眉毛の山を消したい!自然に見える正しい眉毛の処理方法

美容室や床屋さんでも、眉毛の処理をしてくれますが、日頃から自分で眉毛を整えている男性も多くいることでしょう。

自分で、眉毛の手入れをしていると、時々「眉毛の形を変えたり、眉山を消したい」と、考えることはありませんか?

しかし、ちょっとやり方を間違えてしまうと、表情筋が衰え、老け顔に見せてしまう可能性もあるのです。

そこで今回は、眉毛の毛周期や抜くことで生じる、たるみやシワのお話や、三角形の眉毛の改善方法などをお伝えしていきます。

眉毛を抜いていたら生えなくなった!眉毛の毛周期とは?

眉毛は「一生生え変わるもの」ではなく「いつか生えなくなるもの」だということをご存知ですか?

その理由は、眉毛も髪の毛と一緒で「毛周期」が存在しているからです。

毛周期とは【毛が生え】【育ち】【抜け落ちる】周期のことで、毛周期によって、体毛が抜けたり生えたりを繰り返しています。

眉毛1本1本に対して、毛周期は異なり、バラバラに成長し抜けているので、常にある程度の本数を保っています。

毛周期には限りがあり、個人差はあるものの、一般的に一生で15回、毛が生え変わるとされています。

ちなみに、毛周期が終了した毛穴からは、もう毛が生えてくることはありません。

普段、眉毛の処理をされる際に、毛抜きを使う人も多いでしょう。

そのため、この毛周期を知らないまま、毛抜きで眉毛を何度も抜いてしまうと「もう生えてこない」という事態を引き起こしかねません。

場合によっては「少しイメージチェンジをしよう」と思っても、肝心の眉毛が無いと、何もできなくなってしまうこともあります。

したがって「眉山を消したい」「眉毛の形を変えたい」という人の中でも、すべて毛抜きでおこなっているのであれば、注意が必要です。

眉毛が生えてこないだけではない?抜くことのデメリット

「眉山を消したい」「形を変えたい」という理由から、眉毛の処理の中でも「抜く」という方法は、仕上がりも綺麗なので、ついやってしまいがちな人が多いのではないでしょうか?

ここでは、眉毛を毛抜きで抜いている人に、注意してもらいたいことをもう一つお話しします。

まず、瞼の皮膚はとても薄く、体や顔の箇所に比べると、肉や脂肪も多くはついていません。

また、皮脂腺も同じで、瞼は他の部分よりも、皮脂が少ない傾向にあります。

そのため、眉毛を抜いた際に瞼が引っ張られて、皮膚が伸びやすくなります。

眉毛を抜いた刺激と、皮脂が少ないことが重なり、瞼のシワやたるみを加速させてしまいます。

更に、瞼がたるむと、瞼の重さを支えるために、その他の顔の筋肉で補おうとします。

しかし、他の顔の筋肉も、瞼の重さに耐えられず、顔全体が雪崩のように下垂してきてしまう可能性もあるのです。

そうなれば、瞼に限らず顔全体がたるんで「老けた印象」を与えてしまうでしょう。

しかも、眉毛を抜くと、毛穴に雑菌が入ったり、皮脂の過剰分泌が起こることがあります。

そうなると、ニキビや肌のトラブルの原因にもなりかねません。

眉毛を抜くことには、このようなリスクが伴うため、よく考えておこなう必要があります。

そのため、眉毛を処理する際は、電気シェーバーやカミソリも併せて使用することをオススメします。

基本的な眉毛の処理方法

眉毛を処理する際「毛抜きを絶対に使わない方がいいのか」といったら、そんなことはありません。

瞼の上に少しだけ生えているムダ毛の処理など、毛抜きを使用した方が「仕上がりがよくなる」という利点もあります。

使う箇所を選び、電気シェーバーやカミソリと併せて上手に使うことをおすすめします。

それでは、まずは基本的な眉毛の処理方法をご説明していきます。

●基本的な眉毛の処理方法

【用意するもの】

・眉毛用ハサミ
・毛抜き
・電気シェーバー
・眉毛コーム
・鏡

【処理方法】

①まず、鏡で自分の顔をきちんと見て、眉毛の完成形をイメージします。

自分の眉毛の形をしっかり理解し、ベストなバランスを考えましょう。

②眉毛コームを使って、長い眉毛をカットし、長さを均等に揃えます。

完成形の眉毛のラインからはみ出ている「毛先の部分」を切り揃えます。

③左右の眉毛の間の眉毛と、瞼に生えている明らかなムダ毛を、毛抜きで抜いていきます。

この際に、再び完成形の眉毛のラインから、要らない眉毛の毛先が現れたらカットしましょう。

④ある程度、完成形に近づいたら、カミソリや電気シェーバーで、少しずつ完成形の眉毛に揃えていきます。

この作業は特に時間をかけ、慎重におこなうようにしてください。

眉毛の基本的な処理方法がわかった所で、眉山を消したい人や、三角形の眉毛の改善方法をご紹介していきます。

眉山を消したい!「三角形の眉毛」を処理しすぎると不自然に?

まず、眉毛の形は、人によってそれぞれ違いますし、理想の形もまた異なります。

どのようなイメージを持ち、眉毛の処理をしているかによってもまた、与える印象が変わります。

特に、眉山が高い位置にある人は、眉毛の形が三角形の場合が多く、形が「への字」に近いため、印象がきつかったり野暮ったく見られがちです。

しかし「眉山を消したい」からと、眉山の部分の眉毛をすべて無くしてしまうと、印象が悪化してしまうこともあります。

上のラインを処理しすぎると、眉毛の下にある筋肉や骨が、ボコッと強調されてしまう可能性が高くとても不自然です。

逆に、眉毛の下のラインを無くしてしまうと、典型的な「三角形の眉毛」になってしまう可能性も十分にあるのです。

そのため、眉山が高い人は、次のようなことに気を付けて処理をしましょう。

「眉山を消したい人」はちょっと待って!処理する前の二つのポイント

眉山が高い人の「処理のポイント」を、二つお伝えしていきます。

次のことに注意しながら、眉毛の処理をすると、自然な仕上がりになります。

①眉の太さは「どちらかのみ処理する」のではなく「両方均等に処理する」ようにしましょう。

②眉山が高く「三角形の眉毛」に見えてしまう原因は、眉山の位置を変えると解消されます。

それでは、この二つのポイントを、細かくご説明していきます。

●眉毛は上下バランスよく処理しましょう。

眉山の高い人が処理をする際、眉山を消したいことから、上のラインの眉毛を処理しがちです。

しかし、全体的なバランスを見ながら、上下バランスよく処理をすることが大切になってきます。

●三角に見えやすい原因をつくる眉山に注意しましょう。

顔のパーツバランスで、最適な眉山の位置は決まっています。

パーツバランスを元に「眉山の位置が最も自然な場所」になるように、処理をすることが大切です。

自然な眉山の位置は、次のような所を指します。

・正面から顔を見た際に、鼻の中心から、黒目を通った延長線上

・眉毛の上のラインを、指で眉尻に向かって外側へ撫で、かくっと少し下がる位置

この位置が、正しい眉山の位置とされています。

これらのことに気を付け、眉毛の処理をしてみてください。

「眉山を消したい」が「眉毛が生えてこない」になることも?

「眉山を消したい」と眉山を全て処理し、無くしてしまうのではなく、位置を変えることで、すっきりとしたよい印象に変えることができます。

更に、眉毛を処理する際のケアはとても大切です。

ケアを怠ってしまうと、毛穴が乾燥していることから、栄養が上手くいきわたらなくなるなどの弊害が起こりやすくなります。

そうなれば、眉毛が生えてこなくなってしまったり、眉毛が薄くなってしまうことすらあり得るのです。

さらに、眉毛が薄いと「頼りない印象」を与えてしまうことにもなります。

きちんとしたケアをし、健康的で強い眉毛を育てるためにも、次のような方法を眉毛の処理前・処理後に、おこなうとよいでしょう。

●眉毛の処理前のケア

剃る場合と抜く場合のどちらに関しても、「入浴後」がオススメです。

その理由は、剃る場合は、眉毛が柔らかくなって剃りやすくなり、眉毛の下の皮膚へのダメージが軽減されるためです。

抜く場合も、毛穴が開いている状態なので、抜いた際の痛みが軽減されやすいです。

●眉毛の処理後のケア

眉毛を処理した後は、乳液や美容液などの保湿化粧品で眉毛を保湿してあげるとよいでしょう。

使用を推進したいものは、セラミドやヒアルロン酸など、保湿効果がきちんと確認されているものがよいとされています。

眉毛の処理はイメージが大切

眉毛は人の印象を大きく左右します。

そのため、眉山を変えたり、眉毛の形を変える際は、しっかりと完成形のイメージを持ち、ゆっくり丁寧に処理をすることが大切です。

間違えてしまえば、印象を悪くしてしまうことにも繋がりかねません。

きりっとした美しい眉毛をキープし、かっこいい男性でいられるように心がけましょう。