き渡りません。

現代人の昼食は簡単になりがちで、十分に栄養を得られない場合が多いですから、家庭で食べる朝食・夕食時にバランスよく栄養を摂るよう心がけましょう。

その際に、納豆や豆腐などの大豆食品を積極的に摂取すると、男性型脱毛症の原因となる5αリダクターゼを抑制する効果が期待されていますので、症状がでてきる男性は積極的に食べることをおすすめします。

逆に、飲酒はDHTを増やす作用があるといわれていますので、アルコール類は飲みすぎることなく、ほどほどの量を楽しみましょう。

ほかには、油っぽいものや塩分が多いものは頭皮の環境を悪化させる可能性がありますので、こちらも取り過ぎない努力が必要です。

②ストレス

ストレスは、体にさまざまな悪い影響を与えます。

ストレスが溜まると血の流れが悪くなり、当然頭皮の血の流れも悪くなってしまいます。

血の流れが悪ければ、髪の毛の栄養を十分に届けることができなくなり、結果として薄毛になってしまう場合があるのです。

前髪をカットで増やすことを考えるだけでなく、食事やストレスにも気をつけて、薄毛の原因から解決できるようにしてみてくださいね。

前髪を増やすことが難しい!見直したい生活習慣②

引き続き、前髪によくない生活習慣についてお話ししていきます。

③運動不足

仕事で忙しい日々をお過ごしの男性にとって、運動を日常生活に取り入れるのは難しいことが多いですよね。

しかし、運動不足の状態が続くと、肥満の原因にもなりますし、血液の流れが滞ることで毛根に栄養が十分にいきわたらなくなり、薄毛の原因になってしまうこともあるかもしれません。

④喫煙

喫煙も他の原因と同様に、血流を悪化させる原因となるため、毛根に栄養が十分に行き届かずに薄毛に繋がる恐れがあります。

また、喫煙によって髪の毛の生成を助けるビタミンが破壊されますし、薄毛以外にもガンの原因となる恐れもありますので、吸い過ぎは控えましょう。

公共の場での分煙・禁煙が進んだため、喫煙している男性は昔ほどは多くはないと思います。

しかし、もし薄毛で悩んでいる方に喫煙の習慣がある場合には、思い切って禁煙してしまうのもいいのではないでしょうか。

以上、薄毛を招く生活習慣についてご紹介しました。

「前髪が足りないから」とカットで補うことも大切ですが、これらの生活習慣を見直せば、前髪を自然に増やすことにつながるかもしれません。

短髪がおすすめ!前髪を増やすよりも格好良くみえるカット

全体的に薄毛になってきている場合も含め、前髪が薄くなってきた男性は、前髪を増やすように見える髪のカット方法がないかについて一度は考えるのではないでしょうか?

しかし、この方法はあまりおすすめできません。

なぜなら、薄毛になっている部分と長い部分の差が明るみになり、かえって薄毛を強調することになりかねないからです。

そこで、前髪の薄い男性にオススメしたいヘアカットは「短髪にする」ことです。

短髪のいいところは、地肌が髪の毛の間から透けるようなるため、薄くなっている部分をカムフラージュできることです。

無理に隠そうとはせず、思い切って短髪にしてしまったほうがスッキリしますし、薄毛もあまり気にならなくなるはずです。

以上に追加して気をつけてほしいポイントは、「サイドを長くしない」ということです。

サイドが長いと、薄くなった前髪が目立ってしまい、全体のバランスが悪くなってしまいます。

薄毛になってしまった部分を目立たせないためにも、ぜひ短髪にチャレンジしてみてください。

前髪が薄くても似合うヘアカット!ソフトモヒカンで髪にボリュームを

前項の通り、前髪を増やすように見える髪のカットは難しいので、前髪が薄い男性にも似合うヘアカットをこれからご紹介していきます。

まず、髪の毛のベースの長さは、前項でもお話しした「短髪」がおすすめです。

そして、薄毛の男性に試してもらいたいヘアカットは、「ソフトモヒカン」です。

このヘアカットは、若い男性だけでなく中年の男性にも似合うヘアカットになります。

ソフトモヒカンにすると、サイドを刈り上げることによって、髪が薄くなった部分を目立たせない効果があります。

ソフトモヒカンにするコツとしては、前髪が薄いと頭頂部も薄くなっていることが多いのですが、トップをあまり長くし過ぎないことです。

そうすることによって、頭頂部の薄毛とトップの長さの差を分かりにくくすることができるのです。

また、ソフトモヒカンのカットなら、頭頂部が薄毛でも、髪の毛にボリュームをつくることが可能になります。

ソフトモヒカンは、いろいろアレンジが効くヘアカットですので、自分に合ったバランスを見つけてみてください。

まだある!前髪が薄くても似合うヘアカット

前髪が薄くても似合うヘアカットはまだあります。

まずおすすめしたいのが、「ベリーショート」にしてしまうことです。

このヘアカットなら、薄毛が目立たなくなるだけでなく、中年男性にとって大事な清潔感を出すこともできます。

髪の毛がすっきりとしますので、白髪や髭をはやしてもカッコよく決まりますよ。

二つ目におすすめなのは、「オールバック」です。

このヘアカットは、スタイリング剤をつけて髪の毛を後ろに流すことによって、大人の雰囲気を出すことができます。

サイドのボリュームを抑えたツーブロックを取り入れることもおすすめです。

どのヘアカットも、前髪を無理に作ることはせず、短髪にすることによって薄毛を目立たなくさせます。

前髪がどうしても欲しい男性は、前髪の長さを適度に増やすことで薄毛との差を目立たなくし、サイドは短く仕上げましょう。

前髪の長さは、美容院で相談してみましよう。

薄毛には前髪を増やすよりも短髪でスッキリみせよう!

薄毛になってしまう原因や見直すべき生活習慣についてお話ししてきました。

薄毛になってしまっている場合、ヘアカットは、前髪を増やすようなカットを探すよりも短髪にしたほうがかえって薄毛を目立たせなくできます。

薄毛に似合うヘアカットをいくつかご紹介しましたので、一度お試しください。