加齢臭には消臭剤がおすすめ!置き型タイプの選び方と使用例

男性が年齢を重ねていくことで、悩まされるのが「加齢臭」ですよね。

独特なニオイが発生しますが、自分自身では気がつきにくく、対策が遅れてしまいがちです。

そこで、気になる異性や大切な家族に嫌われてしまう前に、「置き型タイプの消臭剤」で加齢臭対策をしましょう。

最初に、加齢臭のメカニズムについてもご説明しますので、参考にしてみてください。

どんなニオイ?「加齢臭」のメカニズムとは?

そもそも、加齢臭はなぜ発生してしまうのでしょうか。

そのメカニズムについて、簡単にご説明していきます。

加齢臭の元は、青臭い油のようなニオイを有する「ノネナール」という物質です。

このノネナールは、「脂肪酸」と「過酸化脂質」が結びつくことにより、発生しやすくなります。

いわゆる「中年」と呼ばれる年代になると、体内の「酸化抑制機能」が低下していくため、脂質が過剰に分泌されるようになり、加齢臭が発生してしまうのです。

加齢臭は、「古い新聞紙」「ロウソク」「チーズの青カビ」に例えられるように、酸化してしまった油の酸っぱいニオイがします。

自分では気がつかないケースもありますが、40歳を過ぎたら加齢臭対策は必須です。

気軽に試すことができ、即効性があるのは「消臭剤」ですが、その中でも今回は、主に「置き型タイプ」についてお話ししていきます。

次項を見ていきましょう。

加齢臭に効果アリ!置き型タイプ消臭剤の選び方

加齢臭対策として、置くだけで効果を実感できる消臭剤がおすすめです。

置き型タイプの製品はたくさんありますので、選ぶときに注意してほしいポイントをまとめました。

●きつい香りの消臭剤には要注意

香りがする消臭剤もありますが、加齢臭はニオイが混ざり合うことで「複合臭」となり、悪化してしまうことがあります。

そのため「無香料」や、爽やかな「柑橘系」の香りがする製品を選んだほうが無難です。

しかし中には、あえて香料を多く使用して、ニオイをごまかす消臭芳香剤もあります。

そういった製品を選ぶ場合は、加齢臭を考慮して開発されたものがおすすめです。

●ろ紙が太いタイプを選ぶ

ろ紙を引き上げて使用する消臭剤の場合は、その太さにも注目してみましょう。

太さや長さは、消臭力に大きく影響します。

加齢臭は強力なため、なるべく効果が高い製品を選ぶことも重要です。

消臭剤を選ぶ際には、上記のポイントを参考にしてみてください。

加齢臭に対応した「メンズ専用消臭剤」をチェックしよう!

先ほどは、置き型タイプ消臭剤の選び方のポイントをご紹介しましたが、男性の体臭対策に特化した消臭剤もあります。

加齢臭対策としても有効なので、ご紹介していきます。

【オトコの消臭元 大人のアクアグリーン】

小林製薬から発売されている、香りがする置き型の消臭剤です。

「オトコの消臭元シリーズ」には、思春期臭対策用の「はじけるクールブルー」と、オヤジ臭に対応した「大人のアクアグリーン」があります。

加齢臭に効果を発揮するのは、「大人のアクアグリーン」です。

爽やかな「シトラス」と、お香のように落ち着いた香りである「アンバー」を配合し、加齢臭の特性にマッチした仕上がりになっています。

強力な消臭効果と計算された香料配分は、加齢臭の油臭さを感じさせず、大人の香りを演出します。

続いてご紹介するのは、置き型タイプの消臭剤と併用していただきたい「スプレータイプ」の消臭剤です。

【ファブリーズメン 消臭スプレー 布用 香りが残らない】

P&Gから発売されている、ファブリーズのメンズライン消臭スプレーです。

男性の5大臭である、「汗」「タバコ」「加齢臭」「焼肉」「体臭」を根本から除去します。

ただ消臭するだけでなく、除菌効果に優れていることも嬉しいポイントです。

香りがする消臭剤と併用する際は、ニオイが混ざらないように、無香料タイプを選びましょう。

衣類や寝具にしみついてしまった加齢臭にお悩みの方は、試してみてください。

置き型タイプ消臭剤の使用例①寝室

ここからは、置き型タイプ消臭剤の使用例をご紹介していきます。

自宅の中でも、加齢臭がこもりやすいといわれているのは、寝室です。

寝室には、ニオイがしみつきやすい布製品である、布団や枕があります。

そのため、先ほどご紹介した「消臭スプレー」を使用し、布製品のニオイを除去してから、置き型タイプの消臭剤を設置してみると良いでしょう。

そして、寝室で空気清浄機を稼働させる場合は、消臭剤の働きを無効化することもありますので、注意が必要です。

空気清浄機は、消臭剤の成分や香りまで吸い取ってしまうので、必ず空気清浄機を稼働させたあとに置きましょう。

また、加齢臭などといった悪臭は、空間の下部に充満することが多いので、消臭効果が高い製品は、足元に置くことで効果を発揮します。

しかし、香りの強い消臭剤を使用する場合は、鼻の高さに香りが届くように設置することがおすすめです。

正しく消臭剤を使用して、寝室を快適な空間にできると良いですね。

置き型タイプ消臭剤の使用例②オフィス

お次にご紹介するのは、オフィスでの使用例です。

職場で悪臭を発生させてしまう「スメルハラスメント」の原因をつくらないよう、配慮していきましょう。

衣類や荷物をしまう際に、「個人ロッカー」を使用している方もいますよね。

ロッカーの中は、狭い上に開閉が少なく、加齢臭がこもりやすいため、置き型タイプの消臭剤で対処してください。

スペースが少なく、消臭力はそこまで重要ではありませんので、無香料で小さめのサイズが適しています。

また、加齢臭が気になるデスクワーカーは、自分のデスクに置き型タイプの消臭剤を設置してみてはいかがでしょうか。

堂々と、そのまま卓上に置いてしまうと、周囲の目が気になりますから、少し工夫をしましょう。

消臭剤のパッケージをはがしたり、卓上インテリアとして違和感がないように、別の容器に中身を移しかえることで、カモフラージュすることができます。

そして置き場所は、なるべく目立たないように考慮しましょう。

パソコンのディスプレイ裏や、文具・書類などに紛れさせても良いですね。

職場での加齢臭が気になる方は、こうした方法で、さりげなく対策をしていくことが大切です。

置き型タイプ消臭剤の使用例③車内

最後は、車内での使用例をご紹介します。

車の中は、加齢臭などの悪臭が「シート」に残ってしまうため、臭くなりやすいといわれています。

さらに、運転中にタバコを吸う方もいると思いますが、加齢臭はタバコのニオイと相性が悪く、さらに悪臭化していく可能性があります。

同乗者を不快にさせないよう、すぐに対策をしましょう。

置き型タイプの消臭剤は、液体が入った製品ですと、不安定になり移動中こぼれてしまう可能性があります。

そのため、薬剤部分が固形のものを選ぶと安心です。

もしも、液体が入っている製品を設置する場合は、底に粘着力の強い両面テープを貼り、動かないように固定しましょう。

そして、定期的に車内を「スチーム消臭」することも検討してみてください。

スチーム効果によって消臭ができる、置き型タイプの製品があります。

エアコンの吸い込み口付近に置き、エアコンを稼働させて放置するだけなので、とても簡単です。

車の中は、すぐにニオイがついてしまうので、こまめに対処していきましょう。

さまざまなシーンに合わせて加齢臭対策を!

今回は、置き型タイプの消臭剤を使った加齢臭対策についてお話ししました。

消臭力の高い製品から香りが強い製品まで、種類が豊富なので、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。

まずは、自分の好みに合わせて使用し、効果があるか試してみましょう。

また、置く場所やタイミングによっても、効き目が左右されますので、充分に配慮してください。