毎日髭剃りをする男性にとって、シェービングクリームは必需品という方も多いことでしょう。
しかし、シェービングクリームは意外とコストパフォーマンスが悪く、違うもので代用しているという方もいるのではないでしょうか。
また、外出時や、うっかりシェービングクリームを切らしてしまったとき、代用できるものがあると便利ですよね。
今回、そんな男性の髭剃り時の必需品、シェービングクリームの代用品として使えるものをご紹介します。
髭剃りのときに使うシェービングクリームって何のため?
シェービングクリームとは、男性用化粧品の一種で、髭剃りをするときに使うクリームのことです。
このクリームを使うことで、主に4つの働きが期待できます。
①髭を柔らかくする
・髭の潤いを保ち、髭を柔らかく、剃りやすくします。
・より少ない力で1本1本をカットできます。
②刃の滑りを良くする
・刃と肌の間に保護用の薄い層をつくり、摩擦を減らします。
・切り傷などのトラブルを減らしてくれます。
③リストロークを避ける
・白いクリームの上から髭剃りをすることで、刃が当たった箇所が分かりやすくなります。
・同じ場所を何度も剃ることを防ぎます。
④鎮静・保湿作用
・髭剃りでダメージを受けた肌を保湿し、落ち着かせてくれます。
このように、シェービングクリームは髭剃りのときには、欠かせない男性化粧品です。
しかし、実際は、6割の男性が「手間が掛かる」「面倒くさい」などの理由でシェービングクリームを使わずに、ほかのもので代用しているのです。
次項では、そんな男性のために、シェービングクリームの代用として使えるアイテムをご紹介します。
シェービングクリームの代用品として「コンディショナー」が使える!
まずご紹介するのは、シェービングクリームの代用品として、「コンディショナー」を使うケースのお話をします。
髪の毛をシャンプーした後に使う、コンディショナーですが、シェービングクリームと同じような効果があるとも言われています。
硬い髭も滑らかくし、刃の滑りがかなり良くなるので、摩擦を軽減させることで、肌への負担も和らげます。
また、香りが良いのもうれしいですね。
しかし、気をつけていただきたい点もあります。
本来、コンディショナーは、髪の毛をコーティングする作用のあるものです。
十分に洗い流さないと、毛穴がふさがり、皮脂や汗が排出されにくくなり、痒みや痛みの原因になってしまうこともあります。
シェービングクリームの代用品として、コンディショナーを使う場合は、洗い流すことと、髭剃り後のアフターケアをしっかりとおこなってくださいね。
シェービングクリームの代用品として「ニベア」が使える!
何もつけずに髭剃りをすると、カミソリの刃に白っぽいカスがつくのは、皮脂の角質層が剥がれてしまっている証拠です。
また、シェービングクリームの場合も、髭が剃りやすい分、皮脂まで取り除いてしまい、肌が乾燥しやすい傾向があります。
そこでご紹介したいのが、シェービングクリームの代用品として、「ニベア」を使う方法です。
ニベアと聞くと、ほとんどの人があの青缶をイメージできるのではないでしょうか。
ニベアは、スクワラン、ホホバオイル配合で、肌にうるおいを与えてくれます。
実は、このニベアクリームは、高級スキンケアクリームと配合成分が酷似していると言われているほど、保湿効果が高いのです。
そのニベアが、シェービングクリームの代用品としても優れています。
使い方も簡単で、洗顔後、濡れた状態のままニベアクリームを顔全体に塗って、髭剃りをするだけです。
どんなシェービングクリームを使っても、髭剃り時のヒリヒリ感を回避できなかったものの、ニベアクリームを代用してからヒリヒリもなくなり、髭剃り負けをしなくなったというケースもあります。
価格も安く、シェービングクリームの代用品として優秀なのですが、1点だけ残念な点があります。
それは、使用後のカミソリの手入れが面倒臭いという点です。
カミソリが3枚刃、5枚刃ともなると、隙間という隙間にめいっぱいニベアが詰まってしまいます。
放置すると刃の劣化に繋がりますので、使用後は、お湯を使ってシャワーの水圧で綺麗に洗い流してくださいね。
シェービングクリームの代用品として「ワセリン」が使える!
続きまして、シェービングクリームの代用品として「ワセリン」が使えるお話をします。
前項でご紹介した「ニベア」との違いは、ワセリンには添加物がない点です。
また、毎日の髭剃りでの傷や、痒み、炎症を起こした肌に塗ることで、雑菌の侵入も防いでくれます。
ワセリンは、肌の外にしっかりと膜を張って、潤いを逃がさないようにしてくれる、強力な保湿アイテムなのです。
肌の弱い方には特におすすめの代用品で、ワセリンを適量肌に塗ってから髭剃りを始めてください。
皮膚を守りながら髭剃りをすることができますよ。
また、シェービングクリームを買うよりも安価で手に入るので、コストパフォーマンスも良いです。
気をつける点は、ワセリンの量です。
厚く塗ってしまうと、ワセリンがカミソリの刃に入り込み、剃りづらくなってしまうので、剃りやすい適量を調整してみてくださいね。
また、使用後のカミソリの刃についたワセリンは、ベビーオイルやオリーブオイルを馴染ませると落ちやすくなります。
使用後の手入れは少々面倒ではありますが、代用品としておすすめのワセリンです。
「石鹸・ボディソープ」での髭剃りは要注意!
ここでは、ちょっと気をつけていただきたい代用品をご紹介します。
それは、シェービングクリームの代わりに「石鹸やボディーソープ」を代用する場合です。
お風呂で洗顔したついでに髭剃りをする、という方も多いのではないでしょうか。
石鹸やボディソープには、界面活性剤が配合されているので、泡立ちが良く、髭を柔らかくしてくれます。
その結果、刃の滑りが良くなり、肌への負担も少なく済みます。
しかし、この代用が向いていない方もいます。
髭の濃い方や、硬い方、また乾燥肌の方は、滑らかな髭剃りができずに肌荒れを起こしてしまう傾向があるので、あまりおすすめできません。
本来石鹸やボディソープは汚れを落とすもので、髭剃りをすることで必要な皮脂までも取り除いてしまい、肌を乾燥させてしまいます。
また、カミソリによる刺激も抑えることはできません。
もし、石鹸やボディソープを代用品として使う場合は、保湿成分の含まれているものを選びましょう。
そして、髭剃り後には、入念な保湿をするなど肌のアフターケアは欠かせません。
髭剃りに代用品を使う場合はいつもより入念なアフターケアを!
本来、シェービングクリームには、髭剃り後のダメージを受けた肌を落ち着かせる効能が含まれていますが、代用品にはそのような効能は期待できません。
そのため、シェービングクリームの代用品として、ほかのものを使う時はいつもより入念な肌のアフターケアをする必要があります。
髭剃りの後の肌は、角質層が剥がれ、刺激に弱く乾燥しやすい状態になっています。
また、カミソリの刃による細かい傷が、多少なりともついてダメージを受けているものです。
そのため、髭剃り後には、まず洗い流しをしっかりおこなってください。
冷たい水で洗顔すると、毛穴が引き締まって、痒みや赤みを抑えることができますよ。
そして、化粧水やアフターシェーブローションをつけて肌を整えましょう。
化粧水やアフターシェーブローションはアルコール成分を含んでいるものが多いので、敏感肌の方は、アルコールフリーのものを選ぶと良いでしょう。
最後は、乾燥を防ぐためにも、しっかり乳液や美容液を使って保湿してください。
アフターケアをしっかりおこなうことで、髭剃り後の肌の状態が良くなりますし、次の髭剃りも快適におこなうことができますよ。
代用品で肌トラブルの回避も可能?髭剃り後のケアは不可欠!
髭剃りの時に使うシェービングクリームの代用品として、さまざまなものがあることが分かりました。
外泊時や、シェービングクリームを切らした時に限らず、いつも髭剃り負けをしてしまうという方は、肌を守る保湿効果の高い代用品で試してみるのも良いかもしれません。
また、代用品のほとんどが、髭剃りによるダメージを受けた肌を落ち着かせるという役割は期待できません。
肌の状態をよく見て、髭質と肌質に合った代用品を試してみてください。
また、髭剃り後のアフターケアはいつもより入念におこなってくださいね。