女性だけではなく、男性も髪の毛の悩みはありますよね。
そこで、この記事で着目したいのが「髪の毛の太さ」についてです。
違う太さの髪の毛が生えるのには、さまざまな理由があります。
その理由や原因などを考えていきましょう。
髪の毛の太さの目安は?自分で確認できる!
ご自身の髪の毛の太さについて考えてみたことはありませんか?
髪質などでなんとなく「細い髪」「太い髪」が存在し、違う太さの髪の毛があることは知っているかもしれませんが、自分の髪の毛の太さについては考えたことがないなんて人もいるかもしれません。
日本人の髪の毛の太さの基準は、0.05~0.15mmほどの太さだといわれています。
そして、0.08mmが日本人の髪の毛の太さの平均値と考えられています。
欧米人の髪の毛の太さの平均値は0.05mmなので、比較すると日本人のほうがおよそ1.5倍の太さになっているため、日本人の髪の毛は太い傾向があるようです。
人種によっても、髪の毛の太さは違うといえますね。
この太さの数値を目安にして、ご自身の髪の毛の太さを調べてみると良いでしょう。
「自分で髪の毛の太さを調べてみたいけど、そんな方法なんてあるの?」と疑問をいだいている方もいるかと思いますが、実はおおまかな判断は簡単にできます。
手順は、スタイリング剤などを使用していない自然な状態の短めの髪の毛を1本切り、地面と平行にして横向きに持って確認するだけです。
太くて丈夫な髪の毛の場合は、数分経っても横向きにまっすぐ伸びている状態が持続できますが、細い髪の毛の場合は、すぐに下向きに垂れ下がりカーブしてしまいます。
おおまかな判断ですが、この手順で髪の毛の太さのタイプを見極められます。
違う太さの髪の毛について!①頭皮の各部分
自分の髪の毛の太さのタイプをおおまかに分別したところで、次に着目したいのが「髪の毛の太さの違い」についてです。
前項で日本人と欧米人の髪の毛の太さの平均を比較しましたが、そもそも髪の毛の太さは人種、年齢、性別などいろいろな要因で変化がみられます。
そして、個人単位で考察してみても、必ずしも同じ太さの髪の毛だけが生えているとは限りません。
実は、頭皮の部分によって違う太さの髪の毛が生えるのです。
例えば、頭頂部から耳の上までの範囲では外的刺激から頭皮を保護する必要があるので、太くて丈夫な髪の毛が生える傾向があります。
一方で、えりあし周りから奥のほうに内側に生える髪の毛は、汚れやゴミなどを直接地肌につけないようにクッションの役割をしており、細く軟らかめの髪の毛となる傾向があります。
頭皮の部分によって、髪の毛の太さが違ってくることには深い意味があったのですね。
違う太さの髪の毛について!②1本の太さが一定でない髪の毛
先ほどは、頭皮の部分ごとに太さの違う髪の毛が生える場合についてお話しました。
しかし、他にも違う場合の生え方があります。
それは、1本の髪の毛の太さが均一ではない髪の毛の場合です。
このような髪の毛は、「連珠毛」と呼ばれており特徴的な髪の毛です。
髪の毛の表面がでこぼこと変形しており、さわるとガタガタした肌触りとなっています。
連珠毛は、1本の髪の毛のなかに太くなっている部分と細くなっている部分が存在しており、光の当たり具合が不均等なので乱反射します。
数珠のように玉をつないでいるような見た目をしていることから、連珠毛という名に由来したようです。
連珠毛があると、くしが通りにくく、日々のスタイリングにも影響を及ぼしかねません。
ヘアスタイルに気を遣う男性なら、連珠毛があると困ってしまいますよね。
髪型が決まらないと気分も下がってしまいがちですし、なんとか連珠毛が生えてしまう原因を探り、予防したいところです。
コルテックスの乱れによって連珠毛が生える
1本の髪の毛の太さが違う連珠毛。
気がついたら突然ガタガタした髪の毛が生えていて、連珠毛に気づくというパターンが多く見受けられます。
それではなぜ、連珠毛が生えてしまうのでしょうか?
その原因は、コルテックスのバランスの乱れです。
コルテックスについてご説明します。
人間の髪の毛は3層になってできています。
髪の毛の中心にはメデュラと呼ばれるものがあり、その周りを囲んでいるのがコルテックスです。
その上にはコルテックスを覆うキューティクルが存在します。
この3層の中でコルテックスが多くの割合を占めており、コルテックスは髪の毛の量、太さ、硬さなどを決定している重要な役目を担っています。
コルテックスはマクロフィブリルと呼ばれる細胞が縦列した状態になっていて、マクロフィブリルがきれいに並んでいると艶やかな髪の毛になるのです。
連珠毛が生える原因はこのコルテックスのバランスが乱れてしまうことですが、そもそもなぜコルテックスのバランスが乱れてしまうのでしょうか?
次項でそのことについてふれていきます。
髪の毛の太さが違う連珠毛!予防するために原因を知る
連珠毛が生えると、髪の毛の太さが違うでこぼこした見た目が気になってしまいますよね。
では、連珠毛が生えるのを予防するためには、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか?
前述しましたが、コルテックスのバランスが乱れると連珠毛の発生につながります。
そのため、連珠毛の発生を抑えたいのでしたら、コルテックスのバランスを良くするためには何をしたら良いのかを考えていく必要性があるのです。
こちらでは、コルテックスのバランスが乱れる原因についてふれていきます。
・髪の毛がダメージを受けている
髪の毛はダメージを受けると、キューティクルが剥離して中にあるたんぱく質が流出してしまい、コルテックスのバランスが乱れてしまう可能性があります。
さらに、髪の毛のダメージは乾燥を招き、水分量が減ってしまうこともコルテックスのバランスが乱れる要因です。
・ホルモンバランスが乱れている
一見関係性のないようなものですが、髪の毛の健康状態に大いに影響します。
ホルモンバランスが乱れやすい時期が存在するようです。
こちらは、男性よりも女性のほうが気になるところかもしれません。
女性では月経時や更年期、男女でいえることは思春期などの時期があげられます。
髪の毛を太く健康的にしたい!食生活も見直してみる
上記では、太さが違う髪の毛についての詳細や生える理由、原因などについてお伝えしました。
こちらでは、髪の毛の健康状態を良くするためのおすすめの食べ物についてお話します。
髪の毛の健康を考えると、日々の食事にも気をつけると良いでしょう。
では、髪の毛を太く丈夫にするにはどのようなものを摂取するべきなのでしょうか?
髪の毛の多くはたんぱく質で形成されています。
したがって、たんぱく質が摂取できる食べ物が良いでしょう。
さらに、ミネラルや亜鉛を含む食べ物は、たんぱく質の生産に寄与します。
総合すると、たんぱく質、ミネラル、亜鉛が摂取できるように食生活を改めると、髪の毛に良い影響を与えてくれます。
それぞれの栄養素が豊富な食べ物をご紹介していきます。
まず、たんぱく質が豊富なものは、豆・卵・鶏肉・ブロッコリー・青魚などです。
次に、ミネラルが豊富なものは、ワカメや昆布などの海藻類です。
最後に、亜鉛が豊富なものは、チーズ・生ガキ・大豆・うなぎ・レバーなどがあります。
これらの食べ物を意識して摂取して、髪の毛の健康維持に努めましょう!
すべての髪の毛が同じ太さだとは限らない
この記事では、髪の毛の太さの違いについてお話してきましたがいかがでしたか?
まず、頭皮の部分によって違う太さの髪の毛が生えてくることがわかりましたね。
また、1本の太さが一定でない髪の毛である連珠毛の存在やその詳細、生えてしまう原因なども追及してきました。
連珠毛を予防するためにも、ヘアケアを怠らないようにしましょう。
記事内でご紹介した、髪の毛の健康に良い食べ物も上手く日常に取り入れてみるのもおすすめです。