手や顔を洗う時に石鹸を使っていますか。
もし使っている男性がいたら、その時の泡の状態を確認してみてください。
石鹸で汚れを落とすためには、十分な泡立てが必要です。
汚れは手の平で落とすのではなくて、泡で落とさなければならないのです。
これから手や泡立てネットを使った石鹸の泡立て方をご紹介しますので、毎日の生活にぜひ取り入れてみてください。
石鹸の泡の役割
手や顔を洗う時には石鹸を利用することが多いと思います。
そのようなときは石鹸を自然と泡立てているのではないでしょうか。
そんな当たり前のように泡立てている石鹸の泡には、どのような役割があるのでしょう。
石鹸の泡の役割としてまず思い浮かぶのが、汚れの洗浄です。
石鹸自体には、脂汚れと水という異なる物質を混ぜ合わせる界面活性作用により、汚れを石鹸水に溶かしだす力があります。
ですが、石鹸の泡はそれとは違う働きを持っています。
石鹸の泡には、汚れを泡で浮かせてはがし取るという力があるのです。
泡は空気をたくさん含ませることで弾力性が増します。
弾力性が増した泡は、肌と肌の摩擦を防ぎ、肌ダメージを減らすことができます。
また、たっぷりと泡立った泡は洗浄力が整った合図でもあり、洗浄効果も十分に発揮できます。
このように石鹸の泡には大切な役割があり、手や顔を洗う時には、きめ細かな泡をたっぷりと作る必要があります。
そんなときに役に立つのが泡立てネットです。
次項で泡立てネットを使った石鹸の泡立て方をご紹介していきます。
泡立てネットを使った石鹸の泡立て方
石鹸を簡単に泡立てるためには泡立てネットがおすすめです。
泡立てネットを使って泡立てれば、きめ細やかな泡をたっぷりと作ることができます。
朝の時間帯に洗顔のために時間をかけて泡を立てるのは難しいですよね。
そんな忙しい男性でも、泡立てネットならば簡単に石鹸を泡立てることができます。
それでは、泡立てネットを使った石鹸の泡立て方をご紹介していきます。
①泡立てネットを水に浸し、そのあとにしっかりと水気を切っておきます。
余計な水が付いていると、きめ細やかでしっかりとした泡がつくりにくくなってしまうので、注意してください。
②石鹸を泡立てネットにもみこみます。
③ぬるま湯を加えながら、空気を含んだ適度な硬さの泡をつくりましょう。
泡立ちを良くするためにはぬるま湯がおすすめです。
これで、泡立てネットを使ってきめ細やかな泡をつくることができるはずです。
また、泡立てるときは空気を多く含ませることを意識して、もちもちな泡をつくりましょう。
泡立てに便利な泡立てネットですが、注意しなければならない点があります。
それは、保管方法です。
泡立てネットを水で濡らしたまま保管すると、雑菌が繁殖し衛生面での不安が残ります。
そのため、使い終わった泡立てネットは風通しが良いところでよく乾燥させ、清潔に保管しましょう。
ネットは使わない!手だけを使った石鹸の泡立て方のコツ
泡立てネットは石鹸を泡立てるのにとても便利です。
しかし、泡立てネットを使わずに手だけでも十分な泡を立てることは可能です。
泡立てネットの手入れが面倒という男性にもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、手を使った石鹸の泡立て方についてご紹介していきます。
①石鹸を清潔な手のひら全体に広げます。
フォームタイプなら2~3センチ、固形石鹸なら濡らした手でくるくると回します。
手が汚れたままだと泡立ちが悪くなってしまいますので、泡立てを始める前に手を清潔にしておいてください。
②手のひらをくぼませて、ぬるま湯を少しずつ加えながら指でくるくると回して石鹸を泡立てましょう。
③一つ一つの大きな泡が、きめ細かくなるまで泡立てます。
④手のひらを下に向けても落ちないくらいまで泡立てたら完成です。
泡立てネットに比べると、少し時間がかかってしまいますが、余裕のあるときは手で泡立ててもいいかもしれませんね。
泡立て方のコツを覚えたら正しい手の洗い方を学ぼう!
手や泡立てネットを使った石鹸の泡立て方を覚えたら、次は正しい手洗いや洗顔について学んでいきましょう。
まずは正しい手の洗い方からお話ししていきます。
家に帰宅したら手洗いをするのは基本です。
風邪などに感染するリスクを減らすためにも、正しい手順で手を洗いましょう。
①石鹸をつける前に手を水ですすぎます。
②石鹸を手に付け、十分に泡立ててください。
③まずは手のひらを洗い、そして手の甲を洗います。
④指の間と親指の付け根、指先も入念に洗いましょう。
⑤手首まで忘れずに洗ってください。
⑥洗い終わったら、水で汚れと泡を流し落とします。
⑦清潔なタオルで水分をしっかりと拭き取ってください。
正しい手洗いを習慣にして、雑菌やウイルスから体を守りましょう。
顔を洗う時は泡立てネットがおすすめ
次に、正しい洗顔方法についてお話ししていきます。
洗顔にはきめ細やかな泡が欠かせません。
また、洗顔にはたっぷりの泡が必要なので、簡単にたくさんの泡がつくれる泡立てネットを使うことをおすすめします。
洗顔の時の泡は、摩擦を少なくして肌ダメージを減らすことに加えて、毛穴の奥まで泡がしっかりと入り込み、毛穴詰まりを解消してくれます。
洗顔で注意しなければならないのは泡の硬さです。
泡が硬いということは、洗浄成分が多く入りすぎているということです。
乾燥肌の人の場合は、必要な皮脂まで取りすぎてしまうこともありますので、適度な硬さの泡をつくるようにしてください。
それでは、洗顔の手順についてご紹介していきましょう。
①上記で紹介した「泡立てネットを使った石鹸の泡立て方」で作った泡を、おでこ・頬・鼻・あごに置いていきます。
②泡を肌の上で転がすように、優しく洗います。
このとき、手のひらで肌をこすらないように注意してください。
③洗い終わったら、ぬるま湯で泡を流し落とします。
泡の洗い残しが無いように、生え際なども十分に洗い流しましょう。
④清潔なタオルで、しっかりと水分を拭き取ってください。
ゴシゴシと拭くのではなく、ポンポンと押し当てるように優しく拭き取りましょう。
これで洗顔は終了です。
泡立てネットが無いときはビニール袋で代用しよう!
石鹸を泡立てるためには泡立てネットが便利です。
泡立て方さえ覚えてしまえば手間もかからないので、泡立てに時間をかけたくない男性にもおすすめです。
しかし、泡立てネットを持っていなかったり、外出先で泡立てネットを忘れてしまう場合もあるかと思います。
そんな時は、ビニール袋を代用してみましょう。
それでは、ビニール袋での泡の作り方をご紹介します。
①ビニール袋の下の部分の両端を結びます。
②ビニール袋の表面を濡らしてください。
③濡らした部分と結んだ部分が内側になるように、ビニール袋を裏返します。
④ビニール袋の中に石鹸を入れます。
フォームタイプなら2~3センチ、固形石鹸なら何回かくるくると回して取り出します。
⑤空気を含ませながら結んだ部分を中心にもみこみます。
これだけで、簡単に泡をつくることができます。
使用済みのビニール袋を使う場合は、汚れが付いていることもあるので、一度洗浄してから泡立てに使ってください。
石鹸の泡立ては泡立てネットが便利!
石鹸は手だけを使って泡立てることも可能です。
しかし、泡立てネットを使ったほうが、手間も時間も減らすことができるでしょう。
特に朝の洗顔に時間をかけたくない男性には、泡立てネットがとても役に立ちます。
きめ細やかな泡で洗顔を行えば、肌をダメージから守ってくれるはずです。
泡立てネットを持っていないときは、ビニール袋を使って泡立てを試してみるのもおすすめですよ。