さまざまな用途で使われるマスク!着用は接客マナー違反?

マスクは最近ではさまざまな用途で使われるようになっています。

風邪の引き始め、花粉症、インフルエンザの感染予防など、通勤中や仕事中にマスクをしている方は昔より多く見るようになりました。

しかし接客業の場合、マスクを付けているとマナー違反と見なされる場合があります。

ここでは、仕事中のマスクの着用に悩んでいる男性に向けて、接客時のマスクがどう見られているか、何がマナー違反なのかについてお話ししていきます。

接客マナー違反なの?マスクをしなければならない理由

マスクは使い捨てのものが手軽ですので、花粉症の時期などは毎日使っている男性も多いのではないでしょうか。

マスクは昔なら、「風邪を引いている人や咳がひどい人がするもの」というイメージがありましたが、今では人によってさまざまな用途で使われています。

ですから、一概に「病気だから」という理由ばかりでマスクをしているのではないのですね。

花粉症は薬でだいぶ抑えることができるようになりましたが、ひどい最盛期には薬なども効きにくい場合があります。

お客さんの前で、鼻水を垂らしながら仕事を進めるわけにもいきませんので、マスクを使いたい場合もあることでしょう。

また、冬場はインフルエンザが流行しますので、バスや電車などで通勤している男性にとってはマスクは感染予防のためにも欠かせないアイテムのひとつなはずです。

休むことが一番ですが、仕事が忙しい男性などは、多少の体調不良があってもなかなか休めないことがありますよね。

そういった場合は症状がひどくならないため、または人に病気を移さないようマスクをすることもあります。

このように、さまざまな用途のあるマスクですが、接客をする仕事をする男性には接客マナー違反にならないよう注意が必要です。

仕事中のマスクはこう見られている!

マスクを外せない状況にある人が多いなか、仕事中のマスクはどう見られているのでしょうか。

花粉症やインフルエンザの流行時期なら多くの人がマスクを着用しているため、お客さんなどは「あぁ、花粉症なんだな」と感じてくれるかもしれません。

しかし、そういった理由が特に見つからない場合は、「病気なの?」と感じることが多いでしょう。

「病気をしている」ということは、「社会人として自己管理ができていない」と見なされる場合もありますし、「病気を移さないでほしいな」、などと感じるお客さんもいることでしょう。

ですから、外でお客さんに会うような仕事をしている男性は、マスクの着用はあまりいい印象を抱かれない場合が多いのです。

なかには、「体調が悪いのに来てくれてありがとう」というお客さんもいるかもしれませんが、大概はそう思わない人が多いということを覚えておいたほうがいいでしょう。

ですから、基本的には仕事中のマスク着用は、接客マナーとして違反だと感じている人がほとんどだということです。

マスクの着用!接客としてどこがマナー違反になるのか?

仕事中のマスクの着用がどうやらあまりいい印象を抱かれないことが分かってきました。

ここでは、マスク着用が接客において、どのようなマナー違反となるのかお話ししていきます。

仕事でお客さんと会うとき、マスクをしていると顔をほとんど隠している状態になります。

顔を隠して仕事をしていると、お客さんはマスクのせいで顔の表情が読み取りにくくなります。

ですから、お互いの意思の疎通がスムーズに行きづらくなることがあるのです。

お客さんに対する印象も悪くなりますし、自分が思っていることが正しく伝わらないことも考えられます。

そうなると、普段なら上手くいく仕事もなかなか上手くいかないこともあるかもしれませんね。

それ以前に、「こんにちは~」と挨拶してマスクをしているのを見た時点で、「マナー違反だ!」と感じるお客さんも多いのです。

マスクをしたまま仕事をすることはマナー違反だと感じる人が多いですので、どのような理由にしろお客さんと直接会ったりする間だけでもマスクは外す努力が必要になりそうです。

接客マナー違反と思われたくない!でもマスクを外したくないときは?

接客時のマスク、マナー違反と思われないためにも、できれば外して仕事をしたいですよね。

しかし、花粉症の症状がひどい場合など、外したくない場合はどうすればいいでしょうか?

そのようなときの対処法は簡単です。

マスクをしている理由を、最初にお客さんに伝えるのです。

マスクをなぜしているのかの理由が分かっているのに、それでも外してほしいという人はほとんどいないでしょう。

正当な理由があり、「マスクをしていての仕事になりすみません」という感情が伝わればお客さんも納得してくれるはずです。

最初に会ったときのマスクをしているマイナスイメージは、率直にマスクをしてる理由を伝えることによって解消することがほとんどです。

予防でのマスクの場合は納得してもらえないかもしれませんが、正当な理由がある場合はマナー違反にならないよう説明をしっかりしましょう。

マスクを必ず着用してほしいとき

接客マナー違反にならないよう、お客さんと会うときは基本的にマスクは外しておいたほうが賢明です。

しかし、つぎのような場合はマスクを着用しましょう。

〇咳がでる場合

咳に関しては、マスクをしていないと周りから白い目で見られることが多いです。

そして、咳は長くて4m先まで飛び、その飛沫物は45分も空中に漂います。

また、咳の飛沫に含まれる菌が減少するには時間差があり、長い間生き続ける菌もあります。

飛沫物から感染する可能性がある病気がありますので、咳が飛ばないようマスクなどで予防することは大事なことなのです。

家族間や幼い園児などはお互いに口から出た飛沫物などで感染することが多いですよね。

仕事中では、空気の入れ替えが少ないオフィスや人が多くいる場所にいく場合には、咳が出ているなら必ずマスクを着用するよう心掛けましょう。

もっとも、周囲の人のために、そして何より自分のために、仕事を休むことができるのであれば休みましょう。

マスクをしなくてもいい状況を作ろう

マスクをしなければならない状況をできるだけ作らないことが、接客マナー違反にならないためにも大事なことです。

ですから、身近なことで気をつけられることを記しましたので参考にしてください。

〇手洗いはしっかりする

〇外から帰ったらうがいを

小さいころから、「手洗いうがいをちゃんとしなさい!」と言われて育った男性は多いと思います。

ただそれを実践するだけですが、自ら菌を口の中に入れないよう手や口の中を清潔にしておくことは大事です。

手は、あちこち触れるため常に色々な菌にさらされています。

ですから、きちんと手洗いをして菌を落としておくことが大切なのです。

石鹸などがなく清潔に洗うことが難しい場合は、除菌効果のあるウェットティッシュを使用しましょう。

携帯用の小さい物をいつも持ち歩いていれば、いつでも手を清潔にすることができます。

石鹸は、しっかりと泡立てて指の間や爪の中まで丁寧に洗うよう心がけてください。

うがいは、喉の菌を吐き出すだけでなく、喉を潤す効果もあります。

マスクは接客マナー違反だと思われやすい

マスクは、本人の意思に関わらずマナー違反だと思われることが多いようです。

ですから、接客時にはマスクをしないことが誤解されないためにも大事なことです。

しかし、マスクをどうしても外せない場合は、しっかりとその旨をお客さんに伝えましょう。

マスクをする状況にならないためにも、手洗いうがいはちゃんと行いましょう。