「髪」だけでも人の印象は大きく変化します。
髪型が似合うかどうか、髪の毛の色が明るいかなどで全く異なるのです。
メンズは、特にヘアカラーで印象が変わることがあります。
髪の毛が黒いときと茶色に染めたときの印象の違いをお伝えします。
髪の毛が黒い人が普通だった!
日本人は髪の毛が真っ黒の方がほとんどです。
昔は黒くないと世間から「悪い人」みたいな印象を与えました。
しかし今では逆に、ヘアカラーをしている方が多い時代になりました。
1つの理由としては「情報」を誰もが同じように見られる様になったということです。
流行も昔であれば、テレビや雑誌などで取り入れていました。
田舎になるとテレビ番組も、東京よりも2週間遅れくらいで放送されたりしていました。
それからたった何十年かの間に、テクノロジーの発展のおかげで情報が誰でも同じように見れる環境になりました。
今では当たり前のように「スマホ」を誰もが持っています。
そして、何かわからないことは片手で何でも調べることができます。
もちろん、髪型の流行もスマホで調べられます。
誰もが同じような流行を取り入れることができるので「オシャレ」が身近になったわけです。
また、レディースだけのオシャレだったものが、メンズに取り入れられる時代です。
髪の毛を茶色に染めるのが敬遠されがちだった時代から、今では当たり前に変わりました。
髪の毛を明るくすると、印象もとても大きく変わってきます。
では、印象はどのように変わってくるのでしょうか?
髪の毛が黒いと印象はどう見える?
流行を誰もが素早く見れるようになった今だからこそ、髪を染めるのも当たり前になりました。
髪の毛が黒いと印象は「暗い」「根暗」などのマイナスのイメージを与えやすいです。
黒くても髪型によっては、明るい印象を与えることもありますが「黒」がネガティブな色なのです。
髪の毛が黒いことにより、全体の髪も重く見えたりします。
特にメンズの場合は、眉が太めだったりしますので黒がより強調されやすいです。
よく言えば「男らしい」という風にとらえられるかもしれません。
しかし、暗い色というのは印象を明るくは見せにくいので注意が必要です。
例えば、髪が黒くて目が一重の方などは「根暗」「キツそう」などの印象を与えやすいです。
前髪も黒くて、目にかかるかどうか位の長さでいると「一重」がより際立ちます。
一重の方の悩みの一つは「目つきが悪く見られる」ということです。
この悩みを、髪が黒くて前髪があることでより強調してしまうのです。
つまり、コンプレックスをより人に見せつけてしまうということですね。
逆にパッチリした目の方は、黒くても大丈夫です。
むしろ、わざと目に視線を集めて「パッチリしている」といった印象を与えることもできます。
髪が黒くて良い印象を与えるためには、雰囲気を変える事が重要です。
そこで髪の毛を「自然な茶色」に染めたら、印象はどう変わるでしょうか?
髪の毛を自然な茶色にするとメンズでも印象が変わる
ビジネスシーンでは黒い髪が一般的です。
ただ、ネガティブな印象を与えやすい色でもあります。
自分の強みを逆にうまく使う方法もありますが、一般的にはネガティブな印象になります。
では、この黒い髪の毛を「自然な茶色」に変えたとすればどう変わるでしょう?
髪の毛が軽く見えるので、明るい印象を与えることができます。
特に、髪の毛の量が多いメンズにオススメです。
髪の毛の量が多い方は、髪が黒いだけで重く見えてしまいます。
しかし、少し明るくするとそれだけで雰囲気が変わり軽い感じを出してくれます。
それほど、黒髪と茶色では印象を変えてしまうのです。
目が一重の方でも、髪を明るくするだけで「根暗」「キツそう」という印象はなくなります。
大手の会社でも最近では7~8トーン(髪の明るさ)くらいまで大丈夫なところが多いです。
明るめの髪の毛にして印象を変えてみてはどうでしょうか。
ただ、トーン(髪の毛の明るさ)がわかりにくい方もいると思います。
次項で詳しくお伝えしていきます。
メンズに似合う自然な茶色は何トーンなの?
ヘアカラーをするときには、必ず明るさを決めてから染めていきます。
美容室で染めたことがある方は知っているかもしれません。
今ではメンズでも美容室に行くのは当たり前ですので、恥ずかしくありません。
美容室では、見本(カラーチャート)を見てもらいながら相談して決めていきます。
そのときに、美容師さんがあなたに似合う色を決めてくれます。
メーカーによっても違うのですが、基本的に低い数字が示すものは暗い色です。
例えば、1トーンと表示されていれば「真っ黒」になります。
厳密には、1~3トーンは日本人にはほとんど見られません。
日本人の黒髪の平均的トーンは4トーンくらいが多いです。
つまり、地毛で1トーンはほとんどないということですね。
人工的に「どす黒い」「青黒い」という感じに染めるときにはなるかもしれません。
しかし、めったにこのように染める方はいないのですね。
自然な茶色の場合ですと、大体の目安として5~8トーンくらいと言われています。
大手の会社でもこのくらいまでは許容範囲ということです。
最近では、銀行などでも逆に「染めてください」と言うところもあるそうです。
銀行には受付がありますよね?
この受付の方が「暗い」「根暗」などのネガティブな印象を与えたらどうでしょうか?
そのようにならないように、わざと染めさせるところもあるくらいなのです。
それくらい、髪の毛の色によって印象は変わります。
では、トーンが明るければより良いのでしょうか?
メンズで10トーンの髪の毛にしたときには?
基本的には5~8トーンが自然に見える色とお伝えしました。
しかし、髪の毛を10トーンまで明るくしたらどうなるでしょうか?
もちろん自然な茶色にはならないので「明るい髪の毛」になってきます。
メンズで明るすぎる髪の毛になると、どのような印象になるでしょうか?
黒い髪の毛に比べれば「明るい」という印象は与えられます。
しかし、明るくなればなるほど「チャラい」という印象を与える可能性も出てきます。
10トーンくらいの明るさですと、一般的な社会人では少し明るいでしょう。
もし会社員で接客や営業をする方ですと、第一印象は良くならない可能性も出てきます。
大手企業でも5~8トーンくらいまでという基準は、このようなことも理由の1つなのです。
11トーン以上になってくると「金髪」に近くなってくるので、より印象が変わります。
印象を大事にする仕事の場合には、あまりオススメできないトーンということですね。
もし、11トーン以上明るくするときには、気を付けなければならないことがあります。
自然の茶色を超えた明るさにしたときの注意点
5~8トーンが一般的な明るさとお伝えしました。
しかし、明るくして「金髪」みたいな感じにしてみたいという方もいます。
1度はやってみたいと興味がある方は「あること」に気を付けてください。
11トーン以上の明るさにするは「髪の毛が傷んでしまう」というデメリットがあります。
これは、ブリーチ剤などを使用する場合がほとんどだからです。
薬の力が強いと、髪の毛に負担がかかってしまい、髪の毛にダメージを与えます。
自然な茶色の場合もヘアカラーなので多少負担はかかります。
しかし、ブリーチに比べれば全然薬の力は弱く抑えられているため、ダメージはそれほど大きくありません。
昔「ホワイトブリーチ」というものが流行ったときがありました。
これは髪の毛を「白」にしたいという人が増えたためです。
外国人風にしてオシャレを楽しむ、ということで白にしていたわけですね。
髪の毛を白に抜くということは、何度もブリーチをするということです。
これはもちろん、髪の毛にはよくないことです。
1度やるだけでも結構傷んでしまうので、11トーン以上はあまりオススメできません。
髪の毛は一生あったほうが良いものです。
無理な負担をかけることによって、将来「ハゲ」になる可能性も出てきます。
特にメンズは、髪の毛や頭皮には負担をかけないようにしましょう。
髪の毛は自然な茶色が印象を良くする
黒い髪の毛だと印象は「根暗」などのネガティブな印象を与えがちです。
髪の毛を自然な茶色に染めることで、明るい印象を与えます。
極端に明るくなると逆に「チャラい」などの悪い印象を与えかねません。
明るくなればなるほど、髪の毛や頭皮に負担もかかってしまいます。
一般受けする「5~8トーン」で程よく明るくしていきましょう。