汗をかいたときなど、自分の体臭が気になることもありますよね。
その日の入浴で、ゴシゴシと洗うこともあるかと思います。
そんな体臭が気になるときにオススメなのが、ミョウバン水です。
ミョウバン水は臭いをなくしたり抗菌してくれるので、石鹸に似た効果があるのです。
そのミョウバンの効果と作り方について、こちらでみていきましょう。
ミョウバン水には石鹸に似た効果がある?
汗の臭いだけでなく足の臭いや加齢臭など、様々な体臭に対してお悩みの男性も多いかと思います。
臭いが気になってしまうと、入浴のときに気になる部分をゴシゴシ洗ってしまうこともあるでしょう。
しかし、あまりにも力強く洗ってしまうと、肌を傷つけてしまったり臭いを強めてしまうこともあるのです。
そんなときにオススメのアイテムが、ミョウバン水です。
ミョウバンを水に溶かすことで酸性になり、臭いの元とされる細菌などを抑制する効果が期待できます。
細菌の繁殖を防げると体の不快な臭いにはなりにくくなるため、ここからミョウバン水には石鹸に似た効果があるといわれています。
他にも、ミョウバン水は洗顔石鹸にもすることができ、肌の常在菌の繁殖を抑制することも可能になるのです。
さらに、毛穴や汗腺をふさぐ作用もあるため、皮脂の分泌を抑えることにもつながります。
この効果が発揮されれば、ニキビなどのトラブルから肌を守ることができるので、ミョウバン水は洗顔石鹸として使用するのも良いとされています。
体の不快な臭いをなくしたり顔用の石鹸としても使えるミョウバン水は、作り方も簡単で材料も安価ですので、試してみる価値は充分にありますよ。
石鹸以外にもこんな効果が!
体の雑菌や不快な臭いをなくしたり顔用の石鹸として効果が期待できるミョウバン水ですが、他にも様々な効果が期待できます。
期待ができる効果については以下のとおりです。
●体だけでなく、衣類やカーテンなどの消臭効果
●生ゴミやペットの臭いを消す効果
●洗濯物の生乾きの臭いを抑える効果
●カビ取りや水あか取りの効果
●水虫対策としての効果
●焦げた鍋などの焦げ取りの効果
●コーヒーメーカーの洗浄効果
以上のような効果が期待できます。
体だけでなく、生活に関わる部分にも活躍してくれるのは嬉しいですよね。
今までミョウバン水について知らなかった男性の方々も、体臭などで悩んでいたらこのミョウバン水を試してみてはいかがでしょう。
次から、自分で簡単に作れるミョウバン水の作り方をご説明していきます。
試してみよう!ミョウバン水の作り方①
石鹸以外にも様々な期待できる効果についてお伝えしたところで、ここからはそのミョウバン水の作り方についてご説明していきます。
用意するものはこちらです。
・市販で売られている焼きミョウバン
・水(水道水でOK)
・1.5リットル~2リットルの空のペットボトル
・計り
・保存容器
ペットボトル以外は、全て100円均一ショップでそろえることができます。
トータル金額も手ごろな金額ですので、試しやすいのではないでしょうか。
それでは、作り方をご説明していきましょう。
はじめは、ミョウバン水の原液を作っていきます。
【1】ミョウバン1グラムに対して、30ミリリットルの水を用意します。
内容量35グラムの焼きミョウバンであれば水は約1リットル(正確には1050ミリリットル)、内容量50グラムの焼きミョウバンであれば水は1.5リットルの水になります。
【2】用意した焼きミョウバンと水を混ぜて良く振ります。
空のペットボトルに、用意した焼きミョウバンと水を全て入れましょう。
できれば先に、焼きミョウバンを入れましょう。
そのあと水を段階的に入れていきます。
もし、1.5リットルの水を入れる場合は2リットルサイズのペットボトルを用意すると良いでしょう。
ミョウバンは水に溶けにくいので、水を入れていくと上に押し上げられます。
そうなれば、ペットボトルから溢れてしまうことも考えられるため、大きめのペットボトルに入れるのがオススメですね。
ペットボトルに焼きミョウバンと水を全て入れ終わったら、良く振って混ぜましょう。
試してみよう!ミョウバン水の作り方②
引き続き、ミョウバン水の作り方をご説明します。
【3】ミョウバンが水に溶けるまで置いておきます。
先ほどもお話ししましたが、ミョウバンは水に溶けにくいため、振って混ぜても入れたあとは白く濁っていたり上に浮いてきたりします。
「全然混ざってない!」と焦ってしまうかもしれませんが、そういう性質ですので気にしなくて大丈夫です。
焦らず、一晩以上置いておきましょう。
そうすると、白く濁ったような水が、透明な水に変わっているはずです。
透明な水になっていれば、ミョウバンが水に溶け切ったサインです。
これがミョウバン水の原液になります。
この原液は冷蔵庫に保管することで、1年以上保存することができますよ。
【4】ミョウバン水を作ります。
ミョウバン水の原液が完成したら、早速洗顔用の石鹸などに使えるミョウバン水にしましょう。
人によっては原液のままでも使えますが、肌に合わない方ももちろんいるでしょう。
安全に使うためには、ミョウバン水の原液を水で薄めなければなりません。
比率としては、ミョウバン水の原液:水を1:10の割合で薄めればOKです。
最初は薄めから試してみて、徐々に原液の量を増やしていくようにしてください。
ミョウバン水の原液を水で薄めたら、ミョウバン水の完成です。
作り方に成功したらパッチテストを行おう!
様々な効果が期待できるミョウバン水を、作り方に成功したらすぐに使いはじめたいですよね。
しかし、作り方に成功してもすぐに石鹸などに使うのではなく、パッチテストを行うことが大切です。
ミョウバン水の作り方の部分でもお話をしましたが、人によっては肌に合う・合わないがあるのです。
食品添加物としても使われるミョウバンですので、人体に無害だと思っている方もいるでしょうが、全員が当てはまるわけではありません。
パッチテストをして、自分の肌に合っているか確認してから使うようにしましょう。
パッチテストのしかたは、ミョウバン水の原液を水で10倍に薄めたものを、二の腕の内側にぬります。
このときのぬり方は、スプレーボトルに入れ替えてシュッシュッとしても良いですし、コットンでふくのも良いでしょう。
ぬり終わった時間から24時間様子をみます。
特に問題なく24時間経った方は、そのまま石鹸や消臭剤などに使用しても問題ありません。
もし、赤みやかゆみなどが出てしまったら、すぐに洗い流すようにしてください。
このような方は、ミョウバン水が自分の肌に合っていない可能性がありますので、石鹸などでは使用しないほうが良いでしょう。
自分の肌に合わなくても、カビ取りなどのお掃除用品としても使用できますので、生活の中で使っていくようにしてくださいね。
顔用の石鹸などに!実際に使ってみよう
ミョウバン水の作り方に成功したら、実際に使ってみましょう。
もし、顔のニキビなどの肌トラブルに悩んでいる男性でしたら、洗顔石鹸として使ってみてください。
使う前には、先ほどのパッチテストを忘れずに行ってくださいね。
洗顔石鹸として使う方法は、あらかじめ洗面器などにぬるま湯を入れておきます。
その中に、ペットボトルのキャップ1杯分くらいのミョウバン水を入れて顔を洗います。
バシャバシャと優しく洗うことで、顔の菌の増殖を防ぐ効果が期待できますので、肌トラブルも改善することでしょう。
また、汗の臭いや加齢臭などの体臭でお悩みの男性であれば、ミョウバン水をスプレーボトルに入れ替えて、気になる箇所に吹きかけましょう。
特に、お風呂の締めにミョウバン水を吹きかけるのがオススメです。
入浴したあとも不快な臭いが気にならなくなり、肌もサラサラする効果が期待できます。
臭いをなくす効果だけでなく、肌をサラサラにしてくれるのは、男性であっても嬉しいですよね。
他にも、衣類や生ゴミの消臭などの効果が期待できますので、ぜひ試してみてください。
体臭などで悩んでいるならミョウバン水を試してみよう!
ミョウバン水が体の消臭や抗菌に期待できますので、体臭や顔のニキビなどにお悩みでしたらすぐに使いたいものですね。
価格も安価ですから、悩んでいる男性の方々も一度試してみてはいかがでしょう。
しかしそのときは、すぐに使うのではなくパッチテストを忘れずに行ってから使用してくださいね。