ある程度の年齢になると、シャンプーも決まってきますよね。
乾燥肌、オイリー肌、敏感肌、それぞれに合ったシャンプーがありますので、慣れたものを使うのが間違いないでしょう。
ただ、決まったものを使い続けると、ふと、「ボトルを買うのと詰め替え用を買うのとでは、容量的にどっちがお得なんだろう」と疑問に思うことがあるかもしれません。
今回は、詰め替え用のメリットやデメリットについてまとめました。
薄毛に悩む前に!シャンプーにこだわろう
シャンプーにこだわる、ということは、薄毛の予防に直接効果のあることではありません。
しかし、頭皮に合ったシャンプーを選ぶことで、頭皮環境が整うため、薄毛や抜け毛の進行を遅らせることはできます。
もし、頭皮に合っていないシャンプーを使い続けると、炎症やフケの原因になり、薄毛が悪化してしまうことがあるのです。
シャンプーは、大きく分けると「アミノ酸系」、「石けん系」、「アルコール系」の3つの洗浄成分が使われています。
これらはそれぞれに効果が異なるため、自分に合ったシャンプーを見極めることが重要です。
例えば、アミノ酸系がおすすめなのは、頭皮が敏感で乾燥肌な方です。
洗浄力は弱いので皮脂が多い方には向きませんが、頭皮も髪もしっとりする使用感が魅力です。
そして、石けん系は、同じく敏感肌の方にいいのですが、洗浄力は強めで、リンスなどをしないと、洗ったあとに髪がキシキシします。
また、アルコール性は、さっぱりした洗いあがりで泡立ちもよく、皮脂が多い方におすすめです。
ただ、敏感肌や乾燥肌の方には向きません。
この中で薄毛予防に適したシャンプーはアミノ酸系ですが、少しお値段が高いため、なるべく節約したいと考えて、詰め替え用で補充している方もいらっしゃると思います。
ですが、本当に詰め替え用を買うことは、容量的に考えてお得なのでしょうか。
シャンプーの詰め替え用の容量が少ないのはなぜ?
ボトル入りのシャンプーと、詰め替え用のシャンプーは、容量が違います。
シャンプーボトルにしっかりと詰め替えしたいのに、足りないとなんだか損をしたような気持ちになることがありませんか?
値段は、詰め替え用の方が安いこともあり、節約のつもりでボトルを買わない場合もあると思います。
しかし、結果的に損をしているなんてことになると、お買い物方法を考え直さなければいけないような気分になるかもしれません。
そもそも、なぜ、詰め替え用は容量が少ないのでしょうか。
これについて調べてみたところ、「使い切ってからではなく、無くなりかけのときに詰め替える方が多いから」という理由のようです。
確かにそう考えると、ボトルの容量がまだあるときに入れると、少しだけ余ってしまうことになり、困る方もいるのでしょう。
しかし、完全に使い切ってから洗って詰め替える、という方もいますよね。
そうした方にとっては、納得できないことかもしれません。
詰め替え用のシャンプーのメリット!容量が少なくてもエコ
容量が少ないということに気が付いていても、詰め替え用を買い続ける方もいらっしゃると思います。
シャンプーボトルを買い続けるのではなく詰め替え用を買うことのメリットとして他に挙げられるのが、「ゴミを増やさない」ということです。
つまり、エコだということですね。
環境汚染に対する意識の高さは、丁寧な生活への第一歩です。
むやみにゴミを増やさない努力を1人1人がすることで、大切な地球を守ることにつながる、ということです。
まめできれい好きなのは、日本人の長所ですよね。
また、今は、ブログやインスタで自分の生活スタイルを見せる機会も増えました。
適当に家事をするのではなく、丁寧に、美意識を持ってすることで、自己満足にもなりますし、同じ意識を持つ方々と交流を深めることもできます。
極めれば、生活スタイルにファンがつき、収入につながるなんてこともあるかもしれません。
ですから、きれいごとだけではありません。
エコ意識を高めていくということは、今やトレンドなのでしょう。
ボトルの方が容量が多いのはメーカーの戦略が関係
詰め替え用は容量が少ない分、お値段に配慮されていて、大きな節約とは言えないまでも、損にはなっていない場合もあると思います。
しかし、店頭に並んでいる商品を見て、よくよく計算すると、シャンプーボトルを買う方がお買い得な場合も多いです。
ボトル分の値段は、ほとんど関係がないのです。
それは、先ほどご説明した「まだ残っている状態での詰め替え」が理由で、少ない状態で売っている詰め替え用ですが、メーカー側にとっては利益になり得ます。
ボトルは、初めて使う方が手に取りやすいように安くして、詰め替え用は、固定客が買い続ける時に利益がアップするように値段をそこまで下げない、という方法もあるのです。
もちろん、メーカーに問い合わせれば、ここまで直接的なことは言わないと思いますが、競争の激しい業界で生き残るために、メーカーも戦略を立てて開発しなければなりません。
ボトルで買うメリット!洗う手間が省ける
上記の理由から「エコ意識を持つより節約したい」、「完全になくなってから詰め替えている」、そんな方の場合は、容量が多いボトルを買った方がお得でしょう。
ドラッグストアでセールを行っていたり、ポイントが溜まった時に、ボトルタイプのシャンプーやコンディショナーをまとめ買いしてしまうのです。
詰め替える手間も省けますし、ボトルを清潔な状態で使い続けることができる、というメリットもあります。
詰め替える際に入り込む水分のせいで、雑菌が繁殖して不衛生な状態になりますし、ボトルの首部分や底部分をよく見ると、黒カビがあった、なんてこともあるかもしれません。
こうした古いボトルをそのまま使い続けると、頭皮にも良くありません。
せっかく頭皮環境に合ったシャンプーを選んでいるのに、効果が台無しですね。
また、同じ理由から、シャンプーブラシの衛生状態にも気を配ることをおすすめします。
シャンプーブラシは頭皮の脂をしっかり落とし、マッサージ効果もあって気持ちよく、使っている方も多いと思います。
ですが、使用後に、その都度洗って乾かさないと、カビや雑菌が付着しやすいのです。
今、お使いの方は、一度シャンプーブラシをよく見てみてください。
カビや雑菌は頭皮によくない!詰め替えて使う際は清潔に
もし、容量が少ない場合でも詰め替え用を使い続けるのなら、ボトルは、詰め替え時に洗って乾燥させてから使いましょう。
また、使っている途中でカビを発見した場合は、そのままにせずに掃除して汚れを落としてください。
また、節約のために水を混ぜる方もいらっしゃるかと思いますが、雑菌が増えるので頭皮のことを考えればやめたほうがいいでしょう。
混ぜる場合は、すぐ使い切って、そのあと、しっかり洗いましょう。
ボトルをいくつか用意しておくといいかもしれませんね。
ボトルはシャンプー、コンディショナー、ボディソープなどがありますが、統一感があるものを選ぶとおしゃれです。
ただ、まるっきり同じボトルだと見わけが付きませんので、色合いや形などを少し変えるほうがいいでしょう。
(もしくは、ボトルに「シャンプー」「ボディソープ」などとおしゃれな字体でデザインされているタイプもあります。)
100均などでも売っていますので、こうしたアイテムで、浴室をすっきりさせてみてください。
詰め替え用よりボトルのほうがお財布に優しい
頭皮のことを考えて、シャンプーにこだわっているのなら、ボトルは常に清潔な状態に保ちたいですね。
忙しくて洗って乾かしている手間がイヤなら、何個かボトルを買うか、いちいちボトルタイプを買ってしまいましょう。
ボトルより詰め替えのほうが安いですが、容量を考えて計算すると、ボトルの方がお得になっている場合も多いのです。