髭剃りの刃はどのくらい使える?正しい交換のタイミングは?

髭剃りの刃は定期的に交換していますか?

剃り味が悪くならない限り、刃を変えるタイミングは意外と忘れがちです。

刃の寿命を無視して使い続けるような、間違えた使い方をすると、肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

今回は、カミソリと電気シェーバーの正しい刃の交換時期・コスト面のお話から、刃を長持ちさせる方法や処分方法などをご紹介します。

髭剃りの刃を交換せず使い続けることは肌トラブルの原因に?

毎日のように髭剃りをしていると、剃り味が悪くなったことに気がつかなかったり、コストを考えてついつい先延ばしにしてしまいがちな、刃の交換。

交換時期が過ぎても使い続けているカミソリは、一見キレイに見えても、刃こぼれを起こし、油脂や雑菌も溜まっています。

また、寿命が過ぎた電気シェーバーの場合も、雑菌を肌にこすりつけながら剃っているようなものです。

そんな状態のまま使い続けていると、剃り残しが増えるだけではなく、なかなか剃れないがために、同じところに何度も刃を当ててしまい、肌を痛める原因となり、肌荒れなどのトラブルを引き起こします。

定期的に刃を交換することは、肌荒れ対策に繋がります。

では、どのタイミングで刃を交換するのがベストなのでしょうか。

カミソリと、電気シェーバーの場合、それぞれについて正しい交換時期を知りましょう。

カミソリの刃を交換するタイミングはいつ!?

まずは、カミソリの替刃の交換時期についてです。

カミソリの場合、髭剃りにより刃が磨耗され、どんな理想的な使い方をしても、必ず損傷していきます。

そのため、基本的な交換時期は、2週間と推奨されていることが多いです。

また、使う回数によっても異なってきます。

2週間というのは、1日に1回使う人の場合です。

2日に1回使うという人であれば、4週間が交換の目安となります。

つまり、14回が使用可能な回数になります。

しかし、あくまでも目安なので、剃り味が悪かったり、刃こぼれを起こしている場合には、すぐに交換する必要があります。

とはいっても、多少「剃り味が悪い」としても、力を入れたら剃れてしまうものです。

髭剃りの際に、少しでもひっかかりや、剃り残しを感じるようでしたら、すぐに交換しましょう。

また、カミソリにサビを見つけたり、臭いと感じた時も同じく、すぐに交換してください。

サビは、剃り味を格段に悪くしてしまいますし、臭いは、剃った髭や皮脂に菌が増えている証拠です。

髭剃りを快適に!カミソリの剃り味を長持ちさせるには!?

前述のように、髭剃りをカミソリでする場合の交換の目安は、2週間とお話させていただきました。

しかし、「まだ数回しか使っていないのに、剃り味が悪くなってしまった」という経験はありませんか?

ここでは、そのようなことにならないためにも、カミソリの剃り味を長持ちさせる方法をご紹介します。

使用後のお手入れのポイントは、「刃の隙間の付着物を取り除くこと」と「水気をきること」です。

この2つのことをすれば良いのですが、ちょっと注意が必要です。

カミソリの使用後に刃への付着物を水で洗い流します。

その後、水分を取る際に、タオルを使って、刃を押し付けるように水分を拭き取ると、刃先が欠けてしまうことがあります。

また、少しでも刃に傷みがある場所にタオルが引っ掛かると、刃の欠けた状態がひどくなってしまいます。

それなので、基本的には、軽く振って水気を切るだけという方法が最善です。

まれに、ドライヤーの温風で乾かす方もいますが、金属が熱くなり、酸化を早めてしまいますので、避けてください。

そして、保管方法のポイントは、「刃の酸化を防ぐために空気と触れさせないこと」です。

その理由としましては、空気中に含まれる水蒸気に触れないようにするためです。

このことからシリカゲルなどの乾燥剤と一緒に、タッパーやジップロックに入れることで、乾燥した状態で良い保管することができます。

このような方法で、使用後のお手入れと保管をすれば、カミソリの剃り味を長持ちすることができますので、ぜひお試しください。

電気シェーバーの替刃を交換するタイミングはいつ!?

続いては、電気シェーバーの替刃の交換時期についてです。

電気シェーバーは、各メーカーによって交換の推奨期間は異なります。

それなので、一概には言い切れませんが、1年に1回、長くても2年に1回の頻度で交換することを推奨しているメーカーがほとんどです。

冒頭でもお話ししたように、髭剃りに寿命を過ぎた刃を使い続けると、ニキビができたり、肌が赤くなるなど、肌トラブルの原因になります。

また、それだけではなく、内刃にこびりついた皮脂や油脂が原因で、外刃が壊れる原因にもなります。

壊れた電気シェーバーを使うことはかなり危険ですし、故障は避けたいものです。

電気シェーバーの場合、カミソリに比べて替刃は高価ですが、正しい交換時期を守ることで、剃り味の良さを取り戻すこともできる上に、シェーバー自体の寿命も延びます。

各メーカーから推奨されている交換時期を守って、肌も電気シェーバーも大切にしたいですね。

カミソリと電気シェーバーのコストと交換時期は?

これまでのように、カミソリと電気シェーバーでの髭剃りでは、刃の交換時期がそれぞれ違うということが分かりました。

そこで気になるのが、コストの問題です。

2週間に1度というサイクルで交換するカミソリと、1~2年で刃の交換が推奨されている電気シェーバーでは、一体どれくらいのコストがかかるのでしょうか。

2年間使用した場合を例に、実際に比べてみました。

【カミソリを2年間使用した場合のランニングコスト】

・本体…1,000円前後
・替刃…18,000円程度(4個入りで1,500円前後)
・交換…2週間に1度

【電気シェーバーを2年間使用した場合のランニングコスト】

・本体…10,000円前後
・替刃…10,000円程度(外刃3,000円前後、内刃4,000円前後)
・交換…外刃は1年に1度、内刃は2年に1度

このように、2年間のランニングコストを見てみると、本体はカミソリの方が断然安いのですが、刃の正しい交換時期を守って使用すると、替刃のコストは、電気シェーバーの維持費より遥かに高くなります。

そして、電気シェーバーが10,000円前後の本体であれば、2年間後の本体と替刃を合わせた金額は、カミソリの場合と比べた場合、ほぼ差はなくなります。

カミソリも電気シェーバーも、一長一短ですので、どちらが良いということは一概には言えませんが、上記のようなコスト面もしっかり考えて、あなたに合った髭剃り方法を選択できると良いですね。

髭剃りに使った刃の処分方法

最後に、使用済みの刃の処分方法をご説明させてください。

髭剃りの刃を交換した際に出る、替刃の処分は、意外と悩む方が多いのではないでしょうか。

金属もプラスチックも混ざっているので、迷ってしまいがちです。

まずは、刃の部分がむき出しにならないよう、ガムテープで覆うなどして、安全面の配慮をお願いします。

また、袋などに入れて処分する場合は、「刃物」や「危険」などと、分かりやすいよう、大きく注意書きをするのも良いですね。

分別は、「不燃ごみ」として回収することが多いのですが、自治体によって違いますので、お住まいの市町村で問い合わせてみるなどしてご確認ください。

間違えた処分をしてしまうと、ごみ処理場での発火や爆発などの事故や、怪我の危険性もありますのでご注意ください。

刃を定期的に交換することで印象の良い顔に!

いかがでしたか?

男性によっては、顔の半分が髭で覆われている方もいます。

髭のお手入れを理想的にすることで、顔の印象は大きく変わります。

剃り残しがなく、肌トラブルもない、パッとした明るい顔は、相手に与える印象がとても良いものです。

そんな理想的な髭剃りをするためには、刃の交換時期を正しく守ることが大切です。