頭皮がにおう原因は角栓!?頭皮に大きい塊があれば注意!
頭皮から出てきた白くて大きい塊の正体は?
「頭をかいたら、爪に白っぽい塊がこびりついている」
「何度シャンプーしても、毛穴につまった大きい塊みたいなものがとれない」
このような症状を感じたことはありませんか?
もし、これらの症状がでている場合、現在のあなたの頭皮環境はあまり良くないかもしれません。
実は、これらの症状は、どちらも頭皮にできた「角栓」によって引き起こされています。
角栓と聞くと、顔にできるイメージがあるかと思いますが、じつは頭皮の毛穴にもできることがあります。
頭皮にできた角栓は、髪の毛の生育に悪影響を及ぼすだけでなく、ホコリや汗などと混ざると、臭いが発せられることもあります。
人によっては、強烈な臭いも出す場合もありますので、注意が必要です。
それではなぜ、頭皮に角栓ができてしまうのでしょうか。
そのメカニズムを、次の項でご説明します。
角栓ができて大きい塊になってしまう原因とは?
それでは、頭皮に角栓ができる原因についてご説明していきます。
まず、角栓とは「角質や毛穴から分泌される皮脂が固まってできたもの」です。
ですから角栓は、頭皮からの分泌物を十分に除去できないことで、蓄積した汚れが固まってしまい発生するのです。
それでは、角質や皮脂が発生しなければ角栓ができることはないのに、なぜ頭皮には角質や皮脂が発生するのでしょうか。
角質は、古くなった皮膚を新しいものに交換するサイクルで、自然と剥がれ落ちるものです。
また、皮脂も頭皮を乾燥から保護するために、頭皮を覆うように分泌されるものです。
以上のように、どちらも身体を守る過程で発生するものですから、角質や皮脂が出るのは仕方ないと思って、毎日汚れをしっかり除去するようにしましょう。
しかし、何らかの原因で皮脂が過剰に分泌することもあります。
過剰に分泌した皮脂は、日中に頭皮にたまっていき、時間が経つにつれて皮脂の粘性がどんどん高くなって、気づけば大きい塊になってしまうことがあります。
どういった場合に皮脂が過剰に分泌されるのか、次の項でお話ししていきます。
角栓の原因になる皮脂が過剰に分泌される原因とは?
先ほどの項では、皮脂が過剰に分泌されてしまうと、余分な皮脂が角質とともに固まってしまい、角栓のような大きい塊になってしまうことをお伝えしました。
では、皮脂が過剰に分泌される場合はどのようなときかを、ここでお話ししていきます。
皮脂が過剰に分泌される理由は、大きく5つあります。
・食生活の乱れ(油っこいもの、肉中心の食事、スイーツなどの間食が多いなど)
・アルコールの摂取
・髪の毛の洗いすぎ
・ストレス
・生活習慣の乱れ(喫煙、睡眠不足など)
以上の項目が1つでも当てはまれば、皮脂が過剰に分泌しているかもしれません。
一度、頭皮を触ってみてください。
もし、ベタつきを感じたならば、皮脂の分泌量が多いかもしれません。
皮脂の過剰分泌を放置してしまうと角栓ができるリスクが高いため、髪の毛や頭皮に様々な悪影響をもたらす恐れがありますから、早めに対処しましょう。
最悪の場合、抜け毛・薄毛につながることもありますので、注意してくださいね。
危険!頭皮に角栓ができた場合の影響とは?
万が一、できてしまった角栓を放置し続けたら、どのような影響があるのでしょうか。
角栓が頭皮に与える悪影響をご説明していきます。
■頭皮が臭くなる
初期症状として、角栓がたまると頭皮から臭いがしてきます。
ひどい場合は、周囲の方にも不快感を与えるほどの臭いを発します。
■頭皮が不潔になる
古い皮脂や角質を放置すると、本来なら皮膚を守ってくれる皮膚常在菌を異常繁殖させてしまいます。
増えすぎた皮膚常在菌は皮膚を守るどころか、逆に皮膚のかゆみやフケ、抜け毛を引き起こす原因になります。
■頭皮ニキビ・吹き出物・脂漏性皮膚炎の原因となる
皮脂の過剰分泌によって頭皮が汚れると、ニキビや吹き出物といった皮膚疾患の原因となります。
頭皮の皮膚疾患は完治まで時間がかかりやすく、脂漏性皮膚炎に関しては自然治癒は困難と言われています。
■抜け毛が増え、薄毛になる
毛穴にたまった角栓は、髪の毛の成長を妨げます。
角栓がつまると、毛根の周辺が圧迫されて血行不良を起こし、髪の毛に栄養が届きにくくなるためです。
以上のように、頭皮の角栓を放置するとさまざまな症状を引き起こす原因となります。
大きい角栓を頭皮に作ることがないよう、次の項から対処法を学びましょう。
大きい角栓を作らない!皮脂のコントロール方法!
頭皮に角栓ができてしまうと、皮膚疾患や抜け毛・薄毛につながることがわかりました。
そこで、大きい角栓を作らないようにするために、皮脂をコントロールする方法をご紹介します。
皮脂の過剰な分泌を防ぐには、次のポイントを心がけて生活しましょう。
■肌に合った洗浄力のシャンプーを適量使うようにする
■髪は爪を立てずにマッサージするように洗う
■頭皮にシャンプーが残らないようにお湯やぬるま湯でしっかり流し切る
■肌を傷つけてしまったり、刺激を与えたりしない
■皮脂分泌を促進させる食べ物(揚げ物、スイーツ、お菓子、アルコール)を控える
■十分な睡眠をとる
■ストレスを溜めない
以上の項目の中でも特に、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
もともとの皮脂の量が多い肌質の方は、洗浄力の強いシャンプーで問題ありません。
しかし、皮脂が少なく乾燥しやすい肌の方は、洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要な分の皮脂も落としてしまうかもしれません。
もし、皮脂を落としすぎてしまって頭皮が乾燥すると、頭皮を守ろうとして、より多くの皮脂が分泌されてしまいます。
頭皮の余分な皮脂だけを十分に落とせて、かつ、乾燥を防げる保湿力のあるシャンプーを選ぶようにしましょう。
以上のポイントに注意して生活すると、皮脂の分泌をコントロールできますよ。
皮脂が過剰な分泌をして、角栓ができてしまわないように注意しましょう。
頭皮に角栓ができてしまった場合の対処法!
万が一、皮脂が溜まってしまって大きい角栓になってしまった場合は、これからご説明する対処法を行ってみましょう。
頭皮の角栓を取り除く1番の方法は、「正しい洗髪」です。
しっかりと油分を洗い落とせれば、頭皮の毛穴につまった角栓を取り除くことができます。
先ほどご紹介したように、皮脂には頭皮を乾燥から守る役割がありますので、全てなくしてはいけません。
自分の肌質に合った洗浄力のシャンプーを選んで洗髪をしましょう。
正しい洗髪のしかたは、次のとおりです。
①まず、髪の毛を濡らす前にブラッシングをして、髪についた大きい汚れを落とします。
②お湯だけで、髪を根元から洗います。
③シャンプーはよく泡立てて、爪ではなく指の腹で、頭皮をマッサージするように洗います。
④頭皮にシャンプーが残らないように、しっかりとすすぎます。
すすぐときは、シャンプーした時間の倍以上の時間をかけて、しっかりと洗い流しましょう。
抜け毛・薄毛の予防のためにも、角栓ができないように、今日からしっかり髪を洗ってみてくださいね。
毎日の正しい洗髪で抜け毛を防ごう!
頭皮にできてしまう角栓の原因と対策に加え、正しい頭皮ケアの方法についてご紹介してきました。
重要なのは、皮脂の分泌を適切にコントロールすることだとお分かりいただけたと思います。
皮脂が原因で抜け毛が発生してしまうのは、本当に嫌ですよね。
角栓ができてない方も、頭皮をいたわる正しいシャンプーの仕方を覚えて、毎日しっかり洗髪できるようにしましょう。