「髪型が決まらない」をお助け!キノコヘアの治し方

髪が伸びてくると、ボリュームが抑えられず悩みますね。

特にサイドの髪が膨らみ、シルエットがキノコのようになってしまって髪型がどうにもならないという男性が多いようです。

しかし、諦めないでください。

キノコヘアになってしまう原因を突き止め、自分にあった治し方を実践してキノコヘアと決別しましょう。

髪のボリュームが増える原因と対策を知ろう

髪が膨らんでキノコヘアになってしまい、髪型が決まらないと、せっかく美容室で整えてもらったカットも台無しですよね。

髪が膨らんでしまうのには、いくつかの原因があります。

・髪量が多い、または髪の毛一本一本が太い
・うねる、縮れるなどのクセがある
・髪にダメージがある
・髪質に合わない髪型にしている

原因を特定できれば髪のボリュームダウンにつながりますので、自分がどんな髪のタイプなのか調べることも一つの対策です。

対策が分かればおのずとキノコヘアの治し方も分かってきますので、まずは自分の髪がどのようなタイプなのか見直してみましょう。

髪のボリュームダウン対策としては、大きく三つの方法があります。

①ダメージを減らす

②髪型をアレンジする

③カットやパーマで髪の膨らみを抑える

まずは、毎日のヘアケアを徹底して髪のダメージを減らしましょう。

ダメージが残る髪の毛のままカットやパーマを続けると、今以上に髪が傷んでしまいます。

次の章からは、これらのボリュームダウン対策をご説明していきます。

キノコヘアの治し方・ヘアケアを徹底する

髪は、普段から熱や乾燥などの刺激にさらされています。

そういった刺激によって多くのダメージを負ってしまいます。

雨などの湿度の高い日に、ダメージのある髪の毛が保湿をしようとして水分を過剰に吸収してしまい、髪が膨らんだりうねりが強くなります。

雨の日にキノコヘアになり、なかなか髪型が決まらないのはこのためです。

しかし、湿気の多い髪が膨らみやすい条件の日であっても、普段から正しくヘアケアをしていれば髪のボリュームが増えてしまうのを防ぐことができます。

手始めに、洗髪するときのお湯の温度を下げてみましょう。

熱いお湯は洗いあがりがさっぱりするかもしれませんが、髪の乾燥に繋がってしまうのでおすすめできません。
38度くらいの温度が理想的です。

ぬるめのお湯で十分に予洗いをしてから、よく泡立てたシャンプーで頭皮を揉み洗いしましょう。

使うシャンプーも、ダメージケアの効果があるものに変えてみるのもいいでしょう。

シャンプーが残らないように十分にすすぎ、リンスやトリートメントで保湿します。

洗髪が済んだらタオルドライで余分な水分をよく拭き取り、ドライヤーで乾燥させます。

この時、ドライヤーの風を頭の上から当てるようにします。

顔の下の方からあおるように当ててしまうと髪の根元が立ち上がり髪が広がってしまいます。

また、ドライヤーで乾燥させる前に、洗い流さないトリートメントを使うことも髪のボリュームを抑える効果があります。

男性の中には抵抗がある方もいるかもしれませんが、翌朝の寝ぐせが減りますのでおすすめです。

キノコヘアの治し方・理想の髪型に近づけるヘアアレンジ

前項では、キノコヘアを防ぐためのヘアケアについて見てきました。

こちらでは髪型を整えるときに使える、キノコヘアを回避するスタイリングについてお話します。

ヘアケアを十分にすることで、髪の毛のボリュームが抑えられていれば問題ないのですが、さらにサイドの毛量を少なく見せる方法が、「トップにボリュームを出す」というものです。

頭頂部がペタンとしていると頭の形は横幅があるように見えますが、頭頂部に高さがあるスタイリングをすると頭全体が縦長に見え、サイドの髪の膨らみが目立たなくなります。

キノコヘアの治し方というよりはキノコヘアに見えにくくする方法ですが、簡単な方法ですので試してみるものいいかもしれません。

【トップにボリュームを出す方法】

①スタイリング剤を手に取り、よく髪に馴染ませる

②頭頂部付近の髪を持ち上げ、不自然にならないように持ち上げ高さを出す

ショートスタイルなら、根元から立ち上げてしまうのもいいでしょう。

長さがある場合は、持ち上げてから前髪やサイドに流すように整えると自然な感じに仕上がります。

キノコヘアの治し方・髪型が決まるカットとパーマ

ヘアケアをして、髪のダメージを減らすことができると、自然と本来の髪型に戻っていきます。

しかし、それでもキノコヘアになってしまう、または伸びてきた髪が広がってしまい治し方が分からないという方は、カットやパーマで髪型を工夫してみましょう。

髪型を工夫することによって、髪のクセや膨らみを抑えキノコヘアになってしまうのを防ぐことが可能です。

例えば、ばっさりとベリーショートやツーブロックにすることで、サイドの髪の膨らみを抑えられますね。

パーマをかける場合は、縮毛矯正やストレートパーマをつかうと全体のボリュームを抑えられます。

まっすぐにするものだけでなく、ゆるく巻くようなパーマでもいいでしょう。

人によっては、セットするのが楽になるということもあります。

カットやパーマは自分の印象に直結するので抵抗がある方もいるかもしれません。

しかし、クセや毛量、太さなどは意外と本人は分かっていない部分が多くあります。

思い切って、一度美容師さんに相談してみるのもオススメです。

キノコヘアの原因は骨格にもある?

キノコヘアになってしまった髪型を、「ハチが張る」ともいいます。

この「ハチ」とは、サイド部分のことを指します。

日本人をはじめアジア人の多くはこの「ハチ」部分が膨らみ、四角い骨格になっています。

髪の生えている土台がそもそも出っぱっているので、髪もそれに倣い膨らんでしまいます。

ハチが張るのを解消するためには今までに紹介した治し方の他に、自分に合うヘアスタイルを見つけることが大切です。

髪型について考えるなら、まず美容室に行って相談してみましょう。

美容師さんは髪のプロですから髪のクセから毛量、毛流れを考えてピッタリのカットを施してくれます。

間違っても自分の思い込みで治そうと、セルフカットをしたりするのはおすすめできません。

一時はいいかもしれませんが、状態が悪くなってしまうことの方がずっと多いのです。

美容室ではカットしたてのスタイリングももちろんですが、できるだけ長くスタイルが維持できるようカットしてくれます。

スタイル維持に役立つスタイリングの方法も教えてもらえますよ。

自分に合う髪型を研究しよう!キノコヘア解消につながるスタイル集

サイドのボリュームを抑える効果のある髪型をまとめました。

キノコヘアにならないためには、サイドを刈り上げてしまうのも一つの方法です。

「治し方」というよりは、ハチが張るキノコヘアをカバーできる髪型を集めましたので、今後の参考にしてみてくださいね。

●ツーブロック・ベリーショート

サイドをさっぱりと刈り上げ、トップにボリュームを持たせたオーソドックスなスタイルです。

ビジネスシーンでも学生からも人気を集めています。

●ツーブロック・ナチュラルショート

ベリーショートよりは長めのスタイルですが、刈り上げ部分は短めに仕上げることで全体のバランスを取っています。

●アップバング

前髪を上げるスタイルです。

額がでることで爽やかな印象になります。

また、トップにボリュームが出るので、サイドの広がりが目立たず縦長効果が狙えます。

●アップバング・パーマ

全体にパーマを当てて七三にスタイリングし、前髪を上げると自然とトップにボリュームが集まります。

印象が強くなりがちな七三も、パーマと組み合わせると柔らかなニュアンスが出て、親しみやすいイメージになるでしょう。

自分の髪質を知りスタイル研究を!

人の髪質は本当にさまざまです。

自分の髪のことでも、分かっていないことは多いものですよね。

そんな時はプロに相談するのが一番です。

きっとピッタリの方法をアドバイスしてくれるでしょう。

まずは、ヘアケアを徹底してダメージのない髪を維持しつつ、自分に合った髪型を探求しましょう。