髪の毛の細胞は死んでるの?髪の毛のメカニズムを知ろう!

髪の毛のケアは、特に女性の方達にとって、日々心掛けていることですよね。

よくテレビのCMなどで、「髪の毛を生き返らせる」というキャッチフレーズを耳にすることはないでしょうか。
そもそもの話、髪の毛は生きているのでしょうか?

実は、髪の毛は「死んでる細胞」である、ということを聞いたことがある方もいると思います。

この記事では、そんな疑問から髪の毛のメカニズムをご説明していきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

前髪がどこからかわからない!てっぺんはここまででいいの?

女性でも男性でも、髪型で1番気にするところは前髪だと思います。特に男性は、見た目の印象を良くした...

排水溝詰まりの原因追究!髪の毛を溶かす洗剤や対策をご紹介

多くの男性がする家事として、お風呂掃除があります。浴槽の掃除だけで済めばよいのですが、時には排水...

生え際の産毛が伸びないと悩んでいる人に朗報!

早ければ20代後半頃から、前髪の生え際が後退して悩んでいる人は多いのではないでしょうか。そのよう...

髪の毛にタオルを巻くと男らしさアップ!?巻き方をご紹介

暑い時期や、外仕事で働いている男性に多く見られるのが、頭の髪の毛にタオルを巻くというスタイル。実...

何歳になっても悩む髪型、アラフォーになっても黒髪でいたい

人は「第一印象」で相手に対する印象がほとんど決まると言われています。男性は特に、ビジネスシーンに...

髪型に悩んだらレイヤーボブに!30代はどんな髪型が良いの?

仕事もプライベートも、軌道にのってくるのが30代。仕事で重要なことを任されたり、取引先の方と会う...

整髪料の特徴!ジェルの使い方に気をつけないと薄毛の一因に

ヘアスタイルをばっちり整えてくれるワックスやジェルですが、使い方に気をつけないと頭皮に良くない、とい...

美容業界の仕事は男性で目指す人も多い!美容師の将来性は?

美への追求が好きな人は、女性だけではありません。以前から、美容師などでも男性が多く、美容業界での...

後頭部の絶壁に治し方はあるの?原因や対処法をご紹介!!

頭の形は人によっていろいろあり、また、人種によっても違いがあります。ハチが張っていたり絶壁だった...

髪型が台無し!横に膨らむのをどうにかするあの手この手

年を重ねると見た目を気にしなくなる人もいますが、いつもビシッときまっている人もいます。髪型も、適...

前髪のベタベタをなんとかしたい!それを直す方法をご紹介!

しっかりシャンプーをしても、半日も経つとベタベタになりがちな前髪。そんな髪や頭皮のベタつきに悩ん...

自宅でヘアカラー!初めてのセルフで失敗しないための方法!

セルフカラーリングは、何より安く簡単にできるので、節約しながらオシャレをしたい男性の方には便利ですよ...

エラ張りなんて気にしない!似合う髪型を見つけて悩み解決!

男性で「エラ」をコンプレックスと感じている人は少なくありません。エラ張り男性は、顔が大きく見えた...

アデノバイタルシリーズ!スカルプトリートメントの使い方

資生堂というと少し高級なイメージがあり、品質がよく安心できるということで、幅広い層の方に人気です。...

つむじが右巻きか左巻きかで何が違うの?ウワサの真相は?

頭の上、自分で見えないところにあるもの、それがつむじです。つむじには、右巻き・左巻きがあるという...

スポンサーリンク

髪の毛は死んでる細胞の集まりなの?髪の毛が伸びる仕組みとは

結論から言えば、髪の毛は死んでる細胞が集まってできたものです。

というのも、髪は爪と同様に、皮膚の細胞が角化して(角質化)できたものだからです。

頭皮に埋もれた髪の毛の根元には、「毛乳頭」と「毛細胞」があります。

毛乳頭は、発毛、脱毛を司る司令塔であり、頭皮内部の毛細血管と繋がっています。

毛細血管から酸素や水分、ビタミンなどの栄養素や、脱毛を促すテストステロンという成分を受け取り、毛母細胞に、発毛、もしくは脱毛のシグナルを送ります。

例えば、髪の毛を作るように、毛母細胞に司令が出されれば、細胞分裂を活発に繰り返し、それが角質化しながら上に押し上げられていきます。

これが、髪の毛が伸びていく仕組みです。

もう少し分かりやすくご説明すると、人間の身体は、古いものから新しいものに入れ替わる「新陳代謝」が常に行われています。

それは皮膚も同様で、古くなった角質細胞(皮膚細胞)が垢となって剥離し、新たな角質細胞に生まれ変わります。

この皮膚表皮の「新陳代謝」を「ターンオーバー」と言います。

髪の毛は、いわば古くなった毛母細胞の角質のようなもので、ターンオーバーのサイクルによって押し上げられ、伸びていくのです。

つまり、髪の毛は死んだ細胞である一方で、頭皮は生きている細胞であると言えます。

これで、髪の毛の伸びる仕組みは分かりましたね。

では次に、髪の毛の成長サイクルについて、ご説明していきましょう。

髪の毛の成長サイクルを知ろう!ヘアサイクルのメカニズム!

髪の毛の成長サイクル、いわゆる「ヘアサイクル」は、生えては抜けることを繰り返す周期のことです。

髪の毛1本1本には寿命があり、放っておくとどこまでも伸びていくわけではありません。

それぞれの寿命で抜け落ち、同じ毛穴から新たな髪の毛が生えてきます。

ヘアサイクルには、主に3期間に分けられます。

・成長期(約2~6年)

毛母細胞が活発に細胞分裂を重ねて、新しい髪が盛んに成長する時期です。

成長期には、髪の毛全体の約90%が作られていきます。

・退行期(約2週間)

毛母細胞の細胞分裂が鈍くなることで、段々と髪の毛の成長も衰えていき、髪の毛の成長が止まります。

・休止期(約3~4か月)

髪の成長が完全にストップし、抜けるのを待っている時期です。

それと同時に、頭皮の奥では、新しい髪を育てる準備を行っています。

休止期を過ぎれば、古い髪が新しい髪によって押し出されます(脱毛)。

ちなみに脱毛に関しては、1日に平均50~100本ほどが抜け落ちています。

これで、髪の毛の成長サイクルのメカニズムが分かったことでしょう。

実は死んでる細胞の髪の毛も、頭皮によって成長サイクルが生まれるのですね。

では、髪の毛は一体どのような成分でできているのでしょうか。

死んでる細胞、髪の毛を作る成分の秘密?

「髪の毛をうっかり焦がしてしまった!」

そんな経験はあまりないと思いますが、髪を焦がすと硫黄のような臭いがします。

それは、髪の毛の主成分、90%以上が「ケラチン」という硫黄を含むタンパク質で構成されており、18種類のアミノ酸が結合してできているからです。

その中でも主に含まれているのが、シスチン・グルタミン酸・ロイシンになります。

以下で簡単にご説明していきます。

・シスチン

ケラチンの約15%を占めるアミノ酸です。

美肌・美容効果やアンチエイジングのサポートをしてくれています。

・グルタミン酸

ケラチンの約14%を占めるアミノ酸です。

脳を活性化させ、美肌に効果的な働きがあります。

・ロイシン

ケラチンの約10%を占めるアミノ酸です。

肝機能を向上させ、筋肉強化の期待があるとされています。

以上が、ケラチンに含まれている主なアミノ酸ですが、他にも15種類のアミノ酸が含まれています。

また、ケラチンには、紫外線など外部の刺激やダメージから守る、バリア的な役割があります。

死んでる細胞の集まりである髪の毛に、このような主成分があるとは驚きですね。

では、そんな髪の毛は、一体どのような構造になっているのでしょうか?

髪の毛の構造はどうなっているの?

まず、髪の毛の構造は、大まかに分けて3層から成り立っています。

・キューティクル(毛小皮):一番外側
・コルテックス(皮質):中間部
・メデュラ(髄質):中心部

では、この3つの部位の役割をご説明していきます。

①キューティクル(毛小皮)

一番外側の表面部分であり、硫黄を多く含むケラチンタンパク質が主成分です。

キューティクルは半透明の鱗状で、タケノコの皮のように、毛根から毛先に向かって5~6枚重なっています。

この重なり合ったキューティクルの状態が、髪の毛の手触りや艶に影響してきます。

役割としては、髪の内部組織を、外部のダメージや刺激から守るバリアをしていますが、そのキューティクル自体が剥がれてしまうと、枝毛や切れ毛などの毛髪トラブルに繋がります。

②コルテックス(皮質)

髪の約85~95%を占めており、非常に重要な役割を果たしています。

主な成分は繊維状のタンパク質で、このコルテックスのタンパク質・脂質・水分量が、髪の太さや硬さなど、髪質を作り出す働きをしています。

また、髪の色を決める、メラニン色素も含まれています。

③メデュラ(髄質)

髪の毛の中心部にあるメデュラは、グルタミン酸と、金属を含む非ケラチンタンパク質からできています。

役割としては、紫外線や熱から頭皮を守ったり、髪の毛の艶に関係していると言われています

ただ、キューティクルやコルテックスとは異なり、依然多くのことが解明されていません。

詳しい情報は、今後の研究に期待されますね。

それにしても、死んでる細胞である髪の毛に、このような構造があるとは驚きですよね。

では、そもそも髪の毛の役割とは、一体何なのでしょうか。

詳しくご説明していきます。

死んでる細胞でも役割がある!そもそも髪の毛の役割とは?

普段気にすることがない、髪の毛の役割とは、一体何なのかご存知でしょうか。

逆に、毛髪がないことで、何か不具合が出てくるのでしょうか。

では、髪の毛の役割を整理してご説明していきます。

①衝撃を吸収・緩和

外部からの衝撃を吸収・緩和する、クッション的な役割があります。

髪の毛には、それぞれ1本1本に小さな空気が入っており、その量が寄り集まって衝撃を緩和するというわけです。

また、人の頭部には、衝撃に対応できる脂肪や筋肉がほぼ無いため、主に頭蓋骨が脳をガードしています。

人間の頭部は生きていく上で、非常に重要な部位なので、衝撃を吸収する髪の毛は必要不可欠ですね。

②有害な成分を排出

体内に溜まってしまった有害な成分(重金属など)を、体外に排出してくれます。

というのも、人間の体内では、有害物質を毛髪に送り込み、やがて髪の毛の成長サイクルの過程で自然に抜け落ちる、いわば「デトックス機能」があるのです。

③体温の保持

先に述べましたが、髪の毛はそれぞれに小さな空気が入っており、それが重なり合って毛同士の隙間に「空気の層」を作り出します。

それが断熱材的な体温の保持に繋がり、同時に衝撃を緩和する役割を果たしているのです。

死んでる細胞とは言え、髪の毛の役割は侮れませんよね。

さて、これまで髪の毛の性質や役割などをご説明してきました。

しかしながら、髪の悩みをお持ちの方の中には、疑問に思うことがあると思います。

それは、死んだ細胞である髪の毛が傷んだ場合、トリートメント剤で修復できるのか、ということです。

では、それについてご説明していきましょう。

髪の毛は死んでる細胞!傷んだ髪の毛は修復できるの?

「髪の痛みを治してくれるトリートメント」

「傷んだ髪を修復するトリートメント」

これらは、美容界における聞きなれたフレーズですよね。

ですが実際、トリートメントには髪へのダメージを緩和することはできても、修復する力はありません。

ましてや、髪は死んでる細胞の集まりであるため、1度ダメージを受けると、元に戻ることはないと言われてきました。

しかしながら、近年2017年の研究結果で、髪の主成分である「ケラチンタンパク質」には、元に戻ろうとする自己再生力あることが分かったのです。

そのケラチンタンパク質に、自己再生を促すのが「iDTコンプレックス」です。

つまり、死んだ細胞である髪の毛の「ケラチンタンパク質」が、実は再生できるということなのです。

今までの「髪=死んだ細胞」という常識を覆す研究が、今後どのように動いていくのか注目したいところですね。

人が生きていく上で重要な髪の毛

人類が地球上に誕生して以来、体毛、髪の毛は非常に重要な役割を果たしてきました。

髪の毛は死んだ細胞ではありますが、人が生きている上で、また、体を守る上で、なくてはならない存在です。

髪はダメージを受けたら再生することはない、と言われてきましたが、近年の研究で、髪の毛の在り方も今まさに変わろうとしています。

今後の研究に注目したいですね。