エラが張っていると、顔が四角く大きく見えてしまうため、悩まれている男性も多いでしょう。
しかし、エラが張っているのは「遺伝的な問題であるから」と諦めている方も多いのではないでしょうか。
確かに遺伝的な要素でエラが張ってしまう方もいるのですが、遺伝ではない場合も多いのです。
ある方法を行うことで、エラ張りを解消することができるかもしれません。
なぜエラは張るのか?
エラが張っていることで、ご自分の顔に自信が持てないという男性もいらっしゃるかと思います。
ではなぜ、エラは張っている人とそうでない人がいるのでしょうか。
エラが張ってしまう原因の1つに「遺伝的骨格によるもの」があります。
人の骨格は生まれたときからある程度決まっており、これを変更することは不可能です。
エラが張っている顔の形をいわゆる「ホームベース顔」という表現をすることがありますが、ホームベース顔の方は、どうしても顔が大きく見られがちです。
そのため、ご自分の顔に自信が持てない要素になってしまうのでしょう。
もう1つエラの張りで考えられるのが、「筋肉の発達によるもの」です。
エラが張ってしまうのは、咬筋という顔の筋肉が原因でも起こることがあります。
咬筋は、すべての人にある筋肉ですが、この筋肉がなんらかの原因によって発達してしまい、エラが張って見えてしまうことがあります。
またほかにも、「リンパの停滞」が原因の場合もあります。
リンパが停滞すると老廃物が溜まってしまい、むくみやすくなったり、脂肪がつきやすくなります。
そうなると、エラが目立つことがあります。
では、エラの張りを解消するためにはどんなことを行えばよいのでしょうか。
エラの張りを解消するためにできること①マウスピース
先ほどお伝えしたように、エラの張りの原因は遺伝以外にも「筋肉の発達」でも起こってしまいます。
筋肉が発達してしまうのは、堅い食べ物を食べている、食いしばりや歯ぎしりのクセがある方に多く見られます。
堅い食べ物は、顎の筋肉を発達させるためにとても大切ではありますが、過度に食べているとエラの張りに影響を及ぼすことがあります。
また、食いしばりや歯ぎしりも必要以上に咬筋をかけることになるので、エラの張りの原因になります。
もし食いしばるクセがある方は、そのクセを直すことから始めてみましょう。
しかし、歯ぎしりの場合、寝ている最中に無意識に行うものですから自発的に避けることは困難です。
そこでおすすめしたいのが、「マウスピース」です。
マウスピースを装着することで、食いしばりや歯ぎしりを自然と解消することができます。
気になる方は、歯医者で相談してみるとよいでしょう。
エラの張りを解消するためにできること②マッサージ
エラの張りが目立ってしまう男性は、リンパの滞りやむくみが原因の可能性もあります。
そのようなときの解消法としては、マッサージでリンパの流れを促し、むくみを解消してあげることでエラを目立たなくすることができます。
また、マッサージをすることはむくみを取るだけでなく、エラの咬筋という筋肉をほぐすという効果もあります。
では早速、エラ張りを解消するためのマッサージ方法をお伝えしていきましょう。
●リンパの流れをよくするマッサージ
1.耳の下にあるリンパを鎖骨に流すように優しくなでていきます。
2.上下10秒ほどさすります。
10回ほど繰り返したら、反対も同じように行っていきましょう。
●咬筋をほぐすマッサージ
1.歯を軽く食いしばり硬くなる部分を探りましょう。
場所としては、耳の少し手前、口元の横辺りの位置です。
歯を食いしばって少し硬くなる部分が、咬筋です。
2.咬筋部分に指を添え、軽い力で押さえます。
3.口を開けた状態で、今度は咬筋を内側に押し込むようなイメージで押していきます。
4.口を閉じ、指で押さえながら上に上げていきます。
これを5回ほど繰り返しましょう。
エラ張り解消のマッサージは、どこでも行うことができますので、仕事の合間や休憩時間、入浴の最中などに行ってみてください。
エラの張りを解消するためにできること③噛み癖を直す
エラの張りが気になる方の多くは、食べ物を食べるときに奥歯だけで噛んでいませんか?
奥歯ばかり使って噛む習慣がある方は注意が必要です。
というのも、奥歯ばかりを使って食べ物を食べているとエラの筋肉を発達させてしまい、エラの張りの原因となる可能性があります。
ですから、食事の際は「前歯」も使って食べることを意識してみましょう。
前歯を使って食べることは、血流をよくし脳を活性化さえ、認知症などの予防に効果があるといわれています。
また、顔のたるみの軽減や小顔効果にも繋がるといわれています。
ただし、前歯ばかりを使って食べていてもよいわけではありません。
奥歯と前歯両方をうまく使い、バランスよく適度な負担を与えましょう。
以上がエラの張りを解消できる3つのポイントです。
上記の方法でもエラを解消することはできない場合は?
上記の方法でも、エラの張りを解消できないときもあると思います。
その場合、美容クリニックで施術を受けるという方法があります。
有名な方法は、メスを使う「エラ骨削り」です。
施術ということで、高い効果も見込めるとされています。
しかし、その一方で高い効果、全身麻酔や激しい痛み、後遺症などのリスクもあるともいわれています。
そのため、美容クリニックにしっかりと相談した上で、施術内容をしっかりと理解してから検討することをおすすめします。
他には、「ボトックス注射」という方法があります。
ボトックス注射は、注射を打つ部分の筋肉の動きを弱め、小さくするという施術です。
注射を打つだけですので、入院や通院の必要もないともいわれており、施術も5分から10分程度で完了するようです。
また、内出血や腫れなどがほとんど起こらないとのことも耳にします。
ただし、ボトックス注射の持続性は人によっても変わりますが3~6ヶ月程度ともいわれており、即効性がなく、効果が現れるまでに2週間~1ヵ月かかることもあるそうです。
このように施術を行う際は、専門の先生にしっかりとお話をお伺いし、理解した上で検討した方がいいでしょう。
エラは髪型で目立たなくさせることも可能!
ここまで、エラの張りを解消する方法についてご紹介してきました。
しかし、遺伝的な問題でエラが張っている方の場合、上記の方法ではエラの張りを根本的に解決することは難しいかもしれません。
エラが張っていることで、ご自分の顔に自信が持てない男性の方もいらっしゃるかと思います。
かといって、「美容整形は不安」という方もいるでしょう。
そんな方に向けて、エラ張りでも似合う髪型をご紹介していきます。
●トップにボリュームをあつめたアップヘア
トップに高さを出して縦ラインを作ることで、エラの張りを目立たなくすることができます。
また、エラ部分の外はねを最小限に抑えることもポイントです。
外はねを作るときは、エラよりも上の部分に作るとよいでしょう。
●エラを隠したミディアムヘア
エラの張りが気になる方におすすめなのが、長めのミディアムヘアです。
隠せるほど長くする必要はありませんが、耳周りの毛が長いほうがよりエラの印象を薄くすることができます。
パーマを当てるとさらにおしゃれ度がアップするでしょう。
エラ張りを解消する方法はいくつかある
エラが張ってしまうのは「遺伝だから」と思っていませんでしたか?
実はエラ張りは骨格的な要素だけでなく、筋肉の発達なども関係しています。
ここまでご紹介した内容を見て、ご自分が普段から行ってしまうようなクセはありませんでしたか?
このようなクセを改善するだけでも、エラ張りを解消することに繋がるかもしれません。
手っ取り早い方法としては、美容整形がありますが、高額であることやリスクもありますので、専門の医師に相談し、よく理解した上で検討してみてください。