ミョウバンというと、ウニを固めたりナスの漬物の発色を良くしたりするアイテムでもありますが、ミョウバン水にすると、消臭や掃除、洗濯に使える万能アイテムになります。
男の加齢臭や脇・足の臭いなどにズバッと効いてくれると評判ですので、ぜひ作ってみてください。
作り方は、すぐには完成しませんが簡単ですよ。
ミョウバンってどこで買えるの?
足の臭い対策や、料理、除菌などに使える焼ミョウバンですが、そもそもどこに売っているのか分からない、という人もいるかもしれません。
作り方をご紹介する前に、購入場所に触れておきます。
売っているのはスーパーや薬局です。
店頭にドンと置かれていたり、除菌スプレーなどと一緒に置いてあれば分かりやすいですが、けっこう高い確率で発見しにくい場所にあります。
スーパーなどの場合は、漬物に使うことが多いので、漬物コーナーに置いてあることが多いです。
「浅漬けのもと」などが置いてあるところです。
大体のスーパーでは、外周ではなく、内側の棚に並んでいるはずです。
漬物コーナーに無ければ、調味料コーナーや乾物コーナーに置いてある確率が高いようです。
また、薬局の場合はエタノールやワセリンがある場所に置いてあることが多いでしょう。
ただ、置いてあるコーナーに行っても、目立つものではないので見逃してしまうことがあるかもしれません。
日頃から買い物をしていないと、簡単には見つけられですよね。
見つからなければ、一番手っ取り早いのは、店員さんに聞くことです。
ミョウバン水の簡単な作り方①
焼ミョウバンは、60gで90円~100円くらいで購入できます。
(スーパーで買うと安いです)
「少ないな」と思うかもしれませんが、水で希釈するので、実際に使う量は少量で十分です。
それでは、簡単な作り方を見ていきましょう。
【用意するもの】
・焼ミョウバン 30g
・水道水 1リットル
・ペットボトル 1つ
・スプレーボトル 1つ
【原液の作り方】
1.まず、乾いたきれいなペットボトルに、30gのミョウバンを入れます。
30g販売の焼ミョウバンをそのまま使いましょう。
ろうとなどがあると便利ですが、いらない紙をくるくるっと丸めて、そこにミョウバンをサラサラと流すように入れれば楽に入ります。
2.そこに、水道水を入れてシェイクします。
(ミネラルウォーターではなく塩素が含まれる水道水を使うことで、日持ちを良くする効果があります。)
ミョウバンがある程度溶けるまで、強く振ってください。
3.よく振っても、ミョウバン水は白く濁った状態になると思います。
このまま使うと、肌にミョウバンの粒が付いたりして使用感が悪いので、少し放置します。
だいたい、1日~2日くらい置きましょう。
透明になれば、ミョウバン水の完成です。
ミョウバン水の作り方と注意点
ミョウバン水の原液の作り方は、とても簡単なのですが注意点があります。
・ミョウバンは溶けにくい
作る時に、よく振ってください。
適当にやると、何日かたっても溶けないです。
焼ミョウバンを丈夫な袋に入れて叩いたり、すりつぶしたりしてからペットボトルに入れるのもおすすめ。
・冷暗所で保存
夏なら冷蔵庫でもOKです。
水と間違えて飲まないように、「ミョウバン水」や「飲むな!」など分かりやすく書いておくといいでしょう。
ただ、ミョウバンを水に溶かす段階で冷たい場所に置くと、なかなか溶けにくいので注意してください。
・期限がある
原液は冷暗所でひと月、薄めたものは一週間がだいたいの期限です。
水は、腐敗するものです。
期限内に使い切るようにしましょう。
・肌が弱い場合は薄める
敏感肌の人は、ミョウバンの原液が肌に付かないようにしてください。
ミョウバンは酸性なので刺激が強く、肌荒れを起こすことがあるからです。
薄めた状態でも肌に触れてピリッとする場合は、肌への使用は避けてください。
お子さんがいるご家庭では手の届かないところに置きましょう。
ミョウバン水で簡単消臭!用途別ミョウバン水の作り方
先ほど、ミョウバン水の原液を作りましたが、そのまま使わずに用途ごとに薄めて使いましょう。
ここでは、それぞれの簡単な使い方や、ミョウバン水の作り方をご説明します。
☆体臭予防
脇や足の消臭のために、肌に直接使う場合は、原液を50倍程度に薄めるのが良いでしょう。
ペパーミントなどのアロマを混ぜると少し贅沢な消臭剤に早変わりです。
スプレーで吹きかけてもいいのですが、乾くのに時間がかかるので、コットンやハンカチに含ませて付けるのがおすすめ。
ニキビ対策として顔につける場合は、清潔な状態で軽くたたくように浸透させてみてください。
☆あせも対策
あせも、アトピーにも効果が期待できるミョウバンですが、使い方としては、お風呂に混ぜて入浴するだけです。
除菌効果、毛穴引き締め効果があるので、あせもなどに効果的です。
ミョウバン風呂にするには、ミョウバン水の原液を40ccくらい入れましょう。
ミョウバン水を使うと掃除や焦げ落としも簡単に
引き続き、ミョウバン水の、それぞれの簡単な使い方や作り方をご説明します。
☆掃除
先ほどの作り方で作った原液のまま使用できます。
ゴム手袋をはめて行うと手が荒れません。
水回りのカビを退治したり予防したりできますので、気になる部分にかけて、スポンジや歯ブラシなどで擦ってください。
☆鍋の焦げ落とし
焦げた部分が浸るようにしてミョウバンの原液を入れて火にかけ、少しの間(数分)沸騰させてください。
そのまま冷まし、こすって洗えば焦げが落ちやすいです。
☆洗濯
洋服の洗濯、シーツの洗濯などでミョウバンを使うと消臭効果が期待できます。
すすぎ前に100cc(量を考えて加減)を入れてください。
生乾き臭も抑えられるので、梅雨時の部屋干しの際にも便利です。
もちろん、衣類も傷みませんよ。
ミョウバンの効果を利用した商品
ミョウバン水の作り方や使い方をご紹介しました。
水に溶かすだけなので簡単で、しかも安いので助かります。
また、ミョウバンが含まれたスプレーの市販品も売られています。
昔からミョウバンの消臭効果は知られていましたので、商品化されているのは当然のことなのですね。
ネット通販で人気のある商品「ミネラルデオストーン ミョウバンクリスタルスプレー 125ml(参考価格1,728円)」は天然由来の成分だけでできていて、敏感肌にもおすすめなアイテムです。
人によりけりですが、朝1度スプレーすれば夜まで効果が続くという感想も多く、さらっとした使用感も気持ちいいです。
製造元はイタリアのフィネス社で、ミョウバン鉱山から採った100%ミョウバン石を配合。
外国でも高い評価を得ています。
お試し用のサイズ(50ml)もあり、1,000円くらいで購入できますので、まずはこちらを買って試してみるのも良いでしょう。
スプレーボトルが詰まりやすい、お値段が高いなどのデメリットもありますが、ミョウバン水を作る手間が省けますし品質が良く日持ちも良い商品です。
それ以外にも、もう少し安い商品もありますので、参考までに検索してみてください。
ミョウバン水を使ってみよう
ミョウバン水の作り方は、水に溶かすだけなので簡単ですが、いくつか使用上の注意点があるので気を付けてください。
自分で作ったミョウバン水は早めに使い切らないといけませんので、お風呂に掃除にと、どんどん使っていきましょう。
また、ミョウバンが含まれたデオドラントスプレーもあります。
体臭が気になる人に愛用されている人気商品ですよ。