毎日の髭剃りに、電気シェーバーを使っている男性は多いと思います。
その男性の多くは、電気シェーバーの寿命について、疑問を持ったことはないでしょうか?
電気シェーバーの寿命といっても、バッテリー劣化が気になっても、刃を替えればそのまま使えたりするので、買い替え時期には悩みますよね。
そこでこの記事では、電気シェーバー本体や刃の寿命から、より長く使っていくためのメンテナンス方法など、詳しくご説明していきます。
シェーバーの寿命はどのくらい?
そもそも電気シェーバーの寿命といっても、バッテリーと刃の寿命はそれぞれに異なります。
だからこそ、本体の買い替えには悩むところですよね。
早速、バッテリーと刃の寿命を見ていきましょう。
・バッテリーの寿命
流通するほとんどの機種が、おおよそ5年ほどであると言われています。
その理由が、電気シェーバーに使われているリチウムイオン電池にあります。
リチウムイオン電池の充電回数の限度は、約300~500回とされているので、3日に1度の充電をすれば、長く使えて大体4年です。
髭剃りの頻度にもよりますが、長く使えても5年を目安に考えた方が良いでしょう。
・刃の寿命
シェーバーの刃は、基本的に外刃が約1年、内刃が約2年の交換目安があります。
髭というものは、私達が想像する以上に頑丈にできているため、使えば使うほど、刃は劣化していきます。
また、刃の劣化が進めば、髭の剃りも悪くなるので、髭剃りの時間が長くなります。
そうなることで、バッテリーへの負担も増えて、悪循環に陥りかねません。
以上が、電気シェーバーのバッテリー、刃の寿命目安です。
しかし、定期的なメンテナンスを怠れば、この寿命目安にも届かない場合があります。
では、電気シェーバーのより良いお手入れ方法をご紹介していきます。
より長い寿命のために!シェーバーのメンテナンス方法とは?
電気シェーバーの寿命を延ばすには、日頃のメンテナンスが重要になってきます。
と言うのも、なにも刃の剃り味が悪くなるだけではなりません。
シェーバーによる毎日の髭剃りは、髭だけではなく、同時に皮膚表面の汗や皮脂汚れも剃っています。
それらの汚れを内部で溜め込むことで、細菌が繁殖する温床になり、嫌な臭いを発生したり、肌トラブルの原因にもなりかねません。
それを防ぐにも、シェーバーの定期的なお手入れは、できるかぎり行うのがベターです。
以下が、シェーバーの基本的なメンテナンス方法です。
・ブラシがけor水洗い
・オイル差し
自動洗浄機が付いていない電気シェーバーの場合は、特に上記のようなこまめなお手入れが大切です。
では、シェーバーのメンテナンスを、細かく見ていきましょう。
髭剃りの後は定期的に!ブラシがけと水洗いのやり方
では早速、髭剃りの後に行うブラシがけと水洗いについてご説明していきます。
なお、以下のメンテナンスを行う際には、付属された取扱説明書を、事前に確認しておきましょう。
・ブラシがけ
電気シェーバーのブラシがけは、基本的なお手入れ方法で、水洗いをする前には必ず行うのがベターです。
やり方としては簡単で、シェーバーのヘッドを取り外し、挟まっている髭カスを取り除いていきます。
これを定期的に行うことが大事で、菌の繁殖や嫌な臭いを防止できます。
少なくとも、週に一回は行うように心がけましょう。
また、ブラシがけは、基本的には乾いている状態で行いますが、ウェット剃り後の場合は、ブラシはせずにそのまま水洗いを行ってください。
・水洗い
水洗いは、基本的にはシェーバーのヘッドを取り外して行いますが、「ヘッドのみ水洗い可能」のものは、ヘッドを付けたまま水洗いすることができます。
水洗いの際は、電源を入れて刃を回転させると、よりきれいに汚れを取り除けます。
また、洗い終わったシェーバーは、必ずティッシュなどで水分を拭き取り、できるだけ風通しの良い場所で乾燥させることが大事です。
乾燥が不十分だと、菌が繁殖しやすくなり、臭いの元にもなります。
シェーバーの寿命をより長くするためにも、水洗い後のケアもしっかり行いましょう。
髭剃りをより快適に!重曹を使ったお手入れ方法
前項では、電気シェーバーの寿命をより長くするための、定期的なお手入れ方法をご説明してきました。
しかしながら、髭剃りは毎日行うものなので、どうしても頑固な皮脂汚れが付着し、刃にとっても肌にとっても良いものではありません。
そこで、皮脂汚れを徹底的に落とすために、重曹を使ったメンテナンスもおすすめです。
というのも、重曹には、皮脂汚れを分解する作用があり、それに加え、消臭効果も期待できます。
それでは、重曹を使ったお手入れ方法をご紹介していきます。
①まずは、電気シェーバーを水洗いします。
②水洗い後、分解した刃が全て浸かる量の重曹水を作ります。
【重曹水の対比目安】
・水:コップ1杯
・重曹:小さじ1杯
皮脂汚れが落ちやすいように、できるだけぬるま湯を使いましょう。
③作った重曹水の中に、取り外した刃を浸します。
浸けておく時間は、5~10分程度で、汚れ具合を見て調節してください。
④時間が経ったら、重曹の洗い残しのないように水で流し、その後は十分に乾かしてください。
電源を入れ、刃を回転させて水分を飛ばすとより良いでしょう。
以上が、シェーバーをより長く使うための、重曹を使った洗い方です。
重曹は、ドラッグストアや100均でもリーゾナブルな価格で購入できるので、是非試してみてください。
また、シェーバーのメンテナンスには、オイル差しも重要になってきます。
次項で詳しく見ていきましょう。
シェーバーの寿命を延ばしたい!オイル差しの効果とは?
電気シェーバーを使っている方にとって、オイル差しには面倒臭いイメージがあり、敬遠されがちです。
そもそも、オイル差しの必要性に、疑問を持っている方も少なくないと思います。
ではそこで、シェーバーオイルの効果について、ご説明していきます。
①刃の磨耗を防ぐ
オイルを差すことで、外刃と内刃の摩擦を抑えることができ、刃の磨耗を防ぎます。
そうすることで、シェーバーの刃の寿命も延ばすことに繋がります。
②電気シェーバー本体もより長く使える
電気シェーバーの刃の劣化は、髭剃りとしての機能も低くなるということです。
したがって、うまく髭を剃れなくなれば、髭を剃る時間も長くなり、電気シェーバーのバッテリーもその分消耗していきます。
買い換えることを踏まえれば、定期的なシェーバーオイルは重要と言えます。
③肌トラブルの防止
電気シェーバーでも少なからず肌への負担はあるのですが、その刃が劣化して剃りづらくなることで、更に肌が傷付くことに繋がります。
それによって、傷ついた肌から細菌が侵入し、肌トラブルを引き起こす恐れもあります。
以上が、シェーバーオイルの効果です。
上記の効果を見れば、オイル差しの必要性も理解できますね。
髭剃りをする前に!シェーバーをより長く使っていくポイント
これまで、電気シェーバーの寿命を延ばす上で、より効果的なメンテナンス方法をご紹介してきました。
それ以外に、髭剃りをする中でも、寿命をより延ばすコツがあります。
では、シェーバーをより長く使っていくための、髭剃りのポイントをご紹介していきます。
・剃る前に、ホットタオルで温める
ほとんどの理髪店は、髭剃りの前に、髭をホットタオルで温めることが多いです。
髭を温めることで、髭が柔軟になり、髭剃りもスムーズに行うことができます。
シェーバーの刃の劣化も防ぐことができるので、ホットタオルはおすすめできるポイントです。
・クリームやフォームの塗布
ホットタオルの代用として、シェービングクリームやフォームを使う方法もおすすめできます。
ホットタオルと同様に、髭を柔らかくできるので、シェーバーの寿命も変わってきます。
以上のように、髭剃りをする前のちょっとした手間で、シェーバーの寿命もより延ばすことができます。
シェーバーをより長く使うために、是非参考にしてみてくださいね。
電気シェーバーの寿命を延ばすために
電気シェーバーをより長く使うためには、刃の交換や、定期的なメンテナンスが重要であることが分かりましたね。
特に、日頃のブラッシングや水洗いは、シェーバーのメンテナンスには欠かすことのできないお手入れです。
また、シェーバーだけではなく、肌へのダメージも軽減できるので、是非今回の記事を参考に、シェーバーのお手入れをしてみてくださいね。