髪型や目と同様、眉毛は人の印象を大きく変えるパーツでもあります。
女性の方は、お化粧でカバーできるところもありますが、男性は眉毛の形や髪型でアピールしなくてはなりませんよね。
今回は、男性に向けた眉毛のお手入れのポイントを、お伝えしていきます。
眉毛のお手入れ次第で印象が変化する
眉毛を整えることは、一般的となっている今、お手入れ方法を詳しく知りたいという男性が増えてきています。
まず、眉毛を整えると、どのような効果があるのでしょうか。
その理由について解説していきます。
●清潔感が出る
眉毛のお手入れを何もしていない状態ですと、眉毛がボサボサとして、だらしないという印象を与えます。
反対に、きちんとお手入れされていて、キリッとした眉毛はどのような印象を与えるでしょうか。
目元に余計な毛がないことで、すっきりとした清潔な印象を与えることができます。
特に目元は、人が最も見るパーツでもあるので、目元近くの無駄毛は極力取り除いておきましょう。
●眉毛で表情が決まる
人は、顔の表情から感情を読み取るものです。
表情を決めるパーツの一つが眉毛です。
眉毛が下がっていると、「優しい・悲しい・頼りない」といった印象を受けやすくなります。
反対に眉毛が上っていると「怒っている・厳しい・強そう」などの印象を与えます。
眉毛の形一つで、顔の印象は大きく変化するものです。
自分のなりたいイメージを考えながら、眉毛をお手入れしていくと、相手に与える印象も変化させることができるのです。
男性の理想の眉毛の形は?
眉毛の形といっても、さまざまありますが、覚えておくべき基本の形をご紹介しましょう。
まずは、眉毛の毛並みから見ていきましょう。
一般的に、眉頭部分の眉毛は上に向かって生え、眉尻に行くにつれ外側に寝るような感じで毛が流れていると思います。
毛が不揃いであったり、毛並みが乱れている方は、まずはコームなどで毛並みを整えていきましょう。
眉毛をお手入れするときは、眉頭、眉山、眉尻に注目します。
バランスのよい眉毛の比率としては、「眉頭から眉山までの長さ:眉山から眉尻までの長さ=2:1」の割合になることです。
そして、眉山の位置は、黒目と目尻の間にあるのがバランスがよいとされ、眉尻は、鼻の脇から目尻を通った延長線上にくるのがよいとされています。
もし、この眉尻が短く、眉頭よりも下がってしまうと、実に不自然な形になってしまいます。
そして、眉毛と目の距離にも注意しましょう。
人は、眉毛と目の距離で、ずいぶんと印象が変わります。
日本人は、欧米人などと比べると、目と眉毛が離れている人が多いです。
目と眉毛が離れていると、優しい印象を与えますが、顔に締りがない印象を与えることもあります。
やはり、目と眉毛の位置が狭い方が、キリッとして、セクシーな印象を与えてくれます。
目と眉毛が離れている男性の方は、眉下よりも眉上をメインにお手入れしていくといいかもしれませんね。
眉毛の濃さで変わる男性の印象
続いて、眉毛の太さ(濃さ)で変わる印象についてお伝えしましょう。
前は、眉毛を細くするのが流行りでしたが、近年ではナチュラルでしっかりとした眉毛の方が人気があります。
眉毛は、形だけでなく、太さ(濃さ)でも大きく印象が変化します。
その違いは下記になります。
・太くてしっかりしている
太くてはっきりしている眉毛は、男らしい印象を与えます。
もともと、毛の量が多くしっかりしているのであれば、この毛質を生かしてお手入れしてもよいでしょう。
顔が幼く見られてしまう男性の方も、太くはっきりとした眉毛にすることで、大人っぽくセクシーに見せる効果があります。
ただし、太すぎたり濃すぎる眉毛は、やぼったく野性味を与えることもあります。
・ナチュラル
もっとも無難なナチュラルな眉毛は、清潔さとスタイリッシュさを与えやすいです。
ナチュラルといっても、全く整えていない眉毛はただのボサボサ眉毛ですので、自然な感じに仕上げることがポイントです。
・すっきりと細い
すっきりと細めの眉毛は、優しくシャープな印象を与えます
もともと毛の量が多くない方にとっては、作りやすい形でしょう。
ただし、細すぎる眉毛は、中性的であったり、怖そうという印象を持たれやすいので、ほどほどにお手入れをしていきましょう。
お手入れをする際には自分がなりたい印象を決めておく
男性の眉毛といっても、さまざまな形があります。
お手入れをする際は、自分がどのような形になりたいのかを、よく理解しておきましょう。
理想が分かっていると、どこの部分をお手入れすればよいのか、分かりやすくなります。
もともと下がり眉毛の方で、キリッとした眉毛を求めているのなら、間違っても眉上はカットしないようにしましょう。
下がり眉毛の方は、下の眉毛をお手入れすることで、キリッとした眉毛に近づけることができます。
また、上がり三角眉毛の方で、ナチュラルな印象にしたい場合は、上眉を少し落とし、直線を意識してみましょう。
その際、大きくカットしたりせず、もとの形を生かすようなイメージでお手入れしていきます。
眉毛の形で失敗してしまうのは、大抵が「やり過ぎ」です。
やみくもに、カットしたり、抜いてしまうとだんたんと細くなってしまい失敗につながります。
自分の眉毛の形をしっかりと把握した上で、ベストなバランスを見つけていきましょう。
眉毛のお手入れに必要な道具
自分のなりたい眉毛が決まったら、お手入れをしていくわけですが、まずは必要な道具を揃えましょう。
男性の眉毛のお手入れに必要な道具は、以下になります。
・眉はさみ
眉毛をカットする際のはさみは、先が小さく曲がっているものがカットしやすいです。
薬局や100均でも購入することができます。
・眉毛用のコーム
眉毛の毛並みを整えるためにコームがあると便利です。
眉毛をカットするときは、コームからはみ出た余分な毛をカットしていきましょう。
黒いコームだと、毛が分かりにくいので、白、もしくはピンクや水色などの淡い色がおすすめです。
・眉毛用シェーバー
なくてもお手入れはできますが、あったほうが絶対便利な商品です。
無駄な毛を剃ったり、毛を短くカットすることも可能です。
眉毛以外にも、産毛カットなどにも使用することができます。
・毛抜き
シェーバーで剃ったとしても、どうしても短い毛が残ってしまいます。
その毛を、毛抜きで抜くとより綺麗な形を保つことができます。
ただし、継続して抜き続けると、毛が生えてこなくなることもありますので注意が必要です。
男性の眉毛お手入れ方法
なりたい形の眉毛が決まったら、まずその形に向けて眉毛周りの余計な毛をシェーバーなどで剃っていきます。
続いて、コームを使い毛並みを整え、長くはみ出る部分ははさみでカットしていきます。
その際、必要以上に切りすぎると、眉毛が薄くなってしまうので、やりすぎは禁物です。
もともと眉毛が薄い男性の方は、この作業は行わなくても大丈夫なときもあります。
下処理が終わったら、いよいよ眉毛の形を決める大切な3つのパーツ「眉頭・眉山・眉尻」をお手入れしていきます。
眉頭は、小鼻と平行になるのが理想です。
必要がなければ剃らなくていいでしょう。
眉山は、目尻よりも若干内側に入るように意識していきます。
最後に眉尻ですが、垂れすぎないよう注意しましょう。
眉尻が垂れすぎていると、老けて見えたり不自然な印象になります。
理想は先ほどもお伝えしたとおり、小鼻から目尻の延長線上にあることです。
これらのポイントを押えて、理想的な眉毛に近づけてくださいね。
眉毛をお手入れしよう
眉毛は、人の印象を大きく変えるパーツです。
眉毛をお手入れして整えることで、男性らしさや清潔感などの印象を与えることができます。
そして、眉毛のお手入れは、やりだすと感覚が麻痺して、ついついやりすぎになりがちです。
理想の眉毛を頭に入れておきながら、慎重にお手入れをしていきましょう。