薄毛に悩む男性は多いですよね。
そこで味方となるのが、ウィッグやかつらです。
しかし、「この2つの違いがよく分からない」という男性も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウィッグやかつらの違いについてやその選び方、お手入れ方法などをご紹介していきます!
また、最後には「医療用ウィッグ」についても触れているので、ぜひ読んでみて下さいね!
男性用かつらとウィッグの違いとは?
男性の悩みとして多く挙がるものに「髪の問題」があります。
特に、薄毛に悩む男性は多いですよね。
そして、男性の薄毛をカバーするものと言えば、昔からある「かつら」です。
最近は、「ウィッグ」という言葉も使われ始めましたが、女性用のかつらに対して使われることが多い印象がありますよね。
そのため、「ウィッグ=女性のもの」というイメージを持っている男性も多いのではないでしょうか。
しかし、最近は、「男性用のウィッグ」というものも出てきています。
では、「かつら」と「ウィッグ」の違いは何なのでしょうか。
実は、メーカーによっても2つの基準はあいまいで、厳密な区分というのはありません。
しかし、使い道で見てみると、以下の視点から分けられることが多いようです。
かつらは、主に「気になる薄毛をカバーする」という目的で使われることが多いです。
それに対してウィッグは、「オシャレを楽しむためにつけるもの」とされています。
しかし、実際には、薄毛をカバーする目的で使う場合でも、ウィッグと呼ばれることもあります。
そして、重要なのは呼び方ではなく、その選び方やお手入れ方法です。
次の章では、まず、男性用ウィッグ(かつら)の上手な選び方について見ていきます。
男性用ウィッグ(かつら)の上手な選び方とは
では、薄毛をカバーしたり、オシャレを楽しむためにウィッグ(かつら)を取り入れたい男性に向けて、その上手な選び方をご紹介しましょう。
まず、既製品のウィッグを選ぶのであれば、雑貨量販店やインターネットで簡単に購入することができます。
既製品のウィッグを購入する際のポイントは、ウィッグだと分からないものを選ぶことです。
そして、地毛に近い色のものを選ぶのも重要です。
既製品は、オーダーメイドとは違い、一人一人に合わせて作られているわけではないからです。
丸々ウィッグを被る場合は、今の髪色と全く違う色でも良いのですが、一部分のみウィッグを使う場合には、やはり色の違いで不自然な印象になることがあります。
また、頭の形も人によって違うので、自分の頭と形が違うウィッグだと、自然に見えない場合があります。
薄毛をカバーする、あるいはオシャレがしたくてウィッグをつけているのに、それが原因で変な印象になってしまっては、もったいないですよね。
それを避けるためにも、お店の鏡の前でウィッグを当て、頭の形に合いそうか確認してから選びましょう。
そして、通販で購入する際には写真でしか確認できないので、テカリの少ない、自然に見える素材で作られているものを選ぶようにしましょう。
既製品とオーダーメイドではどんな違いがあるの?
また、使用目的を問わず、ウィッグ(かつら)を選ぶ方法としては、「作り」で選ぶ方法があります。
この「作り」とは、既製品かオーダーメイドかという視点です。
ここでは、この2つの違いについてお伝えします。
1章でもご紹介しましたが、ウィッグ(かつら)の既製品にはメリット・デメリットがあります。
メリットとしては、
・費用が抑えられる
・手軽に購入できる
この2点が挙げられます。
しかし、一人一人に合わせて作られたものではないため、
・分け目やつむじが不自然なことがある
・素材によっては地毛でないことがバレやすい
このような点がデメリットといえます。
一方、オーダーメイドであれば、費用は数万円ほどかかりますが、自分にフィットしたものを作ってもらえます。
やはり高品質のウィッグ(かつら)にしたいのであれば、オーダーメイドがおすすめです。
何より、自分の頭の形に合わせて作られるので、つけ心地もよく、より自然に見えます。
薄毛をカバーしたい場合には、部分的にでも全体的にでも、オーダーメイドが良いでしょう。
現在は、高品質なウィッグ(かつら)を、適正な価格で、数日で納品してくれる業者が多数あります。
スマホでも簡単に検索・注文ができるので、調べてみてはいかがでしょうか。
フルウィッグ(かつら)の上手なつけ方は?
ここでは、フルウィッグ(かつら)の上手なつけ方を見ていきます。
これを知っているかそうでないかで、ウィッグをつけた時の印象に違いが出てきます。
それが以下の3点です。
・襟足から地毛を出さない
・地肌を透けさせない
・もみあげ部分を膨らませない
まず、襟足の見た目が不自然だと、「ウィッグだ」という印象を与えます。
襟足から地毛を見せないのは鉄則なので、地毛は、ネットにしっかりと入れるようにしましょう。
次に、地肌を見せないことも重要です。
しかし、これはつけ方で対応するより、ウィッグの選び方で対応するのが一般的です。
具体的には、髪の分け目が目立たないもの、流れに動きがあり、つむじが見えないものを用意することです。
それだけで自然に見えるので、ウィッグということがバレにくくなります。
既製品のウィッグを購入する場合は、実際につけるときのことをよく考えて選びましょう。
最後のもみあげ部分ですが、これも重要なポイントです。
ネットを被る時は、もみあげが膨らまないように気をつけましょう。
地毛をしっかりと押さえつけてネットを被るのがコツです。
この3点がきちんとできれば、薄毛も自然にカバーでき、オシャレも楽しめるはずです。
フルウィッグ(かつら)はお手入れによって持ちに違いが出る!
では、フルウィッグ(かつら)は、どのようにすれば長く持たせることができるのでしょうか。
お手入れをする場合は、以下の手順で優しく行うのがおすすめです。
①大きい洗面器にシャンプーを入れ、多めにお湯を注いで薄めます。
②①の液を泡立てます。
③洗面器の中で、ウィッグを優しく揉むように洗いましょう。
④次に、その洗面器を洗い、リンスを入れて多めのお湯で薄めて下さい。
⑤もう一度ウィッグを浸し、手ですくような形でリンス液をなじませます。
⑥リンス液がなじんだら、ウィッグをよくすすいで、水気を切ります。
⑦大体水が切れたら、残りの水気もタオルでしっかりと拭き取りましょう。
⑧ウィッグスタンドにのせたら、毛先からコームを入れていきます。
⑨最後に根本から毛先にコームを通したら、陰干しして、よく乾かして下さい。
さらに、お手入れした後のウィッグのセットにもポイントがあります。
ウィッグをセットする際に、ワックスやドライヤーを使う男性は多いですよね。
しかし、それらを使ってウィッグをセットすると、どうしても傷みやすくなります。
ワックスを使うならウィッグ用のものを使い、使用後はよく流して下さい。
耐熱人工毛であっても、ドライヤーの使用回数は抑えることが望ましいです。
このように、ウィッグ(かつら)は、お手入れの仕方によって持ちや使用感に違いが出ます。
傷がつくと使えなくなってしまうこともあるので、ウィッグ(かつら)は大事に扱いましょう。
医療用のウィッグとは?オシャレ用との違い
ここまで、ウィッグとかつらの違いや、ウィッグの用途別の選び方などをご紹介してきました。
しかし、薄毛をカバーしたり、オシャレ以外の用途でフルウィッグを使いたい方もいます。
それが、病気が原因で髪が抜けてしまった男性です。
現代の日本人の死因第一位は、ご存知の通り、がんです。
がんの種類にもよりますが、抗がん剤を使って治療する場合、その副作用で髪が抜けてしまうことが多いです。
薬の副作用で髪が抜けるのは、女性だけでなく、男性にとっても本当に辛いことですよね。
そういった方に必要とされているのが、「医療用のウィッグ」です。
少し前までは、ウィッグ(かつら)であることがはっきりわかってしまうこともありましたが、現在では技術が進み、地毛とほとんど変わらないウィッグが作れるようになっています。
また、抗がん剤治療をしていると、頭皮がかなりデリケートになっているので、ウィッグをつける際の刺激が心配ですよね。
しかし、オシャレ用のウィッグと違い、頭皮への刺激が少ないアンダーキャップも開発されているので、安心して使えます。
多少高価にはなりますが、やはり病気が原因でウィッグが必要になった場合には、医療用のものを使った方がメリットが大きいでしょう。
がんにかかっていることや、がんの治療をしていることを周囲に知られたくない男性も、こうしたウィッグを利用すれば、がんの治療に向かう気持ちも出てくるでしょう。
ウィッグやかつらを活用して、自分らしく生活しよう!
今回は、ウィッグとかつらの違いや選び方、お手入れ方法などをご紹介しました。
オシャレを重視する方や、より自然なヘアスタイルにしたい方は、オーダーメイドにするのが良さそうです。
また、近年は、病気による脱毛で、医療用ウィッグの需要も高まっています。
髪がないことを気にせず自分らしい生活を送れるように、ウィッグやかつらを上手に活用できると良いですね。