白髪は誰でも生えるものですが、若いうちに生えてくると一本だったとしても気になってしまうものです。
それは女性に限らず、男性でも同じことです。
しかし、一本の白髪のために染めるのは面倒ですよね。
白髪が一本生えてしまった場合、どのような対処法があるのでしょうか。
男性でも白髪ケアをしよう
最近では、男性でも見た目に気を遣う人が増えました。
少し前まで、スキンケアなんて男性とは無縁と思っていた人も多いのではないでしょうか。
しかし、男性でもスキンケアは今では常識となっていますよね。
見た目に気を遣う男性が増えたため、白髪のケアにも気を遣う男性が増えつつあります。
女性の目線から見てみると、30代40代の男性の白髪は老けて見えたり、疲れたように見えたりしてしまいます。
50代以上になると、白髪も渋い味を出してきますが、若いうちはマイナスのイメージを与えてしまうことがあるようです。
白髪が一本あるだけでも、印象がガラリと変わってしまいます。
白髪が似合う年齢になるまでは、染めるなどの白髪ケアをしていきたいですね。
白髪を染めるタイミング
皆さんはご自分の頭に白髪を見つけた時、どうしていますか。
見つけたのが一本、二本くらいだったりすると、染めるのが面倒ですね。
染めるタイミングは、人によってそれぞれ違うようですね。
一本でも気になれば染めるという人もいますし、1ヶ月に1回という風に回数を決めている人もいます。
数本でも染めるという人や、分け目が完全に白くなってから染める人まで、染めるタイミングは人それぞれです。
しかし染める目安として考えられるのは、顔周りの白髪です。
個人差がありますが、白髪は顔周りから出始めることが多いといわれています。
なんとなく白髪が目立つ、まとまった本数が出てきた、と感じたら染めるタイミングかもしれません。
ただこれは個人差があり、後頭部から白髪が生え始める人もいますので注意が必要です。
白髪が生え始めたと思ったら、鏡を使って定期的に後頭部もチェックした方が良いです。
白髪を染めるタイミングは本数よりも、自分が気になるかどうか、をひとつの目安にしましょう。
一本の白髪でも抜くのはNG
全体的に白髪が目立つようになったり生え際が白くなっていたりすれば、白髪を染めようと思いますが、一本だけの白髪の時は染めるのが面倒です。
そんな時は白髪を抜く、という人が多いのではないでしょうか。
見つけたらすぐに抜くという人もいます。
皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、白髪を抜くと白髪が増えるというウワサがあります。
実際には、これには科学的な根拠はありません。
しかし、白髪を抜くことはおすすめしません。
白髪を抜くと、頭皮や毛穴にダメージを与えてしまうからです。
白髪といっても、黒い髪の毛と同じ髪の毛です。
白髪を抜くことは、1つの毛穴を傷つけるだけでなく、周辺の頭皮や毛穴にも悪影響を与えてしまうのです。
白髪というものは、髪の毛が作られる最中で髪の毛に入るはずのメラニン色素が入らなかった髪の毛です。
白髪になる原因はいろいろ考えられます。
老化ももちろんそのひとつです。
そのほかにもストレスや栄養不足、紫外線によるダメージ、寝不足、遺伝などが考えられます。
白髪が生えているということは、髪の毛に何らかの異常が起きている可能性もあるわけです。
白髪を抜くということは、異常が起きている状態に加えて強い刺激を与えることになってしまいます。
ダメージを与え続けると、最終的に髪の毛が生えてこなくなってしまうかもしれないのです。
以上のことから、たった一本の白髪だったとしても、抜くことはおすすめしません。
白髪が一本だけならカットで対応
一本でも抜くことはいけないことだとわかりましたが、一本だけ生えた白髪は気になってしまいますね。
しかし、一本のために染めるのは手間がかかりますし経済的でもありません。
そのような場合、根本付近で切ってしまうという方法があります。
ハサミで根本付近からカットすれば、白髪はなくなります。
ただ、ご自分で鏡を見ながらカットするのはとても難しいことです。
鏡を見ながらハサミを操作するのは、思ったよりも大変な作業です。
左右が反転していますし、奥行きもつかみにくく、一本だけを狙ってカットするのは至難の業です。
また、他の髪の毛を一緒に切ってしまったり、頭皮を傷つける可能性もあります。
出来れば、パートナーなどに切ってもらうようにしましょう。
もしご自分でカットをするのであれば、あまり根本ギリギリを狙わず、根元から3㎜程度開けて切るようにすると良いですよ。
この方法であれば、頭皮や毛穴を傷つける心配もなく、一本の白髪を目立たなくすることが出来ます。
白髪を一本だけ染める方法
しかし、おしゃれに気を遣う男性は一本でも白髪を染めたいと思う人もいますよね。
白髪染めには、ヘアカラー・ヘアマニキュア・ヘアトリートメントという種類があります。
ヘアカラーは髪の毛の内側から色を染めていくので、髪の毛へのダメージがいちばん大きくなります。
ヘアマニキュアは、髪の毛の表面を染めていく方法で、多少ダメージがかかります。
ヘアトリートメントは、トリートメントをしながら髪の毛の表面を染めていきます。
ダメージはゼロではありませんが、少ないです。
このように髪の毛を染めることは、多かれ少なかれ髪の毛にダメージを与えます。
髪の毛を染める作業自体も時間や手間がかかりますので、一本を染めるためにそこまでの労力やダメージがかかるとなると、少し躊躇してしまうかもしれません。
では、一本の髪の毛を染めるにはどのようにすれば良いのでしょう。
おすすめなのは、マスカラタイプの白髪染めです。
スティックタイプのものも売っています。
女性がまつ毛に塗るマスカラのように、白髪にマスカラで染料を付けていくという方法です。
これであれば、一本だけの白髪も簡単に染めることが出来ます。
このタイプの白髪染めは、毎日塗ることで少しずつ髪の毛を染めていくタイプのものと、シャンプーで洗い流して色が落ちるタイプのものがあります。
ご都合に合わせて使い分けてみてください。
全体的に染めるなら髪の毛にやさしい染料を
マスカラタイプの白髪染めは、一本や二本の白髪を染めるのには便利です。
しかし、白髪が一本あったのであれば、すでに数十本の白髪がある可能性もあります。
そうなると、マスカラタイプの白髪染めでは対応しきれません。
増えてしまった白髪を染めるのであれば、別の方法を考えましょう。
白髪染めにも種類があることはお話しましたが、もし白髪が一本や二本でなかった場合は、白髪用ヘアトリートメントがおすすめです。
一部が気になるのであれば、歯ブラシなどの小さなブラシを使って染めることも出来ますし、髪の毛を全体的に染めることも出来ます。
ヘアトリートメントは、強い薬剤を配合していないものが多く、髪の毛や頭皮にやさしい白髪染めです。
ただ、強い薬剤ではないため、一度で白髪を染めることは出来ません。
何回か続けて使うことで、徐々に染まっていきます。
そのため、今すぐ白髪を隠したい、染めたい、という場合には向いていません。
そのような時は、やはり切ってしまった方が手っ取り早いです。
40代以上の男性が白髪染めを選ぶ際、髪の毛や頭皮へのダメージを少なくすることはとても大切です。
白髪染めが原因となり、薄毛や抜け毛が増えたら意味がないですよね。
髪染めを選ぶ時は、まずは髪の毛にやさしいということを基準に選びましょう。
白髪ケアはダメージを減らしながら行う
白髪は、年齢と共に増えていきます。
ある年齢に達したら気にならなくなるかもしれませんが、それまでは白髪染めにお世話になる人も多いです。
白髪染めをする際は、髪の毛にやさしい成分であることを気にしてください。
一本だけ染めたいという場合は、時と場合によって切ったり一部だけ染めたりして対処すると良いですよ。
出来るだけダメージを少なくして、健康的な髪の毛を長く維持することが大切です。