髪の毛を切るというと、美容室か理容室ですよね。
しかし、うまくカットしてもらえなかったり、思ったのと違うカットにされてしまうこともあります。
それであれば、思い切って自分で切ってみませんか。
今回は、男性が自分で髪の毛を切る場合の、髪の毛の切り方についてお話します。
自分で髪の毛を切るメリット
男性は髪の毛が短い人が多いので、すぐに髪の毛が伸びてしまい、ヘアスタイルが崩れてしまいます。
月に1回程度は、美容室か理容室で切ってもらわなければなりません。
しかし、少しだけ切ってもらいたいときや、少しだけ整えたいときなどは面倒です。
そんなとき、自宅で自分の髪の毛を切ることができたら良いと思いませんか。
自分で髪の毛を切ると、以下のようなメリットがあります。
・お金がかからない
いちばん大きいのは、タダということです。
美容室や理容室に行って髪の毛を切ると、1回につき千円~6千円ほどかかります。
年間にすると、7万円ほどになってしまうこともあります。
しかし、自分で切ればお金はかかりません。
節約にはもってこいです。
・いつでも髪の毛をカットできる
美容室や理容室で髪の毛を切るとなると、予約をしてからその時間にお店に行かなければなりません。
しかし、自分で切ればいつでもOKです。
自分の空いた時間に、気が向いたら切ることができるのです。
自宅の庭やリビング、洗面所など掃除さえ気にならなければどこでも大丈夫です。
「美容室や理容室に行く時間がもったいない」という人にもおすすめです。
・好きな髪型にできる
美容師さんや理容師さんに切ってもらう場合、自分のイメージを言葉で伝える必要があります。
言葉で伝えるのは思ったよりも難しいですし、伝えたとしても希望の髪型にならない可能性もあります。
自分で切る場合は、切り方のコツさえつかめば、自分で自分の好きな髪型にすることができるのです。
切り方が難しいなどのデメリットも
自分で髪の毛を切ればお金もかからず、美容室で気を遣いすぎて疲れてしまうこともありません。
しかし、自分で髪の毛を切ることにはデメリットもあります。
・切り方が難しい
美容師・理容師という専門職があるくらいなのですから、ヘアカットは切り方が難しいです。
初めは上手に切れないかもしれません。
失敗してしまう可能性もありますが、実践していくうちにだんだんと慣れてきて切り方が分かるようになってきます。
失敗を恐れずに、挑戦してみる気持ちが大切です。
・難しい髪型はできない
当たり前ですが、特殊なカット技術が必要な髪型はできません。
男性でしたら、ツーブロック程度までです。
・失敗する可能性がある
先ほどもお伝えしましたが、失敗する可能性があります。
もみあげの長さが左右で違ってしまったり、一部だけ切りすぎてしまったりすることが考えられます。
前髪がぱっつんになってしまっても恥ずかしいですよね。
そうならないためにも、自分の髪の毛の切り方を学んでおきましょう。
男性も前髪カットにチャレンジ
まずは、初心者が始めやすい前髪カットです。
女性ですと自分で前髪だけ切っているという人もいますが、男性ですとあまりいないかもしれません。
しかし、男性でも前髪カットはできます。
前髪だけであれば、特別なテクニックは必要ありません。
簡単な前髪の切り方をご紹介します。
まず、必要な道具を揃えます。
・鏡
・ハサミ
・クシ
鏡は、顔全体が映る大きさのものを用意してください。
ハサミは、髪を切る専用のものにしてください。
普通のハサミを使ってしまうと、仕上がりが悪くなりますし、髪の毛へのダメージも大きくなります。
自分で髪の毛を切るセットもありますので、揃えるのが面倒な人はセットを購入しましょう。
一度買えば長く使えますので、ここで揃えておくことをおすすめします。
切る前に、クシでしっかり髪の毛をとかします。
クセをしっかり伸ばして、まっすぐにしておきます。
前髪カットをする前に、どのような前髪にしたいのかを頭の中でしっかり決めておきましょう。
イメージが固まらないうちに切ってしまうと、切り過ぎたり、切らなくても良いところを切ってしまうことがあります。
雑誌などを見ながら、前髪の長さや分け目、量などを確認しましょう。
髪の毛は、人それぞれ個性があります。
自分の髪質が、その前髪になれるのかどうかを見極めてください。
そうしておけば、「前髪を切り始めてからやっぱり違った」ということが起きにくくなります。
男性の前髪の切り方
それでは、具体的な前髪の切り方をご説明します。
①前髪を濡らして、ブローしながらドライヤーで乾かします。
できるだけまっすぐに、クセをなくしておきます。
必ず、乾かしてから切りましょう。
濡れた状態ですと、切りすぎてしまう恐れがあります。
②前髪以外をヘアクリップやピンで留めます。
③前髪を3つのブロックに分けます。
真ん中(両目の間)と両サイドです。
④1ブロックを人差し指と中指で前髪を挟んで持ち上げます。
少しずつ切っていきましょう。
いきなりたくさん切らないようにします。
その方が修正がきくからです。
少し切って前髪を下ろして確認する、を繰り返します。
自分が思った長さよりも少し長めに切るようにしておきましょう。
ただ切るだけだと、前髪が揃いすぎて不自然になってしまいます。
前髪に対して垂直に切るのではなく、斜めにハサミを入れると自然な仕上がりになりますし、切り過ぎを防ぐこともできます。
⑤最後に調整をします。
前髪の長さや髪の毛のボリュームを整えます。
左右対称になっているかなどもチェックしましょう。
これで完成です。
男性も前髪で印象が変わります。
イメチェンもかねて、自分で前髪を切ってみてはいかがですか。
男性のサイドの髪の毛の切り方
前項では、男性の前髪の切り方をご紹介しました。
ここからはさらにレベルアップして、サイドの髪の毛の切り方もご紹介します。
サイドの部分も、2つのブロックに分けて切ると失敗しにくいですよ。
①髪の毛を濡らしたあと、ブローでまっすぐにしておきます。
②サイドの髪の毛を、上部と下部の2つのブロックに分けます。
上部をヘアクリップで留めておきます。
③下部から少しずつ切っていきます。
④下部が切り終わったら、上部の髪の毛のクリップを外し、人差し指と中指で挟んで引っ張りながら少しずつ切ります。
⑤毛量が多い場合は、すきます。
すきばさみを使うと簡単です。
減らしたい場所を持ち上げて、根元・中間・毛先と3か所にすきばさみを入れます。
また、髪の毛の束をねじって中間部分をすくことで、バランスよく毛量の調節ができます。
⑥ワックスを付けて髪型を仕上げます。
まだ髪の毛が多い場所がある場合、その場所の毛束をつまんですきましょう。
バランスが整ったら、完成です。
自分で髪の毛を切って失敗したら
はじめにお伝えしましたが、自分で髪の毛を切ることはデメリットもあります。
素人が切るのですから、失敗してしまう可能性があることです。
最後に、失敗をカバーする方法もお伝えします。
その方法は簡単です。
バリカンを使います。
男性でしたら、一度はバリカンのお世話になったことがあると思います。
自分で髪の毛を切ったけれど、「なんだかイメージと違う」、「なんだか毛量が多い」、というときはアタッチメント付きのバリカンがおすすめです。
自然にボリュームダウンさせることができます。
また、失敗してしまった部分を自然にぼかすこともできます。
下から上にすくうようにバリカンを入れましょう。
長さを変えた場所のぼかしに使われるワザですが、アタッチメント付きのバリカンでしたら長さの調節も簡単です。
これで小さな失敗はカバーすることができます。
髪の毛の切り方はコツをつかむまでは難しくて失敗してしまうかもしれませんが、このような方法で修正することも出来ます。
失敗を恐れずに、ぜひ挑戦してみてください。
できるようになれば便利なスキル
最近では、髪の毛を自分でカットする男性も増えてきているようです。
まずは比較的簡単な前髪から切ってみましょう。
慣れてきたら、サイドなども挑戦してみてください。
「美容室に行くほどでもないけど整えたい」、というときに便利なスキルですよ。