ついつい、前髪を切りすぎて失敗してしまったことってありませんか?
前髪は顔の印象を大きく変えるものですから、「なんとかして早く伸ばす方法はないものか」と考えるものです。
ここでは、切りすぎてしまった前髪をできるだけ短期間で伸ばす方法についてまとめました。
前髪は失敗してしまう事例が多い
前髪だけを切りに美容院に行くのは、なんだか面倒だと感じることはありませんか。
そのため、前髪だけなら自分で切ってしまうという方も多いでしょう。
しかし、前髪はお顔の印象を大きく変えるパーツであり、失敗してしまうと取り返しのつかないことになってしまうこともあります。
こうした前髪の失敗例は数多くあり、その中でも、前髪がぱっつん気味になってしまったり、長さが不揃いになってしまったり、短くなりすぎてしまったりなどの失敗が多いようです。
こうなると、明日からどんな髪型にしていいのか悩んでしまいますし、周りにも「前髪切るの失敗した?」といわれてしまうかもしれません。
前髪を切りすぎてしまった際、なんとか短期間で伸ばす方法はあるのでしょうか。
次項で解説していきます。
髪の毛の伸びる期間はある程度決まっている
前髪をセルフカットして失敗してしまったとき、その前髪はもとに戻すことはできません。
しかし、失敗してしまった前髪のまま放っておくわけにもいきませんよね。
では、どうにかして前髪を早く伸ばす方法はないのでしょうか。
●髪の毛が伸びる期間はある程度決まっている
実は、私たちの髪の毛の伸びる期間はある程度決まっており、1日に約0.3~0.4ミリ程度、1ヶ月で計算すると、1センチほど伸びることになります。
そして、この期間は人によって個人差があり、季節によっても伸びる早さは変化します。
特に、寒い冬の時期は頭皮だけでなく全身の血行が悪くなります。
そうなると、髪の毛に必要な栄養素を行き渡らせることができず、栄養不足になりがちです。
そのため、夏に比べると冬の方が髪の毛は伸びるスピードが遅い傾向にあるのです。
このように、髪の毛は血行状況や環境によって伸びる期間が変化します。
髪の毛は、急激に伸ばすことは困難ですが、頭皮環境を整え必要な栄養素を行き渡らせることで、伸びるスピードを正常に戻すことはできます。
そもそも、髪の毛が伸びる原理は、毛根の奥深くにある毛母細胞が細胞分裂し増えることで伸びていきます。
そのため、この毛母細胞に酸素や栄養をしっかりと行き渡らせることで、髪の毛の伸びが促進される可能性があります。
では、どうやって髪の毛へ栄養素や酸素を行き渡らせることができるのでしょうか。
短い期間で前髪を伸ばす方法①
先ほどもお伝えしたように、前髪には伸びる期間がある程度決まっているので、劇的に前髪を伸ばすことは不可能になります。
しかし、髪の毛が伸びやすい環境を整えてあげることで、髪の毛の伸びを早めてあげることはできるかもしれません。
前髪を少しでも早く伸ばすためには、頭皮の血行をよくし、毛母細胞に栄養を行き渡らせてあげることです。
そのためにできる方法としては、「頭皮マッサージ」が挙げられます。
髪の毛を伸ばすために必要な栄養や酸素は、血液によって運ばれます。
頭皮の血行が悪いと、これらの必要な栄養を髪の毛に運ぶことができず、髪の毛の生育に影響を及ぼします。
頭皮マッサージをすることで、血行を促進させ、酸素や必要な栄養素を髪の毛に行き渡らせることができるようになります。
マッサージをする際は、10本の両手の指の腹で優しく頭皮を押さえ、頭皮全体を円を描くようにマッサージしていきます。
その際、前髪の生え際もしっかりとマッサージしておきましょう。
短い期間で前髪を伸ばす方法②
髪の毛は、私たちが食べている食事から作られています。
短期間でなるべく前髪を伸ばすためには、必要な栄養素をしっかりと摂取することも重要です。
普段から外食ばかりしていたり、スーパーやコンビニなどで買った食べ物を食べているという男性は多いかもしれません。
また、極端なダイエットを行っている方はいませんか?
このような食生活の場合、身体だけでなく髪の毛も栄養不足になっている可能性があります。
髪の毛にとって重要な3大栄養素は、タンパク質、ミネラル、ビタミンになります。
そして、髪の毛を構成している主な成分は、ケラチンというタンパク質です。
ですから、特にタンパク質は髪の毛の生成に欠かせない栄養素となります。
また、そのタンパク質を再合成するための亜鉛(ミネラル)も重要な栄養素になるのです。
さらに、ビタミンは髪の毛を生成を助けるサポートとしての重要な役割があります。
これらの栄養素をバランスよく摂り入れることで、髪の毛の成長を促進し結果前髪を少しでも伸ばすことができるようになるかもしれません。
髪の毛の生成に必要な食材を、バランスを意識して摂取しましょう。
前髪を短期間で伸ばすためには質のよい睡眠を取ること
睡眠と髪の毛は、一切関係のないように思えますが、実は大きく関係しています。
前に、髪の毛が伸びる原理は、毛母細胞の細胞分裂によるものとお伝えしましたが、この細胞分裂には「成長ホルモン」の分泌が必要になります。
そして、この成長ホルモンは髪の毛だけでなく私たちの活動源としても使用されるため、生命に関わることのない髪の毛は後回しにされがちです。
そもそも、成長ホルモンは、どのタイミングで分泌が活発になるかといいますと、入眠後3時間に最も分泌されるといわれています。
この3時間の間にいかに、質のよい睡眠を取れるかが、成長ホルモンの分泌量に大きく変わってくるのです。
質のよい睡眠を取るためには、眠る前にリラックスした状態で過ごすことが大切です。
よく、寝る前にテレビやパソコン、スマホなどを見てしまう方も多いと思いますが、これらは睡眠の質を下げてしまう傾向にありますので、なるべく睡眠前には控えるようにしましょう。
また、成長ホルモンの分泌は夜の10時から深夜2時にかけて最も活発になるといわれていますので、なるべくこの時間帯に眠りにつけることが理想です。
質のよい睡眠を取り、成長ホルモンの分泌を促すことで、結果として前髪を短期間で伸ばすことができるかもしれません。
前髪が伸びるまで待てない!セット方法
ここまで、前髪を短期間で伸ばす方法についてご紹介してきました。
ただし、この方法は劇的に伸びるというわけではありませんので、すぐに対処したい方は途方にくれてしまいますよね。
すぐにできる対処法としては、やはり髪の毛をセットしてごまかしてしまうことです。
その際、おすすめのセット方法としては、前髪をワックス等で固めて、アップヘアにするのがおすすめです。
このセット方法でしたら、たとえ前髪が揃っていても、短くても違和感が少ないセット方法だと思います。
また、アップヘアだけでなく、横に流してセットしてもよいでしょう。
前髪を切りすぎてしまったとき、「どうしよう」という気持ちが大きいと思いますが、アレンジによっては自然に見せることも可能です。
もし、失敗してしまったら、美容院に駆け込み修正してもらうのもおすすめです。
美容師は髪の毛のプロですから、あなたに合うようにカットしてくれるでしょう。
前髪を早く伸ばすためにできること
前髪を失敗してしまったら、「どうにかして早く伸びないものか」と考えるでしょう。
少しでも早く伸ばすためには、頭皮の血行をよくし、バランスのよい食生活、質のよい睡眠を取ることがポイントです。
伸びるまでは時間がかかりますが、その間はセットなどでうまく馴染ませてみましょう。