電動シェーバーで髭剃りを行う男性の方は、ジェルなどのシェービング剤を使用しない「ドライ剃り」をされる方も多いでしょう。
ですが、電動シェーバーでもジェルなどのシェービング剤は使用した方が、肌によいとされています。
ここではその理由と、おすすめのジェルについてご紹介していきます。
電動シェーバーで髭剃りをするときジェルは必要?
髭剃りに使用するのはカミソリか電動シェーバーに分かれますね。
カミソリを使用する場合、カミソリは刃を直接肌に当てて髭を剃っていくことになりますので、シェービング剤の使用は必須です。
一方、電動シェーバーは外刃を肌に押し当て内刃で髭をカットしていく構造になっているため、肌に直接刃が当たりにくく、肌荒れを引き起こしにくいとされており、ドライ剃りが可能になります。
しかし、中には電動シェーバーでドライ剃りを行うことによって、肌荒れを起こしてしまう方がいます。
いくら電動シェーバーが肌荒れしにくいといっても、肌に強く押し当てたり、何度も同じ場所を往復したりすれば肌が傷ついてしまいます。
これは、シェーバーの刃と肌との間に摩擦が起こっている証拠です。
一般的に、電動シェーバーでの髭剃りはドライ剃りですが、実はジェルなどのシェービング剤を使用することによって、肌を傷つけにくくくするという効果があります。
ジェルが摩擦を軽減する!その理由は?
電動シェーバーでも、ジェルを利用することで、肌との摩擦を軽減することができます。
ジェルというものには、潤滑剤のような役割があるため、髭剃りの際の滑り心地を滑らかにするのです。
さらに、ジェルなどのシェービング剤には、髭を柔らかくする効果もあるため、よりスムーズに髭剃りを行うことが可能になります。
実は、髭自体の硬さは、同じ太さの銅線並みの強度があるといわれています。
髭が硬い状態で髭剃りを行うと、シェーバーと髭との引っかかりが目立つようになります。
シェーバーが引っかかるようになるということは、髭を引っ張りながら剃るという形になるため、肌への負担は大きくなります。
このようにシェービング剤には、髭を柔らかくして潤滑剤のような働きがあるため、肌との摩擦を極力抑えることができるものです。
電動シェーバーで肌荒れしてしまう男性の方は、シェービング剤を使用するだけで肌荒れの軽減効果が現れるかもしれません。
髭剃りにジェルを利用するときは防水加工がされたシェーバーを
もし、ジェルなどのシェービング剤を使って、電動シェーバーで髭剃りする場合、お使いのシェーバーに防水加工が施されているか確認をした上で使ってみましょう。
防水加工が施されていないシェーバーで、シェービング剤を使用した「ウェット剃り」を行うと、シェーバーの故障になりかねませんので注意してください。
以前は、電動シェーバーといえば「ドライ剃り」という認識があったように、防水加工が施されていないものが多くありましたが、近年シェービング剤を利用したいという声に応えて、各メーカー防水対応の電動シェーバーも多く見かけるようになりました。
電動シェーバーの有名な3社といえば、「パナソニック」「ブラウン」「フィリップス」になりますが、この3社のいずれも防水モデルのシェーバーを販売しています。
これから電動シェーバーを買う、もしくは買い替えるとお考えの男性は、この防水タイプを検討してみるとよいでしょう。
ジェルのシェービング剤は泡タイプとどう違う?
今回は、ジェルのシェービング剤を主に取り上げていきますが、もう1つのシェービング剤代表格である泡タイプ(フォームタイプ)との違いについても見ていきましょう。
それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
●泡タイプ
~メリット~
・皮脂などを洗い落とす洗浄効果が高い
・すすぎが楽
~デメリット~
・使用後は肌が乾燥しやすい
・泡で髭が隠れてしまい、剃り残ししやすい
●ジェルタイプ
~メリット~
・泡タイプよりも滑りがよいため肌荒れしにくい
・透けているので、剃り残しがしにくい
~デメリット~
・ひんやりするため、冬場はストレスになることも
・泡よりもすすぎに時間がかかる
以上、2つの特徴を簡単にご説明しました。
ジェルのメリットはなんといっても、肌との滑りがよく肌荒れしにくい点ですね。
また、泡のように髭が隠れてしまわないので、剃り残しも少なく、モミアゲなどの細かいお手入れをする際にも安心して髭剃りを行うことができます。
ただし、ジェルタイプには、メンソールやアルコールが含まれているものも多くあり、これが肌への刺激となってしまうこともあります。
では、敏感肌の方におすすめしたい、電動シェーバーでも使用できるジェルを、次にご紹介していきましょう。
髭剃りにおすすめ!ジェルタイプのシェービング剤
ここでは、シェーバーでも利用できる肌に優しいジェルをご紹介していきます。
●フェザーハイシェーブ モイストジェル 230g
こちらのジェルは、保湿成分トリプルヒアルロン酸、ビタミンA、コエンザイムQ10のカプセルを配合し、髭剃り後の肌もしっとりと潤いを持たせます。
粘度の高い透明のジェルが肌に密着し、髭剃りの最中に垂れ落ちたりする心配もありません。
品質が高い上、コストパフォーマンスに優れた商品です。
参考価格¥311
●シック Schick ハイドロ シェービングジェル240g
2種類のヒアルロン酸を配合し、髭剃り後も肌の水分を保ちます。
独自処方により、髭を芯から柔らかくし、スムーズにシェービングできます。
こちらも透明タイプのジェルですので、細かい部分まで剃ることができます。
参考価格¥376
●サクセス 薬用シェービングジェル 多枚刃カミソリ用 180g
カミソリ負けを防ぐための薬用タイプとなっています。
少しの量でも伸びがよく、また滑りもよいので、髭剃りもスムーズに行うことができます。
参考価格¥478
電動シェーバーで髭剃り後もスキンケアは忘れずに
シェービングジェルを使用することで、成分が肌に浸透して肌の質を整えてくれる作用があります。
ただし、いくらシェービング剤を使用してシェーバーで髭剃りを行ったとしても、スキンケアを何もしないままですと、肌が乾燥して肌荒れやニキビの原因となることがあります。
そのため、髭剃り後のスキンケアは必要です。
髭剃り後は、肌を整える化粧水、またはアフターシェーブローションや乳液などを使用してしっかりと肌を保護しましょう。
男性用化粧水やアフターシェーブローションの中には、アルコールが含まれていて殺菌効果の強いタイプがありますが、肌が弱い方はこれが刺激となり肌荒れを引き起こす恐れがあります。
そのような方は、敏感肌用のものがおすすめです。
敏感肌用の化粧水やアフターシェーブローションには、肌の刺激となるアルコールなどが含まれていないため、安心してお使いいただけるでしょう。
「化粧水や乳液を使い分けるのが面倒」という方は、1本で化粧水と乳液の役割を果たすことができる「オールインワンタイプ」もおすすめです。
また、髭剃り後は肌の乾燥を防ぐためにも、できるだけ早めにスキンケアを行いましょう。
シェーバーでもシェービング剤を使用しよう
電動シェーバーはドライ剃りができるものですが、やはり肌の負担を考えたらウェット剃りがおすすめです。
シェービング剤には、ジェルや泡などの種類がありますが、敏感肌や剃り残しが気になる方は、ジェルタイプがよいでしょう。
シェービング剤はたくさんありますので、ご自分の最適なものを選んで肌への負担を軽減していきましょう。