髪の毛の「ふけ」や頭皮の「かゆみ」に悩まされている男性はいませんか?
「毎日シャンプーをして髪のケアを行っているのにも関わらず治まらない」と悩みを抱える方は少なくありません。
ふけやかゆみを改善させるにはどうしたらよいのでしょうか?
こちらでは、ふけやかゆみの原因を明らかにし、改善に大きく関係するシャンプーを中心に、おすすめの商品や正しいケア方法などご紹介していきます。
「ふけ」や「かゆみ」はなぜ起こるのか?
髪の毛に目立つ「ふけ」は、不衛生に見えてしまい気になるものです。
さらに「かゆみ」も伴っている場合など、ムズムズして気になり仕事にも集中できず悩まされてしまいますよね。
このような頭皮のトラブルは、日本人の約8割の人が経験しているといわれています。
シャンプーを欠かさず行っていていも、ふけやかゆみが引き起こされてしまうのはなぜなのでしょうか。
ふけやかゆみを引き起こす原因には、次のようなものが考えられます。
●頭皮の乾燥
●頭皮に常在する菌の増加
●ストレス
●シラミや白癬菌などの感染症
このように原因は複数存在し、それぞれの原因によってふけの状態やかゆみの具合が異なります。
「ふけ」にも種類があることをご存知ですか?
ふけは2種類に分けられ、その状態によって対策方法が違ってきます。
正しい対策方法を知るためには、まず「ふけの正体」や「ふけの種類」などを知っておく必要があります。
次項で詳しくご説明しますので、ふけとはどのような物なのかを知り、またご自分がどのタイプに当てはまるかを確認してみましょう。
「ふけの正体」と「ふけの種類」
健康な頭皮の場合、ふけは目立つことはありません。
「ふけの正体」とはいったい何なのでしょうか。
ふけとは、頭の皮膚が古くなり剥がれ落ちた白い老廃物のことです。
言い換えれば、頭皮の垢です。
新陳代謝(ターンオーバー)によって、頭皮の角質細胞が剥がれることで発生します。
ターンオーバーはどんな人にも起こる現象で、通常古くなった角質は少しずつ剥がれて新しい皮膚になるサイクルを繰り返します。
正常な頭皮の場合、ターンオーバーによって剥がれ落ちる角質は小さく、目に見えないほどなので目立ちません。
しかし、何らかの原因でターンオーバーが乱れてしまうと、未熟な角質までも大きく剥がれてしまい、目に見える「ふけ」となるのです。
ふけはその特徴で、次のように2種類に分けられます。
●乾性ふけ
パラパラとした「細かいふけ」で、髪だけでなく肩などにも積もり目立ちます。
頭皮が乾燥したカサカサな状態で起こり、かゆみを伴うことがあります。
●脂性ふけ
頭皮から剥がれた皮膚の塊が髪の根元などに浮く「大きいふけ」です。
頭皮がベタつく人に多く見られ、かゆみや赤みを伴います。
あなたは、どちらのタイプに当てはまりますか?
タイプの違いによりケア方法も変わってくるので、まずはご自分のタイプを確認してみてください。
では、この悩みの「ふけ」を改善させるには、何に気をつければよいのでしょう。
次項からは、改善のカギとなるシャンプー等、「ふけ」の改善方法を詳しくご紹介していきます。
悩める「ふけ」や「かゆみ」を改善!シャンプーが改善のカギ
ふけやかゆみを無くすには、具体的にどうすればよいのでしょう?
以前にもお話ししたように、原因は複数あります。
それらの原因を根本から見直し改善することが、ふけやかゆみを無くす一番の方法です。
ここでは、ふけの種類別にそれぞれの改善方法をご紹介していきます。
【「乾性ふけ」の改善方法】
乾性ふけの主な原因は、頭皮の「乾燥」です。
頭皮を乾燥させてしまう原因と、それに対する対策方法をご紹介します。
●シャンプー
頭皮から分泌される「皮脂」には、外部からの刺激をガードする働きがあるので、必要な皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮は乾燥してダメージを受け、ふけが発生する原因となります。
シャンプーのしすぎでふけを発生させていることが多いので、洗い過ぎには注意しましょう。
シャンプーは1日に1回にし、優しく丁寧に洗うことが大切です。
また、使うシャンプーの種類にも気をつけましょう。
乾燥が特に気になる方は、乾燥肌や敏感肌向けのものを使用し、石油系界面活性剤入りシャンプーは避けたほうが無難です。
乾性ふけの場合は、地肌に優しいアミノ酸系シャンプーをおすすめします。
ふけ改善に効果が期待できるシャンプーについては、後ほど詳しくご紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。
また、シャンプー後は、すぐにドライヤーで乾かしましょう。
濡れたまま放置すると雑菌が増え、ふけの原因になってしまいます。
洗髪後は、早めに頭を乾かしましょう。
次項でも引き続き、乾性ふけについてみていきます。
シャンプー以外の「ふけ」や「かゆみ」対策
かゆみを伴い細かなふけの「乾性ふけ」を起こす他の原因と対策方法をご紹介します。
●水質
日本の水質は基本的には軟水ですが、地域によっては硬度の高い水質もあります。
また、水道水には頭皮のダメージを与える塩素も含まれて、毎日シャンプーで使用する水でも、頭皮がダメージを受けてしまうことがあります。
シャワーヘッドを交換し、肌に優しい水質に変えるなど対応してみましょう。
●季節的要因
冬は乾燥し、寒さでさらに血行が悪くなるので、頭皮の乾燥が特に進みやすい時期です。
乾燥が気になる場合は、「椿油」や「ホホバオイル」、「あんず油」などで頭皮を保湿しましょう。
使い方は、シャンプー前に頭皮に適量塗り込み、数分時間を置くだけです。
また、シャンプー後に頭皮ケアのローションで保湿すると、より乾燥を防げます。
この他、頭皮は紫外線でもダメージを受けるので、紫外線の強い時期は帽子などで対策するよう心掛けましょう。
●栄養不足
ダイエットなどによる栄養不足も、ふけが増える原因になります。
ミネラル不足は頭皮の乾燥を進行させてしまい、ビタミン不足は皮膚が弱らせ角質がめくれやすくなります。
ミネラルやビタミンは積極的に摂るように心掛けましょう。
特に目立つ大きなふけ(脂性ふけ)を改善させる対策法とは
前項では、パラパラとした細かい乾性ふけについてお話ししましたが、大きくて目立つ脂性ふけは、どのような対策が効果的なのでしょうか。
ここでは「脂性ふけ」の改善方法をご紹介します。
【「脂性ふけ」の改善方法】
脂性ふけを発生させる3つの原因とその対策方法をみてみましょう。
●マラセチア菌の増殖
マラセチア菌は人間の頭皮に常在する菌ですが、この菌は、増殖のため頭皮の皮脂を分解し「脂肪酸」を作り出します。
脂肪酸は頭皮に炎症を引き起こすため、大きなふけやかゆみの原因となります。
大きなふけを発生させないためには、マラセチア菌を増やさないことが重要です。
●皮脂の分泌が過剰
上記したマラセチア菌の餌となるのが「皮脂」です。
皮脂の分泌が多いと、それだけマラセチア菌が増殖しダメージが大きくなります。
皮脂の分泌が多くなる原因には、「シャンプーのしすぎ」や「油分の多い食事」などが挙げられます。
シャンプーのしすぎで頭皮が乾燥すると、それを補おうと皮脂の分泌が増えてしまうので、シャンプーの仕方には十分気をつけましょう。
また食事の面では、バランスの取れた油分の少ない食事を心掛けましょう。
●免疫力の低下
免疫力は、ストレスや睡眠不足、運動不足や偏った食事などで低下します。
自己防衛機能である免疫力が低下してしまうと、頭皮の皮脂の分泌量が異常に増えたり、マラセチア菌の増殖や皮膚炎の感染症にかかってしまうなど、さまざまなトラブルの原因になります。
生活習慣を見直して、健康的な生活環境に改善することも、ふけやかゆみの改善に繋がるのです。
乾性ふけや脂性ふけを改善させるおすすめのシャンプーをご紹介!
これまでお話ししてきたように、ふけやかゆみはさまざまな原因によって引き起こされることが分かります。
改善には、頭皮にダメージを与えない生活を送ることが重要です。
その中でも頭皮ケアのシャンプーは、ふけやかゆみの改善に必要不可欠といえます。
最後にふけとかゆみを改善させるおすすめのシャンプーをご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
【乾性ふけの男性におすすめのシャンプー】
乾性ふけ改善のための、低刺激のシャンプー2選をご紹介します。
●haru kurokamiスカルプ
希望小売価格:¥3,600(税抜き)
天然成分100%の無添加アミノ酸シャンプーです。
頭皮に優しく、髪も滑らかに仕上がるため人気があります。
●& GINO ブラックシャンプー
希望小売価格:5,184円(税込み)
21種類の天然植物成分を配合したノンシリコンシャンプーで、洗浄・栄養補給・保湿にこだわり作られた商品です。
トリートメント効果もあるため、これ1本でふけの改善から髪の保湿までカバーできます。
髪に泡立てたまま、3分間泡パックすることで、より効果を発揮させるのがこのシャンプーの特徴です。
【脂性ふけの男性におすすめのシャンプー】
脂性ふけ改善のための、抗菌抗炎症作用のあるシャンプー2選をご紹介します。
●KADASON
希望小売価格:3,218円(税込み)
皮膚科医監修で、頭皮環境を改善させるために開発されたシャンプーです。
頭皮に優しくしっかり洗浄もできる優れものです。
●ロート製薬 メディクイックH
参考価格:1,274円(税込み)
ふけやかゆみの原因菌を抑える、抗真菌・抗炎症成分を配合した薬用シャンプーです。
髪がきしみにくいため、これ1本で保湿もカバーできます。
悩みのふけ・かゆみ改善のために、ご自分のふけのタイプに合わせて、まずはシャンプーからしっかり対策しましょう。
ふけやかゆみの改善対策はシャンプーから!
不衛生にみえてしまうふけや頭皮のかゆみに悩まされている方は多いものです。
ふけやかゆみは、頭皮にダメージを与えるさまざまな原因から引き起こされます。
頭皮の状態をよく観察し、自分に合った対策方法を見つけることが大事です。
まずは、頭皮ケアに必要不可欠なシャンプーから見直しましょう。
さらに生活環境の見直しも取り入れ、健康的な頭皮環境を保つよう心掛けましょう。