「髪の毛が癖毛で気になる」、「雨の日は特に髪の毛がくるくるになる」と悩んでいる男性はいませんか。
癖毛だとスタイリングにも時間がかかり、思い通りの髪型にするのも難しいですよね。
この記事では、癖毛になってしまう原因や仕組み、種類についてご紹介します。
また、癖毛の改善方法もあわせてご紹介するので、癖毛を気にしている男性は是非参考にしてください。
髪の毛が癖毛になる原因
癖毛で髪の毛のセットがうまくできない男性は多いのではないでしょうか。
特に雨の日などは、気合を入れてセットをしても湿気で台無しになってしまうこともありますよね。
このように、男性を悩ませることが多い癖毛ですが、そもそもなぜ髪の毛が癖毛になってしまうのでしょう。
癖毛の原因は先天的要因によるものが大きいと言われています。
先天的要因とは遺伝が多くを占めます。
両親のどちらかの髪の毛が癖毛の場合、半分以上の確率で子供も癖毛になると言われています。
しかし、生まれた時の髪の毛が癖毛ではなかったとしても、その後の成長段階で癖毛になることもあります。
それが、後天的要因によるものです。
後天的要因として挙げられるのが、間違った生活習慣です。
誤った洗髪の方法だけではなく、栄養バランスの崩れた食事や睡眠不足でも癖毛になってしまうことがあります。
その他にも、ストレスや喫煙なども頭皮の健康を損なうことに繋がります。
このようなことが原因で、髪の毛はくるくるとした癖毛になってしまいます。
それでは、次の項で髪の毛が癖毛になる仕組みについてお話ししていきます。
髪の毛がくるくるになる仕組みとは?
髪の毛がくるくるになってしまうのは、髪の毛の付け根、つまり毛根に問題があることが多いです。
癖毛の人の髪の毛は、伸びていく途中に段々とカールしていくわけではなく、生えた瞬間からカールしているということです。
髪の毛はケラチンというたんぱく質でつくられており、このケラチンの配列が乱れることで癖毛になってしまいます。
詳しくお話しすると以下の通りです。
髪の毛はメデュラを中心にして、その周りをコルテックスが囲み、一番外側の髪の毛の表面がキューティクルで覆われることでつくられています。
癖毛の原因となってしまうのが髪の毛の85%を占めているコルテックスという部分です。
コルテックスはケラチンでできていて、髪の毛に弾力をもたらします。
そしてコルテックスには、水を吸いやすいオルソコルテックスと、水を吸いにくいパラコルテックスの二つの種類があります。
この二つのコルテックスの配列が崩れたまま髪の毛が生えてくることで、髪の毛に癖がついてしまうのです。
湿気が多いときに髪の毛に癖が出やすいのは、コルテックスが水分に影響されやすいことが原因です。
その髪の毛の癖ですが、人によって癖毛の特徴は様々です。
次の項で、癖毛の種類について詳しくお話しします。
くるくる?うねうね?癖毛の種類
癖毛の種類は一つではありません。
単に癖毛といっても、人によってそのタイプは異なります。
癖毛は大きく4つに分類することができます。
①波状毛(はじょうもう)
波状毛は、日本人に多く見られる癖毛のタイプです。
髪の毛が波打ち、うねうねとした見た目になります。
湿気などで広がりやすいことが特徴です。
②捻転毛(ねんてんもう)
髪の毛が捻じれているのが特徴の癖毛です。
くるくるとしていて、カールをかけているように見えることもあります。
③縮毛(しゅくもう)
髪の毛が縮れているのが特徴です。
④連球毛(れんきゅうもう)
髪の毛の太さが均等ではないため、表面がぼこぼことした形状です。
様々な癖毛の種類がありますが、多くの人が一つではなくいくつかの癖毛の特徴を併せ持っていることがほとんどです。
このような髪の毛の癖を目立たせなくするためには、どのようにすればよいのでしょうか。
次の項でお話しします。
癖毛に効果のある毎日のヘアケアの注意点
気になる癖毛を目出たせなくするためには、毎日のヘアケアを見直すことも大切です。
毛穴の詰まりも癖毛の原因の一つになることがありますので、シャンプーの際は、毛穴の汚れを取るように頭皮をもみ洗いしましょう。
頭皮の毛穴がきれいになれば、男性の気になる加齢臭予防にも役立ちます。
癖毛にダメージを与えやすいのがドライヤーです。
ドライヤーを当てすぎると、熱で髪の毛が傷み、癖が出やすくなってしまいます。
そのため、入浴後の髪の毛は、タオルで水分を取り除いてからドライヤーを当てるようにしてください。
ドライヤーを髪の毛に当てる時も、熱が均等に伝わるように注意しましょう。
また、髪の毛の摩擦もできるだけ避けてください。
タオルで髪の毛を拭くときはこすらないようにし、ブラッシングも丁寧に行いましょう。
ブラッシングは髪の毛が濡れた状態のときにしてはいけません。
髪の毛が濡れていると、開いているキューティクルを傷めてしまいますので、髪の毛が乾いてからブラッシングを行ってください。
これらのことに注意すれば、髪の毛の癖を軽くすることもできるでしょう。
しかし、あまりにも髪の毛がくるくるしてしまい自分でのケアが難しい場合は、縮毛矯正をかけるのも方法の一つです。
くるくるの髪の毛を縮毛矯正でまっすぐに!
「くるくるの癖毛がどうしても気になる」という男性は、縮毛矯正をかけてみてはいかがでしょうか。
縮毛矯正は、薬剤や熱の力で髪の毛の主成分であるコルテックスの結合を一度ほどいてから、再びまっすぐな状態で結合する方法です。
髪の毛の癖が強い人にもおすすめする方法ですが、縮毛矯正をかけるにはある程度の髪の毛の長さが必要です。
目安の髪の毛の長さとしては3センチ以上が必要です。
また、縮毛矯正は髪の毛へのダメージが大きいです。
そのため、カラーリングやブリーチなどで髪の毛が傷んでいる男性の場合、縮毛矯正をかけるのが難しいこともありますので、その点は美容院で事前に相談してみましょう。
髪の毛の傷みに関してなのですが、毎日ストレートアイロンで髪の毛のスタイリングをするよりは、一回の縮毛矯正をかけたほうがダメージが少なく済みます。
縮毛矯正は一度の施術で3~6か月ほどは持ちますので、髪の毛へのダメージだけではなく、手間も減らすことができますよ。
それなりの金額は必要になってきますが、その分まっすぐな髪の毛を数か月維持することができます。
癖毛がコンプレックスの男性は、一度縮毛矯正をかけてみるのもいいかもしれませんね。
癖毛を活かす!おすすめの髪型
癖毛はコンプレックスになってしまうことが多いですが、髪型を工夫すればくるくるの癖毛を活かすこともできます。
これから癖毛の男性におすすめの髪型をご紹介しますので、ぜひスタイリングの際の参考にしてみてください。
・ベリーショート
ショートよりも短いベリーショートならば、髪の毛の癖が目立ちにくくなります。
前髪の癖が強い男性でも、さっぱりとした短めのスタイルなので、癖毛が気になりません。
逆に、癖毛が自然なニュアンスを演出してくれるので、気になる癖毛も活かすことができます。
・マッシュ
マッシュはくるくるとカールした癖毛との相性が良い髪型です。
癖毛を活かすことで、パーマ風のおしゃれなスタイルをつくることができます。
・ツーブロック
トップに癖がつきボリュームのある髪の毛を残し、サイドを刈り上げることでバランスの取れたスタイルになります。
ツーブロックにする際は、前髪を上げたほうが癖の強さが目立ちません。
このように、癖毛を活かす髪型はたくさんあります。
癖毛だからといって気にしすぎることはやめて、自分の癖毛を活かした髪型を見つけましょう。
癖毛へのコンプレックスを手放そう!
髪の毛は遺伝により癖毛になることが多いですが、普段の生活環境によっても癖毛になってしまうことがあるようです。
コンプレックスにもなり得る癖毛ですが、毎日のヘアケアを見直すだけでも改善することは可能ですよ。
「どうしても癖毛が気になる」という男性は、縮毛矯正をしてみるのもいいかもしれません。
または、癖毛を活かしたヘアスタイルで、コンプレックスを強みに変えてみるのも方法の一つです。