鏡を見たときに、「頬はカサカサしているのに、鼻の上だけはテカッている…」という方はいませんか?
これに当てはまる方は「混合肌」タイプかもしれません。
自分が混合肌であることに気づかず、間違ったスキンケアをしていると、どんどん症状が悪化してしまうことがありますので、正しいケアを知ることが大切です。
そこで今回は、肌のタイプや混合肌についての詳細、おすすめのメンズケアアイテムをご紹介しましょう。
肌のタイプを分類!それぞれの「特徴」をつかもう!
まず最初に、肌のタイプを分類し、その特徴を見ていきましょう。
基本的には、肌の「水の量」と「油の量」で判断します。
●普通肌タイプ
肌にある水の量と油の量が均一で、バランスがとれているタイプです。
そのため、肌トラブルが起きにくいとされています。
●乾燥肌タイプ
肌にある水の量と油の量が少なく、カサカサして粉をふくこともあります。
空気が乾燥しやすい冬になると、症状がさらに悪化する傾向があるので注意が必要です。
●脂性肌タイプ(オイリー肌タイプ)
肌にある水の量と油の量が多く、顔全体がベタベタしやすいのが特徴です。
女性よりも男性に多いといわれており、「オイリー肌対策」をうたったメンズケアアイテムが目立ちます。
●混合肌タイプ
「乾燥肌」と「脂性肌」が混在しているタイプです。
美容の知識が広まっている現代においても、まだまだ「混合肌」を認知している男性は少なく、正しい対処法が浸透していないといわれています。
そのため、自分の肌タイプを知り、日頃の洗顔やスキンケアを見直していくことが大切です。
次項から、この混合肌について、詳しく学んでいきましょう。
スキンケアが難しい?混合肌について学ぼう!
先ほどもお話ししたように、混合肌は「パーツ」によって肌タイプが異なります。
そこで、症状の違いが出やすいとされている「フェイスライン」と「Tゾーン」ついて、以下にまとめました。
●乾燥しやすい《フェイスライン》
目尻から頬・顎にかけてつながっている部分です。
もともと皮脂腺が少なく、季節を問わず乾燥してしまうため、「カサカサする」「粉をふく」「痒くなる」といった症状が出やすくなります。
●皮脂が出やすい《Tゾーン》
額や鼻まわりを指す「T字」の部分です。
皮脂の分泌量が多く、毛穴に汚れが詰まりやすいため、「テカテカする」「毛穴が黒くなる」「ニキビができる」といった症状が目立ちます。
上記の通り、大きな違いは「皮脂の分泌量」にあります。
混合肌の方は、パーツによる差が出やすいため、それぞれの特性を理解した上での洗顔や、メンズ特有のスキンケアが必要となります。
次項では、正しい洗顔方法からご紹介していきます。
混合肌のための「正しい洗顔」とは?
それでは、スキンケアと同様に大切な「正しい洗顔の流れ」を見ていきましょう。
【混合肌タイプの洗顔方法】
①手と顔をしっかり濡らす
手が濡れていないと、うまく泡を立てることができません。
②ネットを使い、濃密な泡を立てる
こまめに水を追加し、きめ細かな泡をつくります。
「泡を立てることが億劫だ」という方には、泡タイプのメンズ用洗顔料が向いています。
③はじめに、皮脂が出やすい「Tゾーン」を洗う
「小鼻」には皮脂が溜まりやすいので、洗い残しのないよう注意してください。
④乾燥しやすい「フェイスライン」に泡を乗せる
フェイスラインは皮脂の分泌量が少ないので、泡を乗せるだけでも、ある程度汚れを落とすことができます。
⑤ぬるま湯で泡を流す
肌の負担にならないよう、なるべく素早くおこないましょう。
次に、洗顔のポイントをご紹介します。
【お湯の温度を使い分ける】
乾燥が気になる部分には「30度」程度のぬるま湯が適しています。
一方で、皮脂が出やすい部分は「35度」程度に調整するとベストです。
【皮脂を落としすぎない】
肌には必要とされている皮脂もあります。
鼻のテカりを落とそうと必死になり、洗いすぎてしまうことで、肌トラブルにつながる恐れがあります。
混合肌におすすめ!メンズ用洗顔料の選び方
洗顔には欠かすことができない「洗顔料」ですが、特徴が違うそれぞれのパーツによって使い分けていくのは大変ですよね。
そこで、自分のベースとなっている肌質に合わせて、「石鹸タイプ」や「フォームタイプ」から選ぶことをおすすめします。
中でも、オールマイティーに対応できておすすめなのが【BUSO:メンズソープ】です。
乾燥肌に必要な「保湿成分」と、脂性肌にも有効な「低刺激成分」が優秀で、ネットでも話題の固形石鹸です。
「ヒアルロン酸」「高純度フルボ酸」「コラーゲンペプチド」などといった、保湿効果が高い成分が多く配合されており、肌に潤いを補うことができます。
さらに、「防腐剤」「凝固剤」「着色料」といった「化学合成添加剤」は不使用なので、敏感肌の方や肌トラブルが起きやすい方でも安心です。
フォームタイプでおすすめなのは【マンダム:ルシード 薬用オイルクリア洗顔フォーム】です。
頑固な皮脂にも対応しているので、特にTゾーンが気になりやすい方におすすめです。
しかし、乾燥しやすい面もカバーできる「コエンザイムQ10」「浸透性アミノ酸」などの保湿成分が含まれているので、混合肌に向いている洗顔料だといえます。
「石鹸タイプ」と「フォームタイプ」、自分の好みやシーンに合わせて選びましょう。
続いて、スキンケアアイテムをご紹介します。
メンズ専用!混合肌向けのスキンケアアイテム紹介①
もちろん、洗顔後の「スキンケア」も忘れてはいけませんね。
混合肌の場合は、「しっとりタイプ」と「さっぱりタイプ」どちらを選べばいいのか迷うと思いますが、基本的には洗顔料と同じく「保湿」をメインに考えましょう。
今回も、手にとりやすいメンズ専用のアイテムから選びました。
【ZIGEN:オールインワンフェイスジェル】
オールインワンなので、「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」の役割を果たします。
やわらかいジェルのつけ心地や、高い保湿力には定評があり、アルコールフリーで低刺激なのも嬉しいポイントです。
さらに無香料なので、「化粧品のようなきつい香りが苦手だ」という男性にもオススメですよ。
【QUATTRO BOTANICO:アクアモイス化粧水】
こちらの化粧水もオールインワンで、「化粧水」「乳液」「美容液」の役割を兼ね備えています。
男性の肌トラブル「乾燥」「皮脂」「毛穴」「ハリ不足」を解消し、植物エキス由来なので、肌にやさしいのが特徴です。
また、とろみのあるテクスチャは伸ばしやすく、少量でも十分なため、コストパフォーマンスにも優れています。
メンズ専用!混合肌向けのスキンケアアイテム紹介②
混合肌タイプの方には、「テカりよりも乾燥のほうが気になる…」という方もいると思います。
そんな方には、乾燥がひどい部分に「クリーム」や「乳液」を重ねる「2ステップケア」がおすすめです。
肌の状態を見て判断し、乾燥が気になる部分を徹底的に保湿していきましょう。
それでは、保湿に特化したスキンケアアイテムをご紹介します。
【NIVEA MEN:クリーム】
顔だけでなく、全身に使うことができる、ニベアのメンズラインクリームです。
「グリセリン」配合で、肌の潤いを保つことができます。
通常のニベア、いわゆる「青缶」との違いは、「テクスチャ」と「香り」にあるといいます。
メンズラインクリームのほうが伸びやすく、塗ったあとのサラサラ感が増しているので、使用感が好評です。
一方で、香りは通常のニベアよりも清涼感があり、好みが分かれるところなので、気になる方は、実際に試してみることをおすすめします。
混合肌には「潤い」を!正しいケアで肌を健やかに保とう!
今回は、複雑な特性を持つ「混合肌」についてお話ししました。
洗顔やスキンケアには、ちょっとしたコツがいる混合肌ですが、正しい知識を得ることで、肌の質を改善していくことができます。
やはり、肌には「保湿」が一番なので、日頃から潤いを与えてあげることが大切ですね。
混合肌の男性は、是非参考にしてみてください。