髭剃りに使っているカミソリの替刃は、見た目で寿命が判断しにくい点もあり、「まだ剃れるから」という理由で交換せずに使い続けている人も多いのではないでしょうか。
しかし、寿命が過ぎたものを髭剃りに使用し続けると、肌荒れなどの肌トラブルに発展する可能性もあるためおすすめできません。
この記事では替刃の寿命の見極め方、また寿命を延ばす方法についてもご紹介していきます。
髭剃りに使うカミソリの替刃の寿命はどのくらい?
髭の硬さは人によって異なりますが、一般的には同じ太さの銅線程度の硬さであるといわれています。
それほど硬い髭を剃っていれば、カミソリの刃は当然痛んで切れ味が悪くなるでしょう。
替刃の寿命は、髭の濃さや硬さ、髭剃りの頻度によって異なりますが、平均的に2~3週間ごとの交換が目安とされています。
ただし、髭が濃い男性の場合、その分刃に大きな負担をかけていることになりますから、10日前後で交換する必要がある場合もあります。
また、シックハイドロシリーズのようにカミソリの刃の上部にジェルがついているカミソリがありますね。
こういったタイプの剃刀の場合には、ジェルが薄くなったと感じたら寿命を迎えたという1つの目安になります。
カミソリの寿命というものは、はっきりと「○日で交換」と明記しているものではないので、あくまで上記でお伝えしたものは目安となります。
では、はっきり交換時期と分かる基準となるものはないのでしょうか。
替刃の寿命が過ぎたと分かる判断基準とは
先ほど、カミソリの替刃の交換時期の目安についてお伝えしました。
ただし、これはあくまでも目安となるため、髭の質によっては多少なりとも変化することになります。
では、はっきりと寿命と判断できるものはあるのでしょうか。
○切れ味・サビ・ニオイ
カミソリの替刃を交換するタイミングとしては、「切れ味・サビ・ニオイ」で判断することができます。
特に、切れ味に関しては、髭剃りの際に分かりやすい部分ですから、少しでも違和感を感じた場合にはすぐに交換することをおすすめします。
しかし、多少切れ味が悪くても髭は剃れてしまいますので、切れ味が悪くなったと感じてもそのまま使用し続ける方もいますが、その分肌に負担をかけることになるので、避けた方がよいでしょう。
サビについては、分かりやすい目安かと思います。
カミソリの替刃にサビが発生すると、剃り味は格段に落ちますので、即座に交換するようにしましょう。
最後にニオイですが、カミソリの替刃は顔の皮脂や汚れなどが付着しています。
もしこれらをエサにしている雑菌が増殖すると、カミソリから嫌なニオイが発生することがあります。
このような状態になると、カミソリは不衛生な状態ですから、気持ちのよいものではありませんね。
ですから、ニオイがしたカミソリも寿命である目安の1つとなります。
寿命が過ぎた替刃を髭剃りに使用し続けるとどんなリスクがある?
カミソリの替刃は意外にも寿命が短いものです。
「まだ剃れるから」といって寿命を過ぎたカミソリを使用し続けていると、どんなリスクがあるのでしょうか。
○肌荒れしやすくなる
寿命を過ぎたカミソリは、刃の切れ味が悪くなっている状態です。
切れ味の悪い、劣化した状態のカミソリで髭剃りをすると、髭を剃るときに大きな抵抗が生まれます。
すると、一度できれいに髭を剃り切ることができず、引っ張りながらちぎるように髭を切るので、毛穴を広げたり、剃り残しが多くなってしまいます。
一度のストロークで髭を剃り切ることができなければ、その部分を何度もカミソリで滑らせることになりますから、肌への負担も大きくなります。
また、同じカミソリを長く使用していると、それだけ肌の皮脂や汚れが蓄積されていきますので、雑菌が溜まりやすい状態になります。
もし、切れ味の悪い刃で肌を傷つけ、その傷口に雑菌が侵入すれば、肌荒れを引き起こしやすくなります。
このように、「まだ剃れるから」という理由で替刃を交換しないことはとても危険な行為でもあります。
寿命がきたと感じたら、すぐに新しい替刃に交換しましょう。
カミソリの替刃の寿命を延ばす方法①
カミソリの替刃は定期的に交換する必要があります。
しかし、替刃が高いと感じたことありませんか?
ここでは、替刃の寿命を延ばす方法についてお伝えしてきます。
○髭剃り前に髭に水分を与える
最初にお伝えしたように、髭の硬さは銅線に並ぶ硬さです。
ですから、髭を剃る前にしっかりと髭に水分を浸透させ、柔らかくしてから髭剃りを行いましょう。
髭は水分を含むと、40%程度膨張し、柔らかくなるという性質があります。
これにより、カミソリの刃に負担をかけずスムーズに剃り落とすことができるので、カミソリの替刃の寿命を延ばす効果があります。
髭を柔らかくする方法としては、髭に蒸しタオルを当てることや、シェービング剤を使用することが挙げられます。
カミソリの替刃の寿命を延ばす方法②
○カミソリの保管
カミソリは刃が何枚にも重ね合わさっている製品が多いので、なかなか内部まで洗浄することは難しいものですよね。
ですが、カミソリを使用するにあたり、皮脂や汚れの付着は避けられません。
これらの汚れは、空気と触れることで酸化し刃の劣化に繋がります。
ですから、刃の寿命を延ばすためには、酸化を防ぐための汚れの除去が大切です。
髭剃りを終えたら、すぐにカミソリの刃をきれいに掃除しましょう。
また掃除し終えたら、しっかりと水気を切り、できるだけ湿気のない場所で保管します。
もし、浴室などの湿気が多い場所に保管している方は、保管場所を変更するだけでも、替刃の寿命は大きく延びると思われます。
また、替刃がセットになった製品の保管は、ジップロックやジッパーつきの袋に乾燥剤と共に入れて保管することをおすすめします。
間違っても、湿気の多い浴室や洗面台付近には置かないようにしてください。
このような場所に保管していると、使用する前に刃の劣化が進んでしまいます。
髭剃りでの剃り味が復活!?カミソリ刃シャープナー「Razorpit」とは
カミソリの替刃の寿命を少しでも延ばせたらうれしいですよね。
そこで、おすすめの商品をご紹介します。
その商品は「Razorpit(レイザーピット)」です。
レイザーピットは、カミソリに付着した皮脂や汚れなどを取り除き、切れ味と清潔さを保つために生まれたカミソリ刃シャープナーになります。
使い方は、非常に簡単です。
まずシェービング剤をレイザーピットに塗り、カミソリの刃を押し付けるように滑らせます。
その際、髭剃りの時とは反対方向に3~4回滑らせます。
最後にカミソリについたシェービング剤を洗い流せば完了です。
このレイザーピットは、刃を直接研磨するわけではありませんが、カミソリ汚れをすっきりと落としてくれるので、切れ味が復活するというものです。
実際の口コミでも、「切れ味が復活した」「コスパがよい」という高評価も多く見られます。
中には、「替刃が3ヶ月も持った」という口コミもありましたので、試してみる価値はありそうですね。
替刃は定期的に交換を
髭は思っているよりも硬い物質です。
ですから、カミソリの刃は定期的に交換する必要があります。
「まだ剃れるから」「もったいないから」という理由で使用し続けていると、肌荒れを起こすリスクが高くなります。
一般的な交換目安としては2~3週間ですが、それ以前に違和感を感じた場合には、すぐに交換することをおすすめします。