眉毛白髪を何とかしたい!黒染めの方法とやり方・注意点

眉毛の白髪が増えてきたら、顔の印象が老けて見えてしまうので、早めに対処したいものですよね。

抜いたり切ったりしても、気が付くと生えてきて、短い白髪がピンと立ってしまい目立ってしまうこともあるでしょう。

そんな眉毛白髪ですが、黒染めするときのやり方は、どんな方法がいいのでしょうか。

また、なるべく生えなくする方法はあるのでしょうか。

本来、眉毛は白髪になりにくい

髪の毛は黒々としているのに眉毛だけ白い、という方よりは、髪の毛は白髪なのに眉毛は黒々としている、という方の方が多いものです。

実は、本来、眉毛は白髪にはなりにくい部分だと考えられています。

なぜなら、頭皮とは違って眉毛は、表情豊かな方であれば特に、よく動かす部分です。

難しい話になりますが、表情筋を動かすことで血流がよくなり、毛細血管の中にあるチロシン、という物質がメラノサイトという物質に届きやすくなります。

チロシンとチロシナーゼという酵素が元になって、メラノサイトの中でメラニンが作られるので、白髪になりにくい、というわけです。

しかし、パソコンやスマホをよく使ったり、あまり他人とコミュニケーションをとらないなど、生活スタイルの変化から、眉毛が白髪になりやすい方も増えているようです。

では、眉毛の黒染めのやり方の前に、眉毛白髪の原因について見てみましょう。

眉毛白髪の原因

眉毛は、顔の印象を決める重要なパーツの一つです。

眉毛を黒染めしなくてはいけないほどではなくても、数本、白髪ができてしまうだけでも目立ちますよね。

では、眉毛が白髪になる原因には、どんなものがあるのか見ていきましょう。

【眉毛白髪の原因】

○眼精疲労

パソコンやスマホを長時間見ていると、眼精疲労になります。

そうすると眉毛だけではなく、こめかみ付近にも白髪が生えてくることがあります。

○表情筋を使わない

これも、先ほどと同様に目だけを酷使し、表情を動かさない生活スタイルが原因のことが多いです。

スマホを見ている間、眉毛を上下に動かしている方はいません。

誰かと話したり、表情筋を使うような仕事や趣味を習慣にしていないと、筋肉は衰えて血行も悪くなります。

すると、先ほど述べたメラニンの生成もスムーズにいかなくなり白髪になる、と考えられています。

ここでは、眉毛周りの表情筋に効くマッサージをご紹介します。

【表情筋マッサージのやり方】

・しわができるのを防ぐため、手のひらで額をおさえる

・目を細めたり、大きく見開いたりする

・5~10回繰り返す

○ストレス

これは眉毛だけでなく、毛髪も白くなることが多い現象ですが、ストレスと白髪に因果関係があるということは、昔から言われています。

人生に突然ふりかかる不幸な出来事で、短時間で白髪になってしまう場合もあります。

また、タバコやコーヒー、紫外線などの刺激によってストレスが蓄積し、白髪が増えることもありますし、強い恐怖を感じることで白髪になってしまうこともあるようです。

眉毛白髪が増えたら生活習慣を見直そう!

表情筋の衰えによって顔の血行が悪くなり、眉毛白髪が増えるということを書きましたが、全身の血行が悪い場合にも、白髪は増えやすくなります。

体の冷えや、運動不足、睡眠不足など、一つでも自覚症状があったら改善に向けて努力しましょう。

運動することを習慣にして、体を冷やさないように日ごろから心がけるのです。

今まで、健康的な生活をしていなかった方は、よく動くようにして、毎日入浴をするだけでも体調が良くなり、血行改善が望めるでしょう。

また、食生活も重要です。

偏った栄養バランスの食事をずっと続けていると、メラニン生成に悪影響を及ぼします。

白髪予防に効果的な食べ物としては、カゼインの含まれる乳製品や大豆、かつおや果物、ヨードを含む昆布などが挙げられますが、一番いいのは好き嫌いなくなんでも食べることです。

何か一つだけ食べ続けても、かえって健康に良くありません。

次項からは、黒染めのやり方についてご説明していきますが、その前に白髪が少ない場合の方法、「眉毛カット」について触れておきます。

眉毛カットは、普段から眉毛のお手入れをしている場合なら簡単ですが、ナチュラルな状態の方は、面倒に感じるかもしれません。

できれば、ご家庭にある普通のハサミではなく、100均でも売られているので、眉毛切りバサミを購入するといいでしょう。

さらに、眉毛コームもあると便利です。

眉毛切りバサミは小さく、細かな処理もできるので、カットが楽になります。

眉毛カットと併用するのは、衛生的とは言えませんが、鼻毛などをカットするのにも使うことができます。

まず、コームがあればそれで全体の流れを整えて、眉毛切りバサミを白髪の根元に慎重に入れていき、他の眉毛を切らないように注意しながら切ってください。

ハサミを持っていない方の手の指先の爪を使って、白髪を浮かせるようにすると若干、楽に切れますよ。

黒染めのやり方・注意点①

それでは、眉毛白髪の黒染めのやり方を見ていきましょう。

まず、簡単でおすすめの方法は、眉マスカラです。

女性が眉毛の色を淡く見せる際に使うおしゃれアイテムですが、色を付けるわけですから、もちろん眉毛白髪隠しにも使えます。

ただ、毎日の洗顔である程度、落ちてしまいます。

(逆に、化粧落としでしっかり落とした方が肌にはいいでしょう。)

また、まつ毛用のウォータープルーフタイプのマスカラでも対処はできます。

これも落ちやすいので、あくまでも緊急時の応急処置的な用途でお使いいただくといいでしょう。

ちなみに、眉マスカラもまつ毛用のマスカラも、色々なカラーが売っています。

自分の髪色に合わせたほうが自然ですが、ワントーン明るくすると、女性が良く使う言葉である「抜け感が出る」ので、お試しください。

黒染めのやり方・注意点②

先ほど、眉毛の黒染めをマスカラでするやり方は応急処置的な方法、とお伝えしました。

では、眉毛を市販の頭髪用の白髪染めで染めるのは正しい方法なのでしょうか。

答えはNOです。

なぜなら、眉毛部分だけに塗らないで皮膚にも付いてしまうと、その部分も染まってしまい、まるでマジックペンで書いたような違和感ある仕上がりになるからです。

頭なら、根元に色がついても目立ちませんが、眉毛は目立ちます。

そして、一度染まってしまうと落ちにくいです。

ちなみにSNSで、眉毛に白髪染めを使って恥ずかしい状態になってしまった方を見かけましたが、その方は歯磨き粉で落としたようです。

ただ、慌てて石鹸や化粧落としや、この方のように研磨剤の入った歯磨き粉などでゴシゴシこすって洗うのは、当然、皮膚にはよくありませんよね。

落ちたとしても、炎症が起きてしまうおそれがあります。

また、白髪染めは強力な薬剤ですので、目に入ると大変です。

場合によっては、失明する危険性もあります。

市販の白髪染めやヘアカラー剤の注意書きにも、「眉毛には使わない」ということが書かれていると思います。

もしお試しになる場合は、自己責任でお願い致します。

黒染めのやり方!お店に行ってみよう

眉毛の白髪を黒染めする、おすすめのやり方は、美容院やサロンで染めることです。

専門の方にやってもらうと安心感がありますよね。

ヘアカラーのついでにしてくれるところも多いです。

眉毛染めがメニューにない場合は、直接聞いてみてください。

また、眉毛専門のサロンもあります。

お値段は4,000円~6,000円くらいまでで、少し高いですが、眉毛を染めるだけではなく、かたちを整えたりしてくれます。

仕上がりはきれいで、おしゃれに見えること受けあいです。

ただし、こちらもカラーリングがコースに含まれない場合もありますので、問い合わせてご確認の上、ご利用ください。

また、染めたとしても、効果はそれほど長続きしません。

ですから、先に述べた生活習慣の見直しを行い、ストレス解消に努めて、白髪の原因を根本から解決していきましょう。

眉毛白髪に気を配って若々しく!

眉毛に白髪が生える原因や、その対処法についてご説明しました。

市販の頭髪用の白髪染めでも染まらないことはありませんが、皮膚にべったり付けないように注意が必要だったり、目に入ると危ない、などのリスクがあります。

どうしても染めたいのなら、美容院や眉毛サロンを利用するのがおすすめです。

ただ、お値段が高いので、こまめにカットしたり抜いたり、生活習慣を見直したほうがいいかもしれません。