顔の汗や脇の汗も気になるけれど、「背中の汗」は一段とびっしょりかいてしまうという男性は多いようです。
暑い時期はもちろん、緊張した場面などでも、背中には汗をかいてしまうものです。
汗対策として、背中にタオルを入れてみたものの、「ズレ落ちてしまう…」といった経験がある方も多いはずです。
そこで今回は、背中に汗がかきやすい理由と、背中の汗対策として優れた汗取りグッズをご紹介します。
なぜ背中には大量の汗をかきやすい?
背中は、体のあらゆる部分の中でも汗をかきやすい場所です。
暑い季節には、服に汗染みができるほどびっしょりで、タオルが手放せないなんてこともありますね。
なぜ背中はそれほどにまで汗をかきやすいのでしょうか。
それは、体の至るところにある汗腺が、背中にはより多く集まっているからです。
つまり、背中は体の中でも面積が広く、体の中の熱を効率よく発散させることができるので、背中に汗腺が集まっていると言われています。
また、背中には、大切な内臓を守る役割があります。
体温調整をして、内臓の温度を一定に保つために、背中は汗をかいて熱を発散させているのです。
同じ理由で、背中の反対側の胸も汗をかきやすい傾向にあります。
しかし、あまりに汗っかきな背中は、汗染みができたり、臭いが気になったり、困ってしまうことも多々ありますよね。
では、そんなときには、どのような対策ができるのでしょうか。
次項でお話しします。
汗対策にはやっぱりタオル!背中に入れたタオルはズレ落ちる!?
ここでは、大量にかく背中の汗対策についてご紹介します。
通勤しただけで、朝から背中にびっしょりの汗をかいてしまうと、一日不快な思いをしてしまいますね。
そんな汗っかきな背中の対策として、まっさきに思い浮かぶのは、やはり「タオル」ではないでしょうか。
外出時など、着替えができない状況のときは、、背中と下着との間に縦長にしたタオルを入れておくと、タオルが汗を吸収してくれて、服の汗染みを防ぐことができます。
タオルは吸水力の高いものを使うとより確実に汗を吸い取ってくれます。
また、綿やガーゼや麻といった素材のタオルを使うと吸水性、通気性ともに良いので快適です。
さらに、粗品などでいただくあの薄いタオルは、一見ペラペラに見えますが、意外と吸水性が良いです。
ただし、おろしたばかりの新品タオルは、肌触りも吸水性も良くないので、一度洗濯してから使ってくださいね。
ただ、このようなタオルを使う場合、ズレ落ちてしまうことが問題です。
ズレ落ちてしまっては、汗対策にはなりません。
下着につけれるような紐を、タオルに縫い付けるなんて方法もありますが、男性にとっては、そのような手間をかけることは少し面倒に感じてしまう方も多いでしょう。
そこで、次項では、このタオルと同じ役割をしてくれる、優れた商品をご紹介します。
背中からタオルがズレ落ちない!?「汗取りタオル」の着用をおすすめ!
ここでは、背中にかく大量の汗対策グッズとして「ズレ落ちないタオル」をご紹介します。
ここでご紹介する「汗取りタオル」は、背中と下着の間にタオルを挟むのと同じ感覚で身に着けることができる肌着です。
肌着ではありますが、汗をかいたら、服を着たままでも、服の隙間から引っ張り脱げるという便利な肌着なのです。
これなら、汗をかいても、サッと首元や裾下から取り出せるので、不快感が続くこともありませんね。
このような機能をもった「汗取りタオル」は、さまざまな商品名で販売されていますが、特におすすめの1点をご紹介します。
「清涼汗取りパッドサットル」
ベスト型のこの商品は、シャツから透けにくい白色で、首元はV字、前にボタンがひとつだけついています。
脇部分は切れ目が入って繋がっておらず、ヒラヒラとしていて、頭からすっぽり被るようなつくりです。
メッシュ加工がしてあり、表地は綿の2重ガーゼで、「通気性」「吸水性」ともに抜群です。
汗をかいても、服に汗染みができづらいことはもちろん、肌もサラっとして不快感がかなり軽減されます。
汗をかいたら、前ボタンを外して、服の隙間から引っ張ると、簡単に脱げますよ。
着用しているときは、不快感をさほど感じていなくても、脱いでみるとかなり汗を吸い取っていることが分かるはずです。
「汗取りタオル」の着用はこんな方に特におすすめ!
先ほどご紹介した「汗取りタオル」ですが、手軽で機能性が抜群なので、背中の汗にお悩みの方にはぜひお試しいただきたいのですが、そのほかにもこんな方にはぜひおすすめしたい商品です。
・通勤や通学の手段が徒歩や自転車、または電車で、朝から背中にびっしょり汗をかいてしまう方
・仕事で緊張する場面が多く汗をかきやすい方
・胸元にも汗をかきやすい方
・服の背中や胸元に汗染みができて恥ずかしい方
・汗っかきで臭いも気になる方
・汗をかいたときの不快感をどうにかしたい方
これらの事柄に困っている方は、この汗取りタオルを着用してみてください。
背中の汗による悩みがかなり軽減されるはずです。
ただ、前述でもお話ししましたが、脇部分はヒラヒラと開いているため、脇汗の対策にはなりませんのでご注意ください。
「汗取りタオル」と併用して使いたい制汗剤!
先ほどは、「汗取りタオル」についてご紹介しました。
しかし、脇汗には対策にならないとお話ししましたように、脇には不快感が残ってしまうかもしれません。
そんなときは、制汗剤も一緒に使ってみるのも良いでしょう。
特にスイス発の「AHCシリーズ」は、脇はもちろん、背中にも使えるのでおすすめです。
夜寝る前に、汗を抑えたい部分に塗るだけで、汗も臭いも抑えてくれます。
この商品のほかにも、制汗剤は多く販売されていて、スプレータイプや、スティックタイプ、クリームタイプなど、種類もさまざまです。
効能、持続力、使い方などを考慮して、ご自分にあった制汗剤を選んでください。
どなたでも試しやすい対策なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
汗っかきな背中を清潔に保って臭いと肌トラブルを回避!
これまでお話ししてきたように、背中は汗腺が集中しているので、汗をかきやすい部位です。
だからこそ、背中は清潔に保つ必要があります。
最後に、背中を清潔に保つためのポイントをお話しします。
まずは、毎日の入浴で、背中をしっかり洗うことを心がけてください。
洗う順番は、頭、顔、体、と上から下に汚れを洗い落とすような順が良いでしょう。
また、背中を洗う前は、ぬるめのお湯でたっぷりかけ湯をしてくださいね。
かけ湯をすることで、体についた汚れをサッと流し、皮脂汚れも落としやすくなります。
ここで注意していただきたいのは、特に男性に多い、硬い素材のタオルでゴシゴシと力強く洗ってしまうことです。
そのような力づくの洗い方だと、肌を傷つけるだけでなく、皮脂を取りすぎてしまい、肌が乾燥したり、過剰な皮脂を分泌させてしまうこともあります。
柔らかい素材のタオルで、石鹸をよく泡立て、やさしく丁寧に洗うように心がけてください。
また、洗った後は、手が届く範囲で背中を手でなでながら、すすぎ残しのないよう洗い流してください。
背中は、ただでさえ汗の量が多い上に、自分で臭いのチェックをすることは難しい部分です。
毎日じっくり丁寧に洗って、汗臭さを感じさせない清潔な背中を保ってくださいね。
背中は汗をかきやすい部位だからこそしっかり対策をとるべき!
いかがでしたか。
広い面積である背中には、汗腺がたくさんあることで、大量の汗をかくことが分かりました。
そんな背中にかく大量の汗対策には、「汗取りタオル」や「制汗剤」などのグッズを上手に活用してみましょう。
また、汗による臭いや肌トラブルを避けるためにも、毎日の入浴で背中を清潔に洗うことが大切です。
汗取りグッズをうまく取り入れて、不快感なく、背中を清潔に保ちましょう。