髭剃りのウェットシェービング!ジェルと泡の違いについて!

髭剃りでウェットシェービングをする上では、シェービング剤選びも迷うところですよね。

特に、髭が濃い方や、敏感肌の方にとっては、シェービング剤は慎重に選びたいところでしょう。

シェービング剤には、ジェルタイプや泡タイプなど、いくつかのタイプがありますが、その違いについてご存知でしょうか?

この記事では、シェービング剤の種類や特徴について、詳しくご説明していきます。

ドライシェービングの髭剃り方法とはどんなもの?

カミソリや電動シェーバーでの髭剃りでは、一般的に、乾いた肌に何もつけずに剃る「ドライシェービング」のイメージが先立つかと思います。

しかし、ジェルや泡(フォーム)などのシェービング剤を塗布して剃っていく、「ウェットシェービング」という髭剃り方法もあります。

「ウェットシェービング」は、カミソリ負けや肌荒れなどを防ぐために、カミソリ刃による肌への摩擦を軽減するための髭剃り方法です。

電動シェーバーは、カミソリと比べると、肌への負担をかなり抑えられますが、更にシェービング剤を塗布することで、肌への負担をより軽減することができます。

また、カミソリや電動シェーバーの刃への負担も減らすことができるため、肌にも刃にも優しい髭剃り方法なのです。

ただ、電動シェーバーの場合は、「ウェット剃り対応」などの防水機能の高いタイプを選ぶ必要があるので、よく確認してから行いましょう。

では、ウェットシェービングをする際に用いるシェービング剤は、どのようなタイプがあるのでしょうか?

次項で詳しく見ていきましょう。

ジェルや泡を用いた髭剃り!ジェルタイプのメリット・デメリット

ウェットシェービングに用いるシェービング剤は、ジェル・泡(フォーム)・クリームといった、主に3つのタイプが主流になっています。

では、まずは、ジェルタイプのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

【メリット】

・3つのタイプの中で最も潤滑性に優れ、肌への負担が少ない
・透明なので、髭部分を目視しながら剃れる
・乾きにくい

【デメリット】

・寒い時期は肌が冷えやすい
・メントールやゲル化剤など、肌にとって刺激の強い成分が含まれている場合がある

ジェルを用いた髭剃りで、特に良い点は、潤滑性に優れていることです。

この優れた潤滑性によって、カミソリやシェーバーの刃による肌への摩擦も軽減でき、それと同時に、刃への負担もより抑えることができます。

したがって、カミソリ負けによる肌荒れを防ぐには効果的です。

しかしながら、その半面、爽快感のあるメントールやゲル化剤が含まれていることが多いので、敏感肌の方にとっては、肌荒れや炎症を引き起こす場合もあります。

ジェルタイプを買う場合、特に肌が弱い方は、その配合成分も十分にチェックする必要があります。

ジェルや泡を用いた髭剃り!泡タイプのメリット・デメリット

前項では、ジェルタイプのメリット・デメリットをご説明してきました。

では続いて、泡(フォーム)タイプについて、メリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

・剃った部分が分かりやすく、剃り残しを防げる
・きめ細かい泡が、肌への摩擦を和らげる
・泡なので洗顔が楽

【デメリット】

・剃る部分が見えない
・乾きやすい
・寒い時期はガスが抜けやすい

泡タイプは、泡によって肌への刺激を抑えることができ、髭剃り後の洗顔が楽に行えるメリットがあります。

その一方で、透明なジェルに比べると、泡によって剃りたい髭部分が見えないデメリット面があります。

また、時間の経過によって、どんどん乾いていくので、できるだけスピーディな髭剃りを心がける必要があります。

それに加えて、寒い時期は缶内の圧力の関係で、泡が出にくい場合があります。

そのため、比較的温かい場所で温度を上げて、缶内のガスを膨張させることも必要です。

ジェルや泡を用いた髭剃り!クリームタイプのメリット・デメリット

では次に、クリームタイプのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

クリームタイプのシェービング剤には、肌にそのまま塗布するタイプと、泡立ててから塗布するタイプに分けられます。

【メリット】

・肌との密着性が強く、垂れにくい
・肌ケアに効果的のものが多い

【デメリット】

・髭剃り後、洗い落としづらい
・海外製が多い
・ハイコスト

クリームタイプは、ジェルや泡タイプと比べると、肌との密着性が優れているため、髭剃り中に垂れてくることもありません。

ただ、それが裏目に出て、髭剃り後の洗顔に時間がとられることもあります。

また、ハイコストというデメリット面もありますが、その分肌ケアに優れているタイプも多く、肌荒れや敏感肌が気になる方には、おすすめできるタイプです。

肌の弱い人に!肌に優しいオイルタイプも!

これまでに、ジェル・泡・クリームタイプの、主な3つのシェービング剤についてご説明してきました。

上記3つのタイプには、それぞれの特徴や利点・欠点があるため、自分の肌や使いやすさに合わせて、髭剃りで用いていくのがベターです。

また、この3つのタイプ以外にも、オイルタイプのシェービング剤があります。

では、そのオイルタイプについて、メリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

・敏感肌に優しい
・伸びが良く、1回の使用量を抑えられる
・潤滑性が良く、カミソリ負けしにくい

【デメリット】

・刃に髭が詰まりやすい

オイルタイプの一番のメリットは、やはり肌の弱い方におすすめな点です。

オイルによって肌をカバーすることで、刃の滑りも滑らかになります。

そのため、理髪店などの髭剃りでも、しばしば使われることが多く、理容師間では好評なようです。

その反面、多枚刃のカミソリの場合、刃に髭が詰まることが多いので、定期的なお手入れが必要になります。

より肌に優しいウェット剃りの方法をご紹介!

これまでに、ジェル・泡・クリーム、そして、肌により優しいオイルタイプのシェービング剤について、ご説明してきました。

タイプによって、それぞれの特徴がありますが、どのシェービング剤であっても、肌への負担を軽減できることには変わりません。

こういったメリットが分かったところで、更に肌を労わったウェットシェービング方法について、その手順をご紹介していきましょう。

①髭剃りの前に洗顔をする

髭剃りの前に、皮脂や埃などの汚れを簡単に洗い流します。

その際、肌に負担をかけないように強く擦らず、優しく洗ってください。

②ぬるま湯や蒸しタオルで温める

ぬるま湯に髭を浸したり、蒸しタオルで温めることで、髭に水分を与えて柔らかくしていきます。

また、肌を温めることで、毛穴が開きやすくなり、髭の芯から柔らかくすることができます。

③シェービング剤を塗布する

それぞれの使い方に従って、髭にまんべんなく塗布していきます。

④髭を剃っていく

まずは、毛の流れに合わせる「順剃り」で剃っていきます。

次に、毛の流れとは反対方向に剃っていく「逆剃り」をしていきます。

最後に、皮膚を引っ張りながら深剃りをしていきましょう。

仕上げに肌をチェックして、剃り残しがあれば、再度毛の流れに逆らうように「逆剃り」をして剃っていきましょう。

以上が、より肌に優しいウェットシェービングの方法です。

髭剃り後は、洗い残しがないように十分にすすぎ、化粧水などで肌を保湿すると、より健康的な肌を保持できるでしょう。

上記の手順を参考にしながら、日頃の髭剃りを気持ち良く行ってくださいね。

タイプによる違いをよく知っておこう

ウェットシェービングのシェービング剤は、タイプによって特徴が異なってくるため、購入する上ではその違いをよく知っておく必要があります。

特に、肌が弱い方は、メントールなどの成分が入ったジェルタイプには注意し、自分の肌に合ったシェービング剤選びが大切です。

毎日の髭剃りを気持ち良くするために、自分の使いやすいシェービング剤を選びましょう。