男性の中には、前髪がおでこにかかっているヘアスタイルの方も多いと思います。
汗をかくと、気になるのが「前髪のベタつき」ですよね。
前髪がいくつかの束になり、おでこにくっついていると、周囲の人から「不潔なイメージ」を持たれてしまうかもしれません。
今回は、そんなお悩みを抱えている方へ向けて「対策」と「解決方法」をご紹介していきます。
対策が必須!前髪がベタつく原因は「皮脂を含んだ汗」にあった!
「夕方になる頃には前髪がベタベタに…」という経験をお持ちの方はいませんか?
汗で前髪がベタベタしてしまう原因には、「汗に含まれる皮脂」が大きく関係しています。
頭皮は体の中でも、「汗腺」と「皮脂腺」が多く、脂質を多く含んだ汗をかきやすい部位です。
そのため、頭皮から生えている前髪には「質の悪い汗」が付着しやすくなります。
皮脂を含んだ汗には粘度があり、乾燥すると固まるという性質があるため、汗が引いた頃には、前髪が束になりくっついてしまうのですね。
さらに、運動不足や喫煙、栄養の偏った食事によって、皮脂の分泌は増加します。
こういった生活習慣の乱れは、仕事の忙しい男性に多く見られます。
該当する方は、前髪のベタつき対策として、生活習慣の改善をしていく努力をしましょう。
しかし、前髪がベタつく原因は、頭皮から出る皮脂だけではありません。
日頃のヘアケアや、ヘアセットのやり方によっても、同じような現象が起こりやすくなります。
次項で詳しく見ていきましょう。
原因は汗の質だけじゃない!間違ったヘアケアとヘアセットについて
毎日行うヘアケアやヘアセットも、やり方を間違えると前髪のベタつきにつながります。
それぞれ、詳しくご説明していきましょう。
【ヘアケアについて】
男性の中でも「トリートメント」を使用している方はいますよね。
しかし、トリートメントの成分は、ほとんどが「油分」です。
よく流さずに、蓄積されていったトリートメントは、頭皮から出る汗に含まれる皮脂のようにベタついて、前髪をくっつきやすくさせてしまいます。
そのため、前髪のベタつきが気になる方は、一度使用を控えてみましょう。
これだけでも、良い効果を得られることができるかもしれません。
【ヘアセットについて】
毎日のヘアセットで、前髪に「ヘアワックス」をつけている方は要注意です。
分量を誤って、多くつけすぎてしまうと、前髪がベタつきやすくなります。
前髪のベタつきが気になる方は、対策として「ヘアスプレー」でセットすることをおすすめします。
キープ力が高い製品であれば、問題なくヘアスタイルを保つことができますよ。
頭皮の皮脂に注意しつつ、これらのポイントにも注目してみてください。
正しいシャンプーのやり方と皮脂対策を学ぶ!
先ほどは、ヘアケアとヘアセットについてお話ししましたが、汗に含まれてしまう皮脂対策と、髪に蓄積されてしまった油分を洗い流すために、正しいシャンプーのやり方も覚えておきましょう。
まずは、シャンプーの選び方からお話しします。
男性はもともと、女性より皮脂の分泌が多いので、洗浄力の高いシャンプーを選択すると良いでしょう。
「ラウレス硫酸Na」と「オレフィンスルホン酸Na」が配合されていると、汚れを落としやすくなります。
しかしこれらの成分は、強力な分、頭皮にもダメージを与えやすいため、使用する際には注意が必要です。
あくまでも、前髪のベタつきが改善するまでの、一時的な処置として使用することがおすすめです。
洗浄力の高いシャンプーを選んだら、お次は正しいシャンプーのやり方を見ていきましょう。
【正しいシャンプーのやり方】
①丁寧に髪をブラッシングする
②シャワーを当てながら、3分間程度頭皮マッサージをする
③シャンプーを手にとって泡立てる
④こめかみから優しく洗っていく
⑤だんだんと後方へ移動しながら洗う
⑥最後はおでこの生え際から頭頂部を洗う
⑦すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流す
以上です。
最後にドライヤーで髪の毛を乾かす場合は、頭皮に過度な刺激を与えないよう、なるべく頭皮から離して使用するようにしてください。
今回ご紹介した正しいシャンプーも、前髪のベタつき対策として有効です。
是非、実践してみてくださいね。
汗による前髪のベタつき対策を伝授!
これまで、前髪がベタついてしまう原因や、シャンプーのやり方について学びましたが、日中いくつかのポイントを意識していくことで、対策することが可能です。
さっそく見ていきましょう。
●前髪は手で触らない
手のひらや指にも、皮脂がついています。
前髪が気になり、頻繁に触ってしまうことで、どんどん油分が付着してしまうのです。
もしも、前髪をなおしたいという場合は、小さな「ヘアコーム」を常備しておくと良いでしょう。
折りたためるタイプですと、胸ポケットに入れておくことができます。
●こまめにおでこの汗と油分を拭きとる
汗をかいたら、前髪に付着する前に「清潔なタオル」や「汗拭きシート」で拭きとりましょう。
さらに、汗をかいていなくても、おでこには皮脂が出てきますので、「あぶらとり紙」で油分を吸収することも大事です。
メンズ用の製品もありますので、ドラッグストアで探してみてください。
●前髪をあげてみる
おでこと前髪が密着してしまうと、どうしても汗や油分が付着しやすくなります。
そこで、周囲の目が気にならない場所では、「ヘアピン」などで前髪を上げてしまうのも一つの手です。
このやり方に抵抗を感じる方は、前髪をサイドに流すだけでも効果を得ることができるでしょう。
是非、試してみてください。
これで安心!前髪がベタついてしまったときの応急処置
さまざまな対策をしていても、前髪がベタついてしまうことはあるでしょう。
そのようなときに試していただきたい「応急処置」をいくつかご紹介します。
【ハンドジェルによる応急処置】
除菌目的で使用される「ハンドジェル」には、「アルコール」が含まれています。
アルコールには、油分を分解する作用がありますので、前髪のベタつきにも効果的です。
ティッシュペーパーにジェルを少量を含ませて、前髪になじませましょう。
ただし、頭皮に付着してしまうと、皮膚トラブルが起きてしまうケースもありますので、肌質が弱い方にはおすすめできません。
【あぶらとり紙による応急処置】
先ほど、対策でもご紹介した「あぶらとり紙」は、前髪を直接はさんで使用することもできます。
あぶらとり紙がないときは、ティッシュペーパーやトイレットペーパーでも代用することができますので、お試しください。
【ベビーパウダーによる応急処置】
赤ちゃんの汗疹対策に使用されるイメージが強い「ベビーパウダー」ですが、実は万能な代物です。
使い方は、ベビーパウダーを前髪にはたいて、余分な粉を手で落とすだけです。
前髪が白くならないように、自然な仕上がりになるよう注意しながら行ってくださいね。
前髪が気になる男性におすすめのヘアスタイル
汗による前髪のベタつき対策として、おでこを出すことに抵抗がない方には「ヘアスタイルを変えてみる」という選択肢もあります。
そこで、そんな男性におすすめしたい、お洒落なヘアスタイルをご紹介します。
●ベリーショートヘア
全体的に短くカットすることで、前髪を短くしても違和感を感じることはありません。
ビジネスシーンにもマッチしますので、スーツを着用する機会が多い男性にもおすすめなヘアスタイルです。
●オールバック
前髪は長めなまま、持ち上げてセットするスタイルです。
サイドをツーブロックにすることで、より今風な雰囲気になるでしょう。
●七三分け
きっちりと分けてしまうのではなく、ラフなイメージでセットします。
前髪をかき上げるように流すとお洒落になりますよ。
いかがでしたでしょうか。
おでこと前髪が密着しなくなることで、前髪がベタつくという問題が一気に解決します。
髪形を変える際には、参考にしてみてください。
自分に合った対策を試してみよう!
男性の印象は、「前髪」で大きく左右されるといわれます。
前髪がベタベタとオイリーな男性には、清潔感が感じづらいです。
さらに、身だしなみに疎いことで、信頼感さえ損ねてしまうことがあるかもしれません。
今回の記事を参考にして、自分に合った前髪対策と改善方法を試してみてくださいね。
きっと今よりも、異性からの好感度が上がるはずです。