男性の中には、「髭が濃い」というコンプレックスを抱えている方もいますよね。
髭が濃いと、どうしても困ってしまうのが、毎日の「髭剃り」です。
「朝剃っても夕方には生えてしまう」「なかなかきれいに剃れない」という問題が発生してしまいがちだといいます。
そこで今回は、髭が濃い男性は「電気シェーバーとT字カミソリのどちらを使えば良いか?」という疑問から、おすすめのシェービング方法まで、詳しくご紹介していきます。
髭が濃い男性はどちらで髭剃りする?電気シェーバーの特徴
さっそく、髭剃りの2大アイテム「電気シェーバー」と「T字カミソリ」の特徴を比較して、どちらが髭の濃い男性におすすめなのか、検証していきましょう。
まずは、電気シェーバーの特徴からご紹介します。
【電気シェーバーの特徴】
《メリット》
・肌に負担が少ない
・手間が少ない
・作業時間がかからない
・持ち運びしやすい
《デメリット》
・剃り残ししやすい
・価格が高い
電気シェーバーは、洗顔や蒸しタオルで髭を柔らかくする作業といった「髭剃り前の準備」が必要なく、忙しい場面でもすぐに髭が剃れることが魅力です。
T字カミソリの場合は、洗面所や鏡がなければ作業が困難ですが、電気シェーバーは、使う場所を選ばないため利便性に優れていますよね。
中でも最大のメリットは「肌に優しい」という点です。
直接肌に刃を当てて剃るT字カミソリとは異なり、髭を引っ張り出してから剃っているので、肌を傷めることが少ないのです。
しかしこれは、逆にいうと「深剃りが難しい」という結果につながります。
髭が太い、いわゆる「剛毛」の方には、あまり向いていないかもしれませんね。
それでは、T字カミソリの場合はどうなのでしょうか?
次項で見ていきましょう。
髭が濃い男性はどちらで髭剃りする?T字カミソリの特徴
続いて、T字カミソリの特徴をご紹介します。
【T字カミソリの特徴】
《メリット》
・深剃りしやすい
・細かい作業ができる
・ムラが少なく剃れる
・価格が安い
《デメリット》
・肌を傷めやすい
・事前準備が必要
「はじめての髭剃りはT字カミソリだった」という男性が多いのは、初期投資にお金がかからないことから、ともいえるでしょう。
電気シェーバーよりも、コストを安く抑えることができるのが魅力ですが、最大のメリットは、なんといっても「深剃りしやすい」という点にあります。
前述したように、電気シェーバーとは異なり、肌に直接刃を当てて剃っていくため、剃り心地も良いのです。
そのため、すでにT字カミソリを常用している方も多いのではないでしょうか?
やはり、それぞれの特徴を比較してみると、電気シェーバーよりもT字カミソリのほうが、髭が濃い男性にふさわしいように思えます。
しかし、髭が濃い男性の中には、「敏感肌」の方もいるでしょう。
肌の弱い方がT字カミソリを使用すると、ヒリヒリと痛みが生じ、ひどいケースでは炎症を引き起こしてしまうこともあります。
そのような問題を抱えている方には、肌にも優しい「深剃りしやすい電気シェーバー」がおすすめです。
次項で製品の選び方についてお話しします。
敏感肌の方におすすめ!深剃りしやすい電気シェーバーの選び方
T字カミソリは深剃りできるものの、肌に負担がかかってしまうことがネックですよね。
そこで、そのような不満を抱いている方には「深剃りしやすい電気シェーバー」をおすすめします。
電気シェーバーには、「往復式」「回転式」「ロータリー式」といった3種類の方式がありますが、中でも深剃りしやすいといわれているのが「往復式」の製品です。
往復式は、刃が一方向に往復しながら振動する構造になっており、外刃で掴んだ髭を内刃で剃っていきます。
他の方式よりも、髭を根元から掴むことができるので、深剃りしやすくなるのですね。
さらに、T字カミソリを使用する感覚で「お風呂剃り」ができる、防水仕様の製品もおすすめです。
シェービング剤のクリームやジェルを塗ってから髭剃りすることで、肌を保護する役割により摩擦抵抗を抑え、負担を減らすことができます。
「髭が濃い上に肌が弱い」というケースは、非常に厄介ですが、今回ご紹介したことを参考にしながら、自分に合った製品選びをしてみてくださいね。
T字カミソリは「複数刃」がおすすめ!
先ほどは、肌が弱い方向けの電気シェーバー選びについてご紹介しましたが、ここからは、肌質に問題がなく「とにかくきれいに濃い髭を剃りたい!」という方に向けてお話をしていきます。
肌にトラブルが起きにくい方は、深剃りしやすいT字カミソリで髭剃りすることが好ましいでしょう。
近頃は、さまざまな特性を持った製品が販売されていますが、「複数刃」のものは深剃りしやすいとされているのでおすすめです。
刃が1枚の場合は、表面に見えている髭しか剃れませんが、5枚や6枚といった複数刃になると、奥深くに達することができます。
その上、最初の刃が髭に当たってから、次々に別の刃が当たり剃り上げていくため、より効率的に髭が剃れるのです。
さらに、肌と刃が密着しやすくなるため、フィット感が生まれ、スムーズに動かすことができます。
そのため、深剃りが可能になるだけではなく、肌にも優しい設計となっています。
T字カミソリを選ぶ際には、こういった複数刃の製品に注目してみると良いかもしれませんね。
髭剃りを快適に!シェービングのコツを伝授
ここからは、髭が濃い方がT字カミソリでより深剃りするための、シェービングのコツをご紹介していきます。
いくつかポイントがありますので、見ていきましょう。
【深剃りしやすくなるシェービングのコツ】
●髭を柔らかくする
髭剃りする前には、火傷しない程度の熱さの蒸しタオルで髭を柔らかくしましょう。
そうすることで、乾燥してかたくなっている髭が、水分を含んで膨張し、剃りやすくなります。
●肌を引っ張りながら剃る
寝ている髭を立たせるような感覚で、手のひらを使い、肌を押し上げてみましょう。
髭の生え方によって方向が違いますので、よく鏡を見ながら、ゆっくり丁寧に剃り上げてください。
●シェービング剤を多めにつける
肌のすべりを良くするために、シェービング剤はたっぷりと塗りましょう。
ジェルが泡状に変化する「ジェルフォームタイプ」の製品がおすすめです。
肌との密着感が心地良く、他のタイプよりもスムーズに剃ることができるかもしれません。
これらのポイントを意識しながら髭剃りをすることで、普段よりも快適なシェービングが実現できると良いですね。
濃い髭とサヨナラ!髭専用の「脱毛」がおすすめ
髭が濃い男性の中には、「脱毛クリニック」や「脱毛サロン」に興味がある方もいるのではないでしょうか?
脱毛クリニックと脱毛サロンには、いくつかの違いがあります。
クリニックの場合は、国家資格を取得した専門の「医師」が施術を行いますが、サロンでは資格が必須ではない「エステティシャン」が担当します。
そのため、クリニックのほうが安全性が高いのですが、その分費用が高額になることがあります。
「どのような施術を行うのか」「費用はどのくらいになるのか」「利用者の評判はどうか」といった、事前のリサーチが重要になります。
また、自力で対処したい場合は、「脱毛クリーム」がおすすめです。
「除毛タイプ」と「抑制タイプ」の2種類がありますので、自分に合ったクリームを選びましょう。
ただし、髭剃りの手間が軽減されるだけで、どちらのタイプも永久的に髭が生えてこなくなるわけではありませんので、注意してくださいね。
自分に合った髭剃りをしよう!
髭が濃い男性には、T字カミソリがおすすめですが、肌の弱い方には、深剃りができる往復式の電気シェーバーをご紹介しました。
毎日行う髭剃りが苦痛だと、とても辛いですよね。
髭の濃さや太さ、肌質に向き合いながら、快適な髭剃りができるように工夫してみましょう。
どうしても改善できない場合は、脱毛することもおすすめです。
この機会に、ご自分に合った髭の対策法を検討してみてはいかがでしょうか。