鼻の毛穴にできる黒い角栓!どうすればきれいに除去できる?

鼻の毛穴につまっている黒い角栓ですが、見た目的にも印象はよくありません。

洗顔料などでさっと洗い流し、鼻を清潔に保ちたいですよね。

しかし、毛穴の黒い角栓は、そう簡単には落ちない汚れです。

では、どうすれば鼻の毛穴の角栓を除去できるのでしょうか?

また、どのような方法が、角栓除去に向いているのでしょうか?

見ていきましょう。

そもそも毛穴にできる角栓とは?

朝、洗顔や歯磨きで自分の顔を鏡で見た時、「鼻の黒いぶつぶつ」を発見した人は、意外と多いのではないでしょうか。

そして、その黒いぶつぶつを、触ったり取ろうとしたりしませんでしたか?

もちろん、取れなかったでしょう。

それが、鼻の毛穴にできる、なかなか除去できない角栓なのです。

しかも、一つや二つではなく、複数個の黒い角栓が見つかっているはずです。

では、この黒い角栓は、そもそも何からできているのでしょう。

角栓の正体は、タンパク質(角質)、皮脂、空気中のごみ、ほこりなどが固まってできたものなのです。

そして、毛穴の中の角質や余分な皮脂、ほこりなどが、毛穴の中で酸化し、黒い角栓へと変化するのです。

この黒い角栓が、見栄えの悪い鼻の原因になってしまいます。

しかし、毛穴の角栓には別の役割もあるのです。

それは、毛穴を乾燥から守り、なおかつ、毛穴へのウイルスや雑菌の侵入を防いでくれるのが角栓なのです。

毛穴の角栓は、不要な存在ではなく、肌にとっては必要不可欠な存在なのです。

ただ、問題なのは、黒い角栓を放置しておくと、炎症やニキビの原因にもなるのです。

角栓は毛穴に必要ですが、角栓が溜まりすぎても駄目、ということでしょう。

では、なぜこの角栓は肌から落ちず、毛穴に溜まってしまうのでしょう?

なぜ角栓は毛穴に溜まる?

「毎日洗顔してるのに、鼻の毛穴に黒い角栓が溜まってしまう」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

洗顔で汚れが除去できればなんの問題もありませんが、黒い角栓がしつこく残ってしまいますよね。

実は、鼻の毛穴の角栓は、年齢を重ねていくと、どうしても溜まりやすくなるようです。

なぜかというと、赤ちゃんや幼児の鼻は、とてもきれいですよね。

ごくまれに、鼻の毛穴が汚れてしまう赤ちゃんもいますが、ほとんどの赤ちゃんや幼児の鼻はすべすべです。

この事から考えると、人は加齢と共に角栓の元である皮脂や角質が増え、それを毛穴に溜め込んでしまうと言えます。

そして、もう一つの理由としては、角質の新陳代謝(ターンオーバー)が挙げられます。

ほとんどの人は、この新陳代謝をご存知でしょう。

角質のターンオーバーとは、肌の表面の古い角質が落ち、肌の奥から出てきた新しい角質へと交代することです。

このターンオーバーが正常に行われていれば、角栓は毛穴に溜まりにくいでしょう。

しかし、何らかの理由でターンオーバーがうまくいかない時が出てきます。

考えられる原因としては、加齢、洗顔のしすぎ、紫外線、乱れた食生活、乾燥肌、睡眠不足、ストレスなど、様々あります。

一つの理由で、鼻の毛穴に角栓が溜まってしまう訳ではないようです。

人によっては、皮脂の分泌が生まれつき多かったり、肌が乾燥しやすい体質などありますから、個人差も大きな理由になるでしょう。

加齢により角栓が溜まりやすくなったり、ターンオーバーの乱れなどでも、角栓は影響を受けてしまいます。

角栓は、このような原因が複雑に絡み合い、なかなか落ちない角栓へと変化するようですね。

では、毛穴に溜まってしまった角栓を、どうすれば除去できるのでしょうか?

次項で見ていきます。

ぬるま湯を使えば毛穴の角栓を除去できる?

毛穴の角栓は、角質(タンパク質)や皮脂などからできています。

この角質や皮脂、ほこりなどが固まり、毛穴にとどまってしまうと黒い角栓になります。

肌から分泌される皮脂には、実はある特徴があるのです。

それは「37℃付近の温度で皮脂が溶け始めてしまう」ということです。

そして、角栓を除去するときにこの温度を利用すれば、毛穴につまった角栓を除去しやすくなるのです。

では、どのようにすればいいのでしょうか?

まず、37℃のシャワーで鼻を温めるか、もしくは洗面器に37℃のぬるま湯を張り、そのお湯を鼻の毛穴にかけて温めます。

洗顔料をたっぷりと泡立てます。

この泡立てた洗顔料で、毛穴を優しく洗います。

この時、力を入れて、ごしごしと洗わないようにしましょう。

洗う時間は、1分以内で充分です。

そして、洗顔料をぬるま湯で洗い流して終了です。

この方法が、肌の皮脂が溶ける温度を利用した洗顔法ですね。

しかも、肌や毛穴にあまり負担がかからない洗い方です。

注意点としては、

・毛穴をなでるように優しく洗う
・強く洗わない

の二点です。

では次に、洗顔後の毛穴の保湿について見ていきましょう。

この保湿をおろそかにすると、角栓が溜まりやすくなります。

洗顔で角栓を除去した後の乾燥を防ぎましょう!

洗顔料を使って顔を洗った後、保湿クリームなどを使わずそのままにしておくと、肌が非常に乾燥しやすくなります。

これは、洗顔料が肌に必要な脂質や水分なども除去してしまうからなのです。

実は、この洗顔後の乾燥が鼻の毛穴にある作用を及ぼしてしまいます。

肌は、乾燥を察知するとその乾燥を防ぐために、毛穴から皮脂を出し肌を守ろうとします。

ところが、この皮脂が肌を守るため、過剰に分泌される場合があるのです。

そして、それが鼻の毛穴でも起きてしまいます。

洗顔後、鼻の毛穴を乾燥させたままにしておくと、皮脂が多く出てしまいます。

その余分に分泌された皮脂と角質が合わさり、新しい角栓が生まれ、その角栓がまた毛穴に溜まるという状況ができてしまうのです。

これでは、毛穴の角栓を落とすために洗顔したのに、肌の乾燥のせいで、新しい角栓が毛穴を塞ぐ、という悪循環になってしまいますね。

では、そうならないために、洗顔後に何をすればいいのでしょうか?

保湿クリーム、乳液、化粧水などを使い、毛穴の乾燥を防ぎましょう。

毛穴の皮脂の量が多い人は、乳液や化粧水だけでもいいと思われます。

洗顔後、肌が乾燥を感じてしまう前に、保湿クリームや化粧水を使い、あらかじめ乾燥を予防しておけば、毛穴に角質は溜まりにくくなるでしょう。

洗顔だけではなく、洗顔後のアフターケアも重要ですね。

毛穴パックでの角栓除去は危険?毛穴の洗いすぎにも注意!

ここまで、毛穴の角栓の除去方法と、洗顔後のケアを見てきました。

できるだけ、肌を傷つけないような洗顔法、そして保湿の必要性についてですね。

ここでは、毛穴の角栓除去について、回避した方がいい角栓除去の方法を見てみましょう。

まずは、角栓がごっそり取れる「毛穴パック」です。

この毛穴パック、一度でも使った事のある人なら、その効果にきっと驚いたはずです。

目ではっきりと確認できるほど、毛穴の中の角栓が毛穴パックにびっしりと吸着しているのです。

しかし、肌や毛穴の事を考えると、毛穴パックは強力すぎるのではないかと思われます。

角栓を無理に引きはがすので、肌や毛穴を傷つけるおそれがありますね。

しかも、毛穴パックで角栓を取った後の毛穴は開いたままになり、閉じにくくなる可能性も考えられます。

そうなった場合、開いたままの角栓に角質や皮脂が溜まりやすくなってしまいます。

次に、毛穴の角栓を取りたいあまり、洗いすぎてしまうパターンです。

洗顔料を使って数分間ほど洗い続けていると、洗顔後に皮脂が過剰に出てしまいます。

洗いすぎによって、肌に必要な皮脂が完全に洗い流されるため、肌が皮脂の過剰分泌をうながすようですね。

そうなると、毛穴に余分な皮脂が溜まってしまい、毛穴の角栓の原因になってしまいます。

以上、この二つが、オススメできない角栓除去の方法です。

ただ、毛穴パックに関しては二ヶ月に一度くらいの使用にとどめ、アフターケアに保湿クリームや乳液などを使えばそれほど問題はないようです。

肌が弱い人は、毛穴パックは避けた方が無難でしょう。

毛穴の角栓除去は焦らずに行いましょう!

角栓除去の方法、洗顔後のケア、毛穴パックや過度の洗顔についてここまで見てきました。

毛穴の角栓は角質や皮脂からできていて、肌には必要なものです。

一方、溜まり過ぎるとニキビや炎症の原因になります。

そして、角栓を落とすにはぬるま湯を使い、優しく洗い、洗顔後のケアも重要であるということも見てきました。

しかし、鼻の毛穴の角栓は、そう簡単には落ちてくれないようです。

おそらく、毛穴パックが一般的に普及した理由は「角栓がなかなか落ちてくれない」と、悩んでる人がかなり多いことが背景に考えられます。

毛穴パックはあっという間に角栓を落とせますからね。

しかし、毎日毛穴パックを使えば、間違いなく肌や毛穴を痛めるでしょう。

そうならないために、地道に角栓を除去していく必要があります。

毛穴に溜まる角栓は落ちにくいですが、必ず落ちないという訳ではありません。

実際、「長年にわたって悩んでいた鼻の毛穴の角栓が落ちた!」と嬉しい結果に結びついた人もいらっしゃいます。

黒い角栓で汚れた鼻より、きれいですべすべの鼻を取り戻したいですよね。

そのためには、焦らず、じっくりと毛穴の角栓除去の対策を立ててみてはいかかでしょうか。

正しい方法であれば、毛穴の角栓除去に期待ができるでしょう。

毛穴の角栓除去は毎日のケアが重要です!

毛穴の角栓除去で悩んでいる人は、おそらく二通りに分かれています。

毛穴の角栓そのものがなかなか落ちにくい人と、洗顔で角栓が落ちてもまた角栓が復活してしまう人、この二通りですね。

毛穴の角栓除去には、洗顔方法と洗顔後のケアが重要だと言えます。

角栓を除去しつつ、余分な角栓を生み出させない、毎日の鼻の毛穴のお手入れですね。

日頃の地道な角栓除去が、きれいな毛穴への近道になるでしょう。