スクラブとピーリングの違いとは?角質ケアの詳しい方法!

肌の悩みとして「毛穴の開きや黒ずみ」「肌のくすみ」を気にしている男性もいるでしょう。

そんな方は角質ケアとしてスクラブとピーリングを試してみてはいかがでしょうか。

しかし、スクラブとピーリングのどちらの方法を選べばいいか分かりませんよね。

この記事では、スクラブとピーリングの違いや詳しい方法についてお話ししていきます。

肌の角質が溜まる原因

スクラブとピーリングは、どちらも肌の角質を取り除く方法のことです。

この二つの違いを知る前に、まず肌の角質が溜まってしまう原因をお話ししていきます。

健康な肌は新陳代謝によって、毎日新しく生まれ変わっています。

この新陳代謝はターンオーバーと呼ばれます。

ターンオーバーが正常に機能することで、常に新しい角質層が生み出されているのです。

しかし、何らかの原因によってターンオーバーが正常に機能しなくなることがあります。

その原因としては主に六つ挙げられます。

①乾燥
②紫外線
③摩擦
④ビタミン不足
⑤加齢
⑥男性ホルモン

原因の中の1つの男性ホルモンに関しては、ストレスによって分泌が増加するということが分かっています。

男性ホルモンには角質を厚くするという働きがあります。

そのため、「日々の生活でストレスを感じやすい」という男性は注意が必要です。

このように肌の角質をため込む原因に思い当たるという方は、角質ケアにチャレンジしてみましょう。

スクラブとピーリングの違い①

角質ケアには主にスクラブとピーリングという二つの方法があります。

この二つは、角質除去という目的は同じなのですが、その方法に違いがあります。

スクラブは細かな粒子を使って、古くなった角質や皮脂を取り除く方法です。

洗顔料を選ぶ際に、スクラブ配合などの記載を目にしたことがある男性もいるのではないでしょうか。

この細かな粒子には、自然素材のものから合成素材のものまで多種多様です。

スクラブを行う上で気を付けたいことが摩擦です。

スクラブという言葉は「こする」という意味で、肌に摩擦を加えて物理的に角質や皮膚をそぎ落としていく方法です。

その刺激は、メラニンの生成を活発にしたり、ニキビが悪化するなどの肌トラブルを起こしかねません。

そのため、くすみや肌のざらつきが気になるという方はスクラブ、ニキビやシミが気になるという方はピーリングを選び、肌の悩みによって使い分けると良いでしょう。

それでは、次の項ではピーリングについてお話ししていきます。

スクラブとピーリングの違い②

ピーリングは、薬剤の力によって角質を除去する方法です。

角質除去の観点においては、スクラブよりもピーリングの方が効果が高いです。

スクラブとの大きな違いは、摩擦などの肌への物理的刺激が少ないということです。

ピーリングという言葉は「皮をむく」という意味です。

酸を使って肌の角質を柔らかくし、その角質を除去することで新しい皮膚の再生を促す方法です。

ピーリングを行うと、乱れていた肌のターンオーバーが正常に整います。

肌本来が持つ機能が正常になることによって、トラブルの無いきれいな肌を保つことができます。

スクラブとピーリングのどちらの方法も、肌が過敏になっている時は行わないでください。

ひどいニキビや肌荒れの状態のときに、刺激の強い角質ケアをしてしまうと、肌トラブルが悪化する可能性があります。

自分の肌の状態を把握し、状態に合わせた角質ケアを正しく行いましょう。

それでは、次の項ではスクラブの正しい施術方法についてお話ししていきます。

粒子を使って角質を削り落とすスクラブ

スクラブでの洗顔は通常の洗顔後に行ってください。

スクラブ洗顔の主な手順は以下の通りです。

①肌をしっかりと濡らします。

②肌にスクラブを馴染ませてください。

③ぬるま湯でしっかりとすすぎます。

④清潔なタオルで肌を拭きましょう。

スクラブは細かな粒子が配合されているので、直接肌につけると負担が大きくなってしまいます。

肌への大きな負担は、乾燥などの肌トラブルを招くことになります。

そのため、スクラブでの洗顔の前には、肌をしっかりと濡らしておきましょう。

肌にスクラブを馴染ませる際には、力強くこすらずに指の腹でクルクルと滑らせるように洗顔を行います。

その後、ぬるま湯ですすぎ残しの無いようにしっかりと洗い流し、清潔なタオルで優しく押し当てるように拭きましょう。

次の項では、ピーリングの正しい施術方法をお話ししていきます。

「こする」スクラブと「皮をむく」ピーリングの違いを意識しながら、ピーリングの施術方法を学んでいきましょう。

酸を使って古い角質を柔らかくするピーリング

ピーリングは夜に行うようにして下さい。

朝の肌はとても敏感で、その時間帯にピーリングを行うと肌への負担が大きくなってしまいます。

また、夜は肌のターンオーバーが活発になるので、そのタイミングでピーリングを行うことで効果をさらに発揮してくれるでしょう。

ピーリングの主な手順は以下の通りです。

①皮膚の厚い部分から薬剤を置きます。

②優しくケアしてください。

③ぬるま湯でしっかりとすすぎます。

④清潔なタオルで肌を拭きましょう。

最初に、皮膚が厚く比較的刺激に強いTゾーンから薬剤を置いていき、そこから顔全体に伸ばしていきます。

ピーリング剤は優しい力で円を描くように指を動かします。

その後、ピーリング剤が肌に残らないようにぬるま湯でしっかりと洗い流し、清潔なタオルを肌に押し当てて水分を取ります。

スクラブとピーリングの両方のケアに言えるのですが、角質ケアはやりすぎると肌にダメージを与えてしまいます。

美肌のためのスペシャルケアとして、週に1回程度を目安に行うようにして下さい。

そして、角質ケアをするにあたりもう一つ大事な工程があります。

それが「肌の保湿」です。

肌の角質ケア後は非常に乾燥しやすい状態になっています。

施術後に保湿をするかしないかで肌には大きな違いが出てきます。

角質ケア後の保湿が肌に違いをもたらす!

スクラブやピーリングなどのケアで古い角質を取り除いた後の肌は、とても敏感な状態になっています。

表面が削られた状態の肌は、保湿を怠ると肌のターンオーバーが正常に機能せずに、ピリついたり赤くなってしまいます。

また、保湿を怠ると毛穴の黒ずみがひどくなることもあります。

保湿が不十分だった肌は乾燥してしまいます。

すると、毛穴が詰まることで広がり、慢性的な黒ずみ毛穴に進行してしまいます。

そのため、角質ケア後は入念に保湿をすることが大切です。

週に1回のスペシャルケアの最終工程として、パックをしてみるのもおすすめです。

現在は男性用のパックもたくさん販売されています。

角質ケア後の肌は浸透力も抜群の状態なので、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分がたっぷり含まれているパックを選んでみましょう。

ケア後の肌に一手間を加えるだけで、次の日の肌にツヤやはりなどの違いがでてくるのです。

自分の肌に合わせたスクラブとピーリング

スクラブとピーリングは肌の古い角質を取り除いてくれる施術方法です。

肌がきれいになれば、エネルギッシュで爽やかな男性の印象を与えることができます。

しかし、間違ったケアは肌を傷つけ、毛穴の黒ずみなどの肌トラブルが進行してしまいます。

スクラブとピーリングの違いを理解して、自分の肌に合った角質ケアをしていくことが大切です。

また、施術後の肌は乾燥状態なので、十分に保湿をして美しい肌をキープしましょう。