髭剃りをする方法としては、カミソリかシェーバーがあります。
カミソリの刃のメンテナンスは基本的に洗浄のみになりますが、シェーバーは洗浄に加えオイルを差す必要があります。
なぜオイルを差す必要があるのでしょうか。
ここでは、シェーバーオイルの必要性、また使い方について解説していきます。
髭剃りに使うシェーバーにオイルはなぜ必要なのか
男性であれば、髭剃りは日課という方も多いでしょう。
そんな髭剃りですが、シェーバーを利用されている方は、シェーバーオイルを定期的に差していますか?
実は、電動シェーバーのお手入れの中で見落とされがちなのが「オイル差し」なのです。
まずは、シェーバーオイルの使い方をご紹介する前に、シェーバーオイルの効果を見ていきましょう。
●刃の寿命を延ばす
電動シェーバーは、常に高速で動き互いの刃の摩擦により髭を剃り落とします。
つまり、シェーバーは使用するごとに、刃に多大な負担をかけていることになります。
摩擦を繰り返していると、刃は劣化していくので、当然切れ味も落ちていきます。
切れ味が落ちた状態で髭を剃ると、今まで1度で剃りきれていたものが2~3度往復しないと剃れなくなっていきます。
そうなると、肌への負担も大きくかけてしまうことになり、肌荒れを引き起こす原因となります。
切れ味が落ちた刃は、髭を剃るというよりも巻き込んで引っ張りながら切るという状況になりますから、肌によいわけがありません。
また、シェーバーの刃は、使用しているうちにサビてしまうことがあります。
これは、人の肌から出る塩分や水分、またシェーバーの刃の皮膜が破れてしまうことが原因です。
これらを食い止める作用があるのがオイルです。
刃を劣化させないためにも、オイル差しは大変重要な作業なのです。
オイルを使う前に!髭剃りに使うシェーバーの洗浄はしっかりと行う
シェーバーオイルは、髭剃りのシェーバーの刃を保護する意味で大変重要な役割をしているものです。
まずは、オイルを差す前の重要な作業についてご紹介していきます。
●電動シェーバーをきれいに掃除する
オイルを使う前に、しっかりと行わなくてはならない作業があります。
それは、シェーバーに詰まった皮脂や汚れなどの洗浄です。
シェーバーといえど、定期的な掃除は欠かせないものです。
しかし、こびりついた皮脂や汚れは、水洗いだけでは簡単に洗い流すことはできません。
しっかりと除去するためには、クリーニング液や市販のハンドソープを利用しましょう。
しっかりと掃除することで、雑菌の繁殖を防ぎ、また刃の隅々までオイルを行き渡らせることができます。
汚れをきれいに除去することができたら、しっかりと水気を拭き取り、風通しのよい場所に立てかけておくか、ドライヤーなどの風を利用して乾かしていきます。
しっかりと内部まで乾燥させることができたら、いよいよオイルを差していきます。
では、次はオイルの使い方について見ていきましょう。
シェーバーオイルの使い方
髭剃りに使用するシェーバーの刃をしっかりと洗浄することができたら、いよいよオイル差しに取りかかります。
オイルの使い方は、非常に簡単です。
シェーバーの外刃を取りつけたままの状態で、刃にオイルを垂らすだけです。
3枚刃のタイプでしたら、それぞれの刃にオイルを1滴垂らしてください。
オイルを差したら、そのあとはスイッチを入れるだけです。
スイッチを入れると、刃が動きオイルが勝手に全体に行き渡りますので、とても簡単です。
残ったオイルは、ティッシュなどで拭き取ります。
たったこれだけの手間で、刃の寿命が延び、切れ味が持続するという素晴らしい効果があります。
シェーバーオイルは大変お安く手に入れることができますので、オイルを差したことがないという方は、試してみる価値はあるでしょう。
シェーバーオイルの使い方は簡単!定期的に差して寿命を延ばそう
先ほどお伝えしたように、シェーバーオイルの使い方は非常に簡単です。
シェーバーオイルを定期的に差すだけで、刃の剃り味を維持し、髭剃りの負担を減らします。
では、オイルはどのくらいの頻度で差せばいいのでしょうか。
髭の濃さや太さには個々違いがありますが、量の多い方であれば3回に1回程度、少ない方なら5回に1回ほどで大丈夫でしょう。
ただし、髭剃りの度にシェーバーを水洗いしているという方は、その都度オイルを差す必要があります。
また、シェーバーにオイルを差した際は、ホコリや汚れの付着を防ぐためにも保護キャップを取りつけましょう。
保護キャップがもともと付属されていないシェーバーでしたら、ケースに入れる等の工夫をするとよいですね。
また、保管する際は、きちんと乾燥させた状態で保管してください。
水分がシェーバー内に残っていると、サビの原因になり刃の劣化に繋がります。
オイルを差すだけで毎日の髭剃りが変わる?
シェーバーにオイルを差すことで、刃の寿命を延ばすことになるということは先ほどお伝えしました。
実は、刃の劣化を防ぐだけでなく、剃り味自体も向上する効果があるとされています。
髭剃りは毎日行う方も多いでしょうから、なるべく肌へ負担をかけたくないと思うでしょう。
実際シェーバーにオイルを差したあと、「剃り味が改善したと感じた」という意見も多く見られました。
実際、パナソニックの公式サイトでは「お手入れと専用オイルの塗布をしていただくことで、改善される場合がございます。」と公表されていますから、その効果は期待できるでしょう。
他にも、オイルを差すことで、機械音や振動も抑えられるという効果もあるようです。
このように、お使いのシェーバーの剃り味が悪くなったり、振動や音が大きくなってきたと感じている方は、オイルを差すだけで改善する可能性があります。
使い方も非常に簡単ですのでぜひ、試してみてくださいね。
シェーバーオイルは他のもので代用できる?使い方は?
付属されていたシェーバーオイルを使い切ってしまったとき、新たにオイルを購入することになりますね。
シェーバーオイルはものによってですが、50mlから100mlで1000円前後のものが多く販売されています。
そして、その成分は「ホワイトオイル(流動パラフィン)」が主です。
このホワイトオイルは、化粧品や薬品の原料にもなるもので、ベビーオイルやクリームなどにも使用されています。
では、純正のシェーバーオイルではなく、ベビーオイルでも代用することができるのでしょうか。
先ほどもお伝えしましたが、シェーバーオイルの主成分はホワイトオイルであり、これはベビーオイルに使われているものと同じです。
ですから、シェーバーオイルの替わりにベビーオイルで代用することは可能です。
ベビーオイルの価格は300mlで700円程度になりますから、シェーバーオイルと比べて圧倒的にコスパが高くなります。
髭剃りに使用しているシェーバーとの相性が合えば、大変お得な商品といえそうですね。
使い方もシェーバーオイルと同じように使用すれば問題ありません。
シェーバーオイルで長持ち
いかがでしたか?
シェーバーのメンテナンスは洗浄のみ、という方もいらっしゃると思いますが、オイルを差す必要性がお分かりいただけたと思います。
シェーバーオイルは、刃の寿命を延ばし、剃り味もよくするという効果があります。
シェーバーの寿命を延ばすためにも、定期的に洗浄、そしてオイル差しを行うことをおすすめします。