汗や湿気にも負けたくない!前髪に悩む男性向けのキープ術!

「汗や湿気で思うように前髪がセットできない…」

「汗のせいで前髪がすぐ崩れてしまう…」

これからの季節、こういった問題に一段と頭を悩ませることも多くなりますよね。

普段からくせ毛のお悩みを抱える男性にとって、前髪のキープは死活問題にもなってきます。

そこで今日はそんなお悩みを解決すべく、前髪の崩れる原因と効果的な対策について解説します。

せっかくセットした前髪がすぐ崩れる!原因は?

男性に限ったことではありませんが、セットした前髪が崩れてしまうと、少し落ち込んでしまいますよね。

そこで、まずは前髪が崩れる原因を知っていきましょう。

原因には、以下のようなものが考えられます。

・湿気

顔に汗をかいたり、雨の日などで湿気が多かったりすると、髪の毛は全体的に広がってしまいます。

すでに経験からご存知の方も多いでしょうが、この湿気を多く含んだ空気が、実は前髪をキープすることにとって一番の難敵なのです。

湿気を含んだ髪の毛は、元の状態から約1.5倍にまで膨らんでしまうと言われています。

前髪もこの例外ではありません。

結果として、くせがでてきたり、思わぬ方向にうねったり、左右に割れてしまったり、おでこにぴったり張り付いてしまったりします。

・ワックスなどのつけすぎ

そもそもの前髪のセットのために使われる、ワックスなどのスタイリング剤も原因になります。

スタイリング剤をたっぷりつけすぎてしまったり、前髪全体にべっとりつけてしまうことなどが挙げられます。

セットの直後は崩れなくても、時間が経つにつれてスタイリング剤の重さでだんだんと崩れて、ペタンとしてきてしまうのです。

・くせ毛

前髪の根元にくせがついていると、しっかりセットしたつもりでもすぐに崩れてしまいます。

生まれつきのくせ毛の場合ももちろんありますが、濡れた髪の毛をそのまま乾かさずに放置してしまったりするとくせがついてしまう場合があります。

また、寝ぐせをきちんと直していなかったり、長期間同じヘアスタイル・同じ分け目でセットしていたり、ピンなどで長時間まとめたままだったりすることも前髪にくせのつく原因になります。

男女関係なし?人間は頭にも汗をかいている!

顔にかいた汗が原因のひとつと先述しましたが、顔にかく汗以外にも、頭にかいた汗の湿気が原因で前髪が崩れることがあります。

頭は体の中でも特に体毛が最も密集している部分で、汗をかきやすい部位になります。

では、どうやったら頭の汗を抑えることができるのでしょうか。

頭に汗をかく一番の原因は、男性も女性も関係なく、運動不足だとい言われています。

人間の体には全身の皮膚に汗腺というものがあり、ここから体温を下げるために汗が排出されています。

しかし、運動で汗をかく習慣がなくなってくると、これら全身の汗腺が退化し、活動が活発になりにくくなるのです。

そのため、かわりに頭や顔の汗腺から大量の汗を出し、体全体の体温調整を行うようになるというわけです。

これを解消するためには、日ごろから不足しがちな運動をする習慣をつけることが不可欠です。

運動で全身の汗腺から汗が排出されるよう促し、本来の活動を取り戻すように刺激すれば、ある程度頭や顔の汗は抑えることができることでしょう。

汗や湿気は大の苦手!くせ毛の前髪は崩れやすい?

直毛が多いとされている日本人ですが、2人に1人はくせ毛がいると言われ、実際に強いくせ毛でお悩みの方も多いと思います。

くせ毛は部分的に、一般的には前髪に強く出やすいとされており、これからの時期などは汗や湿気で前髪がいつも以上に気になる方も多いことでしょう。

くせ毛は特に汗や湿気に弱く、髪のきわ、ハチの部分など髪型が乱れたり、前髪の崩れるもとにもなります。

鏡にうつる自分の前髪に気付きショックを受けたり、意地でも直そうと鏡の前で長時間奮闘したりした経験が、くせ毛の男性なら誰しも一度はありますよね。

さらに雨の日など、「前髪や顔周りの髪の毛などが制御不能」になってしまったり、「どんなにブローしてアイロンで伸ばしてもくねくね、うねうね」となってしまったら、朝から憂鬱な気分になってしまいます。

そこで、このような元凶とも言えるくせ毛を根本から直したり、直せずともその日一日を何とか乗り切る、と言ったくせ毛と上手に付き合っていく方法はないのでしょうか。

探っていきましょう。

くせ毛の原因は?解消法はあるのか

くせ毛には、さまざまな原因があるとされています。

また、原因によっては解消法もありますよ。

・遺伝

くせ毛の主たる要因になるとされています。

父、母からの遺伝や、さらに祖父、祖母からの隔世遺伝にいたるまで、その影響はとても強く無視できません。

両親がくせ毛の場合、その子供にくせ毛が遺伝する確率は70%ほどもあるとまで言われています。

特に、母方、母親からの遺伝でくせ毛になりやすいとされています。

・栄養不足

髪の毛にアミノ酸由来のタンパク質が不足してくると、くせ毛のもとになる歪んだ髪の毛がつくられるとされています。

タンパク質は人間の体の大部分を占める重要な要素ですが、その中でも髪の毛は生命活動には直接的に関与していない部分になります。

このため、タンパク質が体から不足してくると、タンパク質の補給が後回しになってしまうのです。

これを防ぐためにも、常にタンパク質が不足しないよう注意したいところですね。

髪の毛に補給されうるタンパク質は動物性、植物性問わずどちらでも大丈夫と言われています。

特に肉、魚、卵や乳製品、豆腐や豆類などには多くのタンパク質が含まれていますので、これらを日常的に摂取できるように意識してみましょう。

・血行不良

タンパク質が十分に摂取できていても、血行不良により栄養を送る作用が上手く働いていない場合があります。

これは、体の冷えや慢性的な肩こり、過度の飲酒・喫煙・ダイエットや、皮膚の伸び、たるみなどが影響している可能性があります。

頭皮マッサージやゆっくりとお風呂に入ったり、適度な運動をすることなどによって解決できるとされています。

・毛穴の詰まり、汚れ

整髪料の油分や汗、皮脂などが毛穴に詰まったり、これらが原因で毛穴自体が汚れている場合があります。

また、男性は前髪など部分的な薄毛の原因にもなりやすいので、丁寧にシャンプーしてしっかり洗い流すよう注意しましょう。

汗・湿気に悩む男性向け!くせ毛を抑えて前髪をキープする方法①

まずは前髪をしっかりセットし、汗から守る対策を試してみましょう。

男性にとって普段あまり馴染みのないものもありますが、有効に活用してくせ毛を上手に抑えられれば、気になる前髪を長時間キープするのも夢ではありません。

・ストレートアイロン

アイロンで徹底的にくせを伸ばし、さらにスタイリングスプレーでしっかりと固めてしまいます。

初歩的な方法に思えるかもしれませんが、やるのとやらないのでは結構な差になります。

この時スプレーは、髪から30cmほど離し、手で髪を持ち上げて根本の近くまで固まるようにつけましょう。

・ワックス

ワックスなど油分の多いヘアスタイリング剤を使うことで髪の毛がコーティングされ、湿気対策の効果が多少は期待できます。

もとからくせ毛のある場合、パーマをかけたようなヘアスタイリングに仕上げることでくせ毛を目立ちにくくする効果もありそうです。

・トリートメント

髪の毛が湿気を吸う原因になるのは、髪の毛が乾燥して水分を必要としているからです。

シャンプー後にしっかりとトリートメントしたり、ドライヤーを使う前に洗い流さないタイプのトリートメントを使うなどで、多少のくせ毛は改善できると考えられます。

出かける前につけるタイプのくせ毛用ヘアトリートメントも最近では販売されていますので、試してみるのもいいかもしれませんね。

・ベビーパウダー

前髪の崩れの引き金になる、額の汗への対策です。

おでこにベビーパウダーを適量つけておくことで汗をかいてもパウダーが吸収してくれるため、前髪が濡れにくくなります。

雨の日の湿気よりも額の汗が気になる方にはおすすめの方法ですね。

汗・湿気に悩む男性向け!くせ毛を抑えて前髪をキープする方法②

どうしても汗や湿気に上手く対処できない場合、強硬手段も視野に入れてみましょう。

一時的かつ限定的ではありますが、ある意味最強の対策と言えます。

・汗をふきとってその場で再度セット

携帯用アイロンを持ち歩き、汗をかいたらその都度こまめにふきとって、アイロンでくせ毛を直しセットし直す方法です。

と言っても常に気にしてその都度直しているのは精神的にも時間的にも負担になるので、あくまでも余裕のある場合に限られるでしょう。

・ヘアスタイルを変える

髪の毛の長さによっては、中途半端な長さのためにより強くくせ毛の影響が出てきてしまう場合があります。

くせの目立たない程度まで短めにしてみたり、逆にくせを伸ばしやすい長めにしてみたりと、この時期だけでも前髪の長さを意識して調整するのも有効ではないでしょうか。

特に前髪を眉毛にかかるくらいの長さまで伸ばすと、アイロンで伸ばすのも簡単になります。

また、くせ自体が大きなうねりになるので、自然なウエーブ感が出てきてそのままでも違和感がなくなる見た目になる可能性もあるので、一度試してみるのもおすすめです。

・帽子

自分のヘアスタイルや服装、顔の形に合った防止をセレクトすることで、うまくごまかせる可能性が高いようです。

ビジネスシーンなどどうにもならない場合もありますが、男性ではTPOによってはアイロンやスプレー、ワックスなどで頑張るより、時間も費用も節約できる場合も考えられます。

根本的な解決にはなりませんが、その場しのぎで耐えられる場合には十分有効です。

・縮毛矯正

自分でどうにもならない場合の最終手段です。

金銭的に負担は一番かかる対処法ですが、その後数か月まったく気にしなくて済むのは精神的な負担がもっとも低いと言えるでしょう。

最近では顔周りのみの縮毛矯正など、低コストで行えるところもあります。

また、「一度かけたら一年中続けなくてはいけないのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。

特に前髪のみのくせ毛の方や、他の季節にはそこまで強くくせが出ない方の場合、一年に一度ベストなタイミングでかければ十分な場合がほとんどです。

まずは行きつけの美容室で相談してみてください。

汗も湿気もどうにもならない!自分なりのベターな対策を

ここまで前髪の崩れる原因を考えてきましたが、遺伝によるうまれつきのくせ毛や、季節的な湿気、我慢してもかいてしまう汗など、どうにもならないものがほとんどです。

しかし、それでもどうにかして前髪をキープしていたいのも事実ですよね。

手間をかけるのか、時間をかけるのか、お金をかけるのか、目的は同じであれその対策は手段も効果も千差万別です。

自分にもっとも適した対処法を見つけて、これからの季節を何とか乗り切りましょう。