ミョウバン・重曹・クエン酸、気になる臭いにはどれが効く?

男性にとって悩みの種である「臭い」問題。

ワキの臭い・足の臭い・加齢臭など、お悩みはそれぞれあることでしょう。

気になるその臭い、どこでも手に入りやすいミョウバン・重曹・クエン酸を使って軽減できるかもしれません。

臭いの種類によってどれを使うかも異なりますので、ぜひ参考にしてみてください。

ミョウバン・重曹・クエン酸はどんな臭いに効く?

自分の「臭い」について悩んでいる男性は、案外多いかもしれません。

「臭い」といっても、ワキや足の臭い、加齢臭など、さまざまですよね。

その臭い対策、「臭いの種類」によってミョウバン・重曹・クエン酸のどれを使うかが異なってくるのです。

まず、ミョウバンについてですが、ミョウバンは酸性なのでアンモニア臭などのアルカリ性の臭いに効果が期待できます。

特に、足の嫌な臭いを軽減するために役立ちます。

次に重曹ですが、重曹は弱アルカリ性なのでワキの汗など酸性傾向の臭いを中和する性質があります。

最後にクエン酸ですが、クエン酸もミョウバンと同様に酸性なので、アンモニア臭や年を重ねるとともに発生する加齢臭に効き目があるとも言われています。

このように、それぞれ効果が異なります。

それでは、ミョウバン・重曹・クエン酸それぞれの活用法をみていきましょう。

足の臭い軽減策!ミョウバン活用法

ミョウバン・重曹・クエン酸それぞれの活用方法は異なります。

こちらではまず、ミョウバンの活用法についてご説明していきましょう。

ミョウバンは先ほども申し上げましたとおり、「足の臭い」に効果が期待できます。

まずは、「ミョウバン水」を作ることから始めましょう。

【ミョウバン水の作り方】

①500mlのペットボトルに、大さじ1.5~2の焼きミョウバンを入れます。

②そこに水道水を400mlくらい注いで、しっかりふって混ぜます。

③ミョウバンが混ざったら、さらに水道水を100ml注いでまたしっかりと混ぜます。

④直射日光の当たらない涼しいところに置いておき、ミョウバンが溶けて中身が透明になったら出来上がりです。

■ミョウバン足湯

①足を綺麗に洗います。

②洗面器など、足が浸かるほどの大きさの容器にくるぶしが隠れるほどのお湯を入れます。

③その容器に、お湯の1/10くらいの量のミョウバン水を入れてしっかりとかき混ぜます。

④足を容器に約10分~15分ほど浸します。

■ミョウバンスプレー

①ミョウバン水を、スプレー容器に少量入れます。

②ミョウバン水が10倍以上に薄まるように水道水を注ぎ、しっかりとふって混ぜます。

③足全体に、薄めたミョウバン水がかかるようにスプレーします。

ここで注意していただきたいことがあります。

ミョウバン水を作る際は、必ず水道水を使用するように気をつけてください。

ミネラルウォーターなどでミョウバン水を作ると、すぐ腐ってしまうことがあるのです。

また、ミョウバン水の原液は約1か月程度もちますが、ミョウバン水を薄めたものはそこまで日持ちしませんので、1週間程度で使い切るようにしてくださいね。

気になる汗の臭いに!重曹活用法

ミョウバン活用法の次は、重曹活用法をご説明していきましょう。

重曹はアルカリ性ですから、汗の臭いの元となる酸性傾向の臭いを中和する性質があります。

また、殺菌作用があるとも考えられているので、臭いの元となる雑菌の繁殖を防いでくれる役割もあるのです。

それでは、実際にどのように重曹を使用するかお話ししていきましょう。

■重曹お風呂

浴槽に張ったお湯に一握り程度の重曹を入れてよく溶かし、入浴します。

■重曹スプレー

スプレー容器に100mlくらいの水を注ぎ、そこに重曹小さじ1程度を入れて溶かしたものを気になる臭いにスプレーします。

■重曹パック

柔らかくなりすぎないように、重曹に少しずつ水を混ぜていきます。

それをワキの下などの気になるところに塗ってください。

重曹パックは、臭いだけではなくワキの下が黒ずんでいたりする方にも良い効果が期待できますよ。

それでは次項では、クエン酸活用法についてご説明していきましょう。

加齢臭が気になってきたら!クエン酸活用法

クエン酸は、加齢臭だけではなく健康のためにも良いと言われています。

クエン酸は、食品ですとグレープフルーツ・レモン・梅干しなどに含まれています。

いわゆる「酸っぱい」ものですね。

クエン酸は、疲労回復や血液循環を良くする効能があるとも言われており、体内にたまった老廃物を出してくれるのです。

話がそれてしまいましたが、さっそくクエン酸の活用法についてお話ししていきましょう。

■クエン酸お風呂

浴槽に張ったお湯に、コップ半分ほどの酢を入れて入浴します。

■重曹+クエン酸お風呂

浴槽に張ったお湯に、大さじ2ほどの重曹と大さじ1程度のクエン酸を入れてよく溶かし入浴します。

どちらも、加齢臭を軽減するにはおすすめの方法です。

ミョウバンもしかりですが、重曹もクエン酸も、臭い軽減対策だけではなく掃除にも使える優れものであり、そんなに高いものでもないので、自宅にそれぞれ用意しておくと良いですよ。

ミョウバン・重曹・クエン酸だけではない!他にもできる臭い対策①

ミョウバン・重曹・クエン酸を使って臭い対策を講じることもできますが、他にもできる臭い対策があります。

■足の臭い対策

基本的なことですが、足の指の間なども含めしっかりと洗いましょう。

また、爪と皮膚の間には雑菌が繁殖しやすいので、爪の伸ばしっぱなしはやめましょう。

そして、男性のビジネスシューズは通気性が良くないことが多いので、なるべく洗うように心がけてくださいね。

革靴など、洗えない場合は日干しをしたり靴専用の消臭スプレーを活用してみましょう。

また、出社後に靴を履き替えられる場合には、サンダルなどに履き替えて靴を乾燥させてください。

蒸れて湿度の高い状況は臭いの元となる雑菌の大好物なので、靴を乾燥させることが重要なのです。

■ワキの臭い対策

毎日お風呂に入りましょう。

体を洗う際は、肌を傷つけないように優しく洗うように気をつけてくださいね。

そして、外出時に汗が出てしまった時ははやめに拭き取るようにしましょう。

そうすることで、臭いを軽減することができます。

また、可能であれば、汗をかいたときは着替えるようにするとさらに良いです。

仕事中などは難しいかもしれませんが、着替えることで気になるワキの臭いを軽減できますよ。

ミョウバン・重曹・クエン酸だけではない!他にもできる臭い対策②

■加齢臭対策

毎日お風呂に入って、丁寧に体を優しく洗いましょう。

特に、耳の後ろ・肩・首の後ろ・背中を中心にしっかり洗うと良いです。

さらに、夜に入浴して朝にもシャワーを浴びると、加齢臭を抑える効果が期待できます。

■口臭対策

これまでお話ししてきた臭いの他に、「口臭」も気になることがあるのではないでしょうか。

口臭の予防対策は、口臭の種類によっても異なります。

まず、緊張したときや朝起きたときに臭ってしまう場合ですが、歯磨きをしっかりと行ったり咀嚼の回数を増やすことで唾液が増え、口臭を抑えることができます。

次に、ストレスや生活習慣が乱れることによって発生する口臭についてです。

ストレスや生活習慣の乱れは、免疫力が低下することにより口の中が乾き、口臭の原因となります。

なるべく生活習慣を整え、難しいかもしれませんがストレスもためないように心がけましょう。

以上のように、ミョウバン・重曹・クエン酸に頼らなくても、できる臭い対策はいろいろとあります。

自分がどのような体臭なのかを見極め、対策していきましょう。

しっかり対策をして気になる臭いと無縁に!

とても気になる自分の嫌な「臭い」。

対策次第で、その嫌な臭いを軽減することができます。

掃除にも役立つ、ミョウバン・重曹・クエン酸を活用することもおすすめですが、毎日しっかりと体全体を綺麗に洗うことも大切です。

自分の嫌な臭いが気になっている方は、さっそく臭い対策を始めてみてくださいね。