頭皮が硬くなったり、頭皮にコリができていませんか?
その場合、様々な頭皮トラブルを招く恐れがあるのです。
将来、抜け毛や薄毛になってしまい、太く強い髪の毛が生えてこない頭皮環境になってしまうことも考えられます。
そこで、強い髪の毛を育てるための頭皮マッサージについてお話していきます。
側頭部をはじめ、頭部や後頭部などのコリをほぐす方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
頭皮にコリ!?その原因は?
側頭部などの頭皮をほぐす方法をご紹介する前に、そもそも、なぜ頭皮にコリができてしまうかを、はじめにお話します。
現代は、仕事や学校でもパソコン・スマホを連日、長い時間使用します。
それにより、「肩コリ」「首のコリ」の症状があらわれ、それが頭皮にも伝達され、「頭皮のコリ」につながるのです。
頭皮にコリができる原因は、大きく分けて3つです。
・ストレス
・肩コリ
・首のコリ
これらの原因に共通することは、頭皮の下にある筋肉が緊張状態となり、硬くなってしまっているということです。
頭皮の硬くなった部分を押した際に、打撲のような痛みを感じたら、コリで間違いありません。
このコリを放置しておくと血行がどんどん悪くなり、頭痛や目の疲れから、抜け毛・薄毛の原因にもつながります。
様々なトラブルを招く危険性がありますので、頭皮が硬くなったりコリができていたら、すぐにほぐしてあげましょう。
側頭部などの頭皮にコリがあったら!その対策をご紹介!
それでは、側頭部などの頭皮にコリができてしまった際は、どのように対策したらいいのでしょうか。
対策方法として、効果的なのは次のものです。
・ストレス発散
・肩や首を動かす
・頭皮マッサージ
ストレスが原因として考えられる場合は、ストレスを解消しなければコリもなくなりません。
運動して汗をかくことは、1番オススメですね。
また、パソコンで仕事することが多い方ですと、長い時間同じ姿勢でいることが多いかと思います。
同じ姿勢が長い時間続くと、身体の血行が悪くなり、筋肉が硬直してしまいます。
ですから、1時間ごとに肩や首を動かして、筋肉をほぐすようにしましょう。
そして、1番効果的といってもいいのが、頭皮マッサージです。
頭皮マッサージについては、この後詳しくご紹介します。
チェックポイントで確認!頭皮にコリができやすい自覚症状
先ほど、頭皮にコリができた際の対策についてお話しましたが、「頭皮のコリは、どのタイミングでチェックしたらいいんだろう?」と疑問に思う方もいるかと思います。
頭皮のコリは、なかなか自覚しにくい点が問題でもあります。
実は、そのチェックするタイミングは、自覚症状に出ていることが多いのです。
例えば、スマホやパソコンを使用していくと、姿勢がどんどんくずれていくかと思います。
このくずれた姿勢から、頭部の筋肉に緊張が生じ、側頭部などの頭皮のコリにつながることも考えられます。
ですから、「姿勢が悪くなったな」などの、自覚症状が出てきたら、頭皮をチェックするタイミングといえるでしょう。
頭痛やひどい肩コリの症状が出ている方々で、頭皮のコリを確認できる人は少なくありません。
頭皮のコリを確認できる人の多くは、自覚症状が出ている場合が多いのです。
次のチェックポイントに当てはまるものがあれば、頭皮にコリができている可能性があります。
一度、確認してみてください。
□目がパッチリと開いていないような気がする
□なんとなく見えている範囲が暗くなった気がする
□食事の際、あごの関節に違和感がある、もしくは口を大きく開けることがこわい
□頭部に指の腹を当てて動かしてみると、痛い部分があることに気づいた
□顔のしわが目立つようになってきた
□鏡で顔を見ると、左右の差が大きく、歪んでいるように感じる
□最近、自分以外の人に、顔のたるみなどを老化現象を指滴された
もし、当てはまる自覚症状があれば、一度頭皮にコリがあるかチェックしてみましょう。
万が一、コリを発見できたら、次からご紹介する頭皮のコリをほぐすマッサージを行ってみましょう。
ほぐす方法をご紹介!側頭部の頭皮マッサージ
それでは、ここから頭皮のコリをほぐす、マッサージ方法をご紹介します。
まず、マッサージの前に、頭を両手ではさむようにしてみてください。
この状態で、いろいろな方向へ動かしてみると、まゆ毛や目じりがわずかではありますが、少し動いているのがわかるかと思います。
つまり、頭皮のコリをほぐしていくと、まゆ毛や目を含む、顔の印象が変わる可能性が大きいのです。
頭皮にコリがあると、軽い圧であっても、痛みや硬さの左右の違いを感じます。
頭痛の予防に限らず、明るい表情で過ごすためにも、頭皮のコリをほぐすようにしましょう。
では、はじめに「側頭部」のマッサージ方法です。
◆側頭部
【1】両手の指の腹を、耳の上辺りに当てて、円を描くようにグリグリ動かしてみましょう。
予想以上に痛く感じるかもしれませんので、最初は弱めに動かすといいですよ。
少しずつ上の方に指の位置を移動させ、コリがあるか確認してみましょう。
【2】痛みや違和感があった場合ほぐしていきますが、痛みを敏感に感じやすい人もなかにはいますので、圧の強さに注意して行ってください。
両手のひら(手首寄りの部分)で頭をはさむように当て、皮膚だけを持ち上げるようなイメージで、天井の方向へ引き上げていきます。
力を入れすぎないよう注意して、気持ちよく伸ばすイメージで行いましょう。
引き上げたところで3秒キープします。
3秒経ったら手を緩め、再び天井の方向へ引き上げ3秒キープします。
これを3セット繰り返し行い、側頭部のマッサージは完了です。
ほぐす方法をご紹介!側頭部以外の頭皮マッサージ
引き続き、頭皮をほぐすマッサージ方法のご紹介をしていきます。
ここでは、側頭部以外の部分についてお話していきますね。
◆頭部
【1】両手で頭部をはさむようにして、両手の指の腹を頭部に当てます。
指先を頭部に軽く当てたまま、前後に動かしていきます。
この時、痛みを感じたら、コリがあるかもしれません。
場所を少しずつずらしていき、頭の上側の頭皮も確認してみましょう。
【2】前後に頭皮を動かしにくい場合や、痛みを感じたりした場合は、頭皮をほぐします。
【1】のまま指先を当て、まゆ毛を上下させるイメージで、ゆっくりと大きめに前後に3回動かします。
そして、指をはなさずに、そのままの位置で円を描くように5回ゆっくりと動かします。
位置を少しずらし同様にほぐしていきます。
◆後頭部
【1】両手の指先を後頭部に当て、軽く圧をかけながら、円を描くように動かします。
この時、痛みや硬さを感じたら、後頭部の頭皮にコリがあるかもしれません。
位置を少しずつずらしていき、コリがあるかを確認します。
【2】痛みや違和感がある場合は、ほぐしましょう。
ほぐし方は、両手をグーにして、小指側を後頭部に当て、大きく円を描くように、ゆっくりと5回動かします。
位置を少しずつずらながら、行ってくださいね。
後頭部のコリをチェックする際、後頭部と頸椎のつなぎ目の近くはコリを生じやすいところなので、強すぎないよう注意して行いましょう。
抜け毛・薄毛を促進?ほぐす際の間違ったやり方
コリをほぐすための頭皮マッサージは、強すぎず、気持ちいいくらいの強さで押すのが1番ですが、間違ったほぐし方で進めてしまうと、逆効果になってしまいます。
ここでは、間違った頭皮マッサージの進め方について、お話していきます。
間違った頭皮マッサージのやり方は、次のとおりです。
□手ではなく、ブラシや器具を使って圧力をかける
□爪を立てて、頭皮を傷つけるような動きをする
□軽くではなく、力の限り押して、頭皮に負担をかけてしまう
□長時間に渡って、頭皮マッサージを続ける
□リラックスした環境でなく、呼吸も整っていないまま、マッサージを行う
コリがあると、長時間マッサージしたくなる気持ちはわかります。
しかし、一度に長い時間マッサージを行うより、例えば朝・昼・晩の3回のような、数回に分けて行う方が、より高い効果が期待できます。
また、身体も必要以上の力が入らないくらいリラックスした環境のなかで、側頭部などの頭皮マッサージを行うことはストレス解消にもなり、結果的に全身の血行促進にもつながるのです。
抜け毛や薄毛を予防するために頭皮のコリをほぐすのですから、最も効果を得られる方法で進めなければ時間もムダになりかねませんので、気をつけてくださいね。
頭皮マッサージで頭皮を健康に!
頭皮はコリを敏感に感じる箇所ですので、頭皮の状態をチェックすることが大事です。
首などの部位でトラブルがあれば、それが頭皮にも伝わりコリになってしまいます。
今はまだ自覚症状が無くても、首コリから始まった体調不良が、最終的に抜け毛・薄毛につながる可能性も考えられます。
そうならないためにも、頭皮をほぐすことを定期的に行いましょう。