美容院でカラーリング!シャンプーは前日にしても大丈夫?

メンズはヘアカラー次第で、印象が180度変わりますよね。

雰囲気をがらりとクールに変えるために、明日は美容室でカラーリング!

しかし、カラーリングの前日に、シャンプーをしても大丈夫なのかと悩む方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、そんな疑問にお答えしながら、カラーリングに関する注意点などをご紹介していきます。

カラーリング前日のシャンプーはしない方が良いの?

「明日は美容院でカラーリング!染まりをきれいにするためにも、前日のシャンプーは控えた方が良いのだろうか?」

カラーリング前日のシャンプーについては、疑問に思う方も少なくないですし、初めて美容院でカラーリングをする方の場合は、尚のこと気にされるかと思います。

まず、結論から言えば、前日のシャンプーは問題ありませんし、トリートメントをしている方も、通常通りにしてもらって大丈夫です。

ただ、注意してほしいのが、ゴシゴシと擦ったり、頑固に洗うことは禁物です。

美容院のヘアカラー剤は、市販のものと比べれば、比較的髪の毛へのダメージは抑えられて作られています。

しかしながら、前日に頭皮を頑固に洗ってしまうと、外部の刺激から守っている皮脂が必要以上に洗い流されてしまい、翌日のカラーリングで頭皮が染みてしまう可能性があります。

したがって、前日のシャンプーやトリートメントでは、できるだけ頭皮にダメージを与えないように、マッサージするように優しく洗ってください。

その一方で、特に気をつけてほしいのが、当日にシャンプーをすることについてです。

カラーリング前日のシャンプーはOK!じゃあ当日は?

カラーリングをする当日、頭が汚れている状態で美容院に行くのは失礼ではないか、という理由から、当日にシャンプーをしてから美容院に行く人は少なくありません。

先に述べたように、前日の場合であれば問題はないのですが、その当日にカラーリングをする場合は別で、極力控えるのがベストです。

というのも、どんなシャンプーにも髪や頭皮に対してダメージがあり、シャンプー後の髪や頭皮はかなりデリケートな状態になっています。

したがって、そのような状態でカラーリングを行うと、頭皮トラブルを引き起こす可能性があるのです。

また、固まるスタイリング剤でがちがちに固めて美容院へ行くのも控えましょう。

理由としては、スタイリング剤で固めすぎるとカラーリングに支障をきたすので、美容院側で髪の毛を洗ってしまう場合もあるからです。

そうなると、結局デリケートな髪と頭皮の状態でカラーリングをすることになってしまいます。

では続いて、シャンプーにおける頭皮の刺激や皮脂のバリア機能について、そのメカニズムを詳しくご説明していきましょう。

カラーリング前のシャンプーはNG!皮脂のメカニズムとは?

先にも述べましたが、頭皮の「皮脂」は、外部の刺激から守る役割があります。

細かく言えば、頭皮の皮脂腺から分泌される「皮脂」と、毛穴から出る「汗」とが混ざり合って作られた「皮脂膜」が、外部の刺激から頭皮を保護する、バリア機能を持っています。

そのため、「皮脂膜」は、ヘアカラー剤が頭皮に浸透するのを抑える働きがあり、カラーリングでの頭皮トラブルからも守ってくれます。

頭皮において、皮脂膜の重要な役割は「保湿」です。

皮脂膜があることで、フケや痒みなどの原因である乾燥から、頭皮を守ることができ、潤いを保つことができます。

また、皮脂膜は肌を弱酸性に保つ作用があり、外部からの細菌の侵入を防ぐ役割もあります。

それゆえ、シャンプーをすると、皮脂膜によるバリア機能が働きますが、それと同時に、皮脂膜も失われてしまいます。

失われた皮脂膜が回復するには、およそ6~8時間と言われており、つまり、シャンプー後は、およそ6~8時間はバリア機能を失ってしまうことになります。

したがって、カラーリング前にシャンプーをしてしまうと、バリアのない状態でカラーリングをすることになるので、頭皮トラブルを引き起こしかねないことになるのです。

カラーリングをする前にどうしてもシャンプーをしたい場合は、少なくとも6時間の余裕をもって行ってください。

それでもやはり、前日の夜にシャンプーを済ませておくのが、良いと言えるでしょう。

また、この他にも、カラーリングをする際に気をつけてほしい注意点があります。

引き続き、次項でご説明していきます。

前日からでも体調には気にかけよう!カラーリングの注意点

これまでの説明で、シャンプーにおけるカラーリング前日、当日の注意点がお分かりいただけたかと思います。

それに加えて、気をつけてほしい注意点は他にもあります。

それは、体調が良くなかったり、頭皮にフケや痒みなどのトラブルがあるときは、ヘアカラーリングを控えた方が良いということです。

体調不良のときは、身体の抵抗力が弱まっており、肌や頭皮も敏感になっています。

そのような状態でカラーリングをしてしまうと、湿疹やかぶれなどの炎症が生じてしまう可能性があります。

以下がカラーリングを控えた方が良い例です。

・風邪をひいている
・体調不良、疲労
・二日酔い
・生理中、生理前後
・貧血気味な日
・寝不足
・顔、頭皮、首に腫れ物や皮膚病、傷がある
・頭皮にフケ、痒みなどの症状がある
・ヘアカラーのアレルギーがある

以上のような症状は、当日ではなくとも、前日、もしくはそれ以前から分かるものもあるので、前もって気にかけましょう。

また、カラーリング前の顔剃りも、皮膚が傷ついて刺激を受けやすくなっているので、注意が必要です。

仕事で忙しい方には、なかなか難しいことかもしれませんが、カラーリングはできるだけ体調の良いときに行ってくださいね。

カラー後は髪と頭皮がデリケート!その後のケアに気をつけて!

カラーリングは、当日や前日に注意することは多くありますが、カラーリングをした後も、気をつけてほしいことがあります。

それは、カラーリング後ならではのヘアケアです。

先にも述べましたが、美容院でのヘアカラーリングでも、髪や頭皮にはダメージがあり、そのため、カラーリング後の髪や頭皮は敏感でデリケートになっています。

特に、カラーリング後は、酸化しきれなかった髪に良くない物質が髪や頭皮に残ってしまうので、カラーリング後の一週間は、それを除去してくれるヘマチン入りのシャンプーを使うことをおすすめします。

美容院で販売されているシャンプーも決して安くはないですが、カラーリング後専用として一週間使用しても、使い切ることはないと思いますので、また次回染めた際に使うこともできます。

また、市販でもカラー後専用のシャンプーが手頃な価格で販売していますので、髪の毛のためにも是非使用してみてください。

ヘアカラー後の頭皮トラブル!どんな症状があるの?

これまで、カラーリングをする上で、前日のシャンプーや当日の注意点、カラーリング後のヘアケアなどをご説明してきました。

しかしながら、これらのことを十分に気をつけても、カラーリング後の頭皮にアレルギー症状が起きてしまう場合も、少なからずあります。

病院に受診するべきなのか、放置しておけば治るのか、対処で悩むところですよね。

では、カラーリング後の頭皮トラブルには、どのような部位に、どのような症状があるのか見てみましょう。

【部位】

・頭皮
・額、おでこ
・まぶた
・頬
・首筋
・襟足
・耳周り

【症状】

・赤み
・水ぶくれ
・痒み
・皮膚のむけ
・ブツブツ
・腫れる

以上のように、アレルギーが起こる部位や症状は一定ではなく、人によって様々です。

アレルギー症状は、頭皮だけに起こるイメージですが、刺激の強いヘアカラー剤が皮膚に接触した際に、様々な部分に発症する可能性があります。

万が一、ヘアカラー後に以上のような頭皮トラブルの症状があれば、早めに皮膚科に受診をするようにしてください。

自己判断でそのまま放置してしまえば、症状が更に悪化してしまう場合もありますので、できるだけ早く病院に行きましょう。

ヘアカラーをより長く綺麗に楽しむために

ヘアカラーリングは、見た目の印象がガラリと変わるので、オシャレを楽しむにはいいですよね。

しかしながら、ヘアカラーリングは決して髪や頭皮にとって良いものとは言えないので、その分カラーリング前日、当日、後日を通して十分な配慮とヘアケアが必要になってきます。

忙しかったりすると、どうしても怠りがちになってしまうものですが、これまでのことを注意し、ヘアカラーをより長く楽しみましょう。