エラが張っていることで「周囲の視線が気になる」、と悩みを抱える方は少なくありません。
そのほとんどの方は、「エラは骨格だからどうしようもない。」「エラを小さくするには手術しかない。」と諦めているようです。
しかし、諦めるにはまだ早いかもしれません。
実は、エラが張っているのはエラの筋肉、咬筋のせいかもしれないのです。
そうであれば、今よりもエラを小さくすることは可能です。
今回は、そんなエラの筋肉咬筋の落とし方についてご説明していきます。
エラの筋肉「咬筋」とは?咬筋が凝るとどうなる?
今回は小顔になるエラの筋肉咬筋(こうきん)の落とし方について解説して参りますが、そもそもこの咬筋とはどのようなものなのでしょうか。
「咬筋」とは、咀嚼筋(そしゃくきん)の一つです。
ものを噛む、つまり咀嚼をするときに使う筋肉であります。
咬筋は頬の部分に存在し、咬筋の作用によって我々は食べ物を食べることができます。
意外ですが、人間の噛む力は動物の中では強い方だとされています。
つまり咬筋は、とても強い力を与える筋肉で、この咬筋がコリによって硬くなってしまうと、顔には様々な影響が表れます。
【咬筋のコリで起こり得る症状】
・頬骨が前に出る
・顔が大きくなる
・顔が四角くなる
・顔のゆがみやむくみ
・顎関節症
・老け顔になる
・目の下のクマやたるみ
・原因不明の頭痛、歯や歯茎の痛み
・首が短くなる
といった症状があげられます。
このようなことが起こる前に、咬筋の緩和を行っておきたいものですね。
ただし、忘れないで頂きたいのは、咬筋は我々にとってはとても大切な筋肉です。
咬筋のおかげで美味しく食事をすることができます。
健康の源とも言える咬筋は、邪魔物ではありません。
ケアは適度に行いましょう!
エラの筋肉咬筋のコリはなぜ起こる?咬筋緩和のメリットは?
エラの筋肉咬筋の落とし方の詳しい解説の前に、もう少し補足をしておきましょう。
・なぜ咬筋のコリは起こるのか?
・咬筋の緩和で得られるメリットは?
この二点をご説明します。
【なぜ咬筋のコリは起こるのか?】
日常生活で「歯を食いしばる」ことが多々あると思います。
スポーツをしたり、痛みに耐えた際ですね。
実は、この歯を食いしばるという行為が咬筋のコリの主要因となります。
また、「寝ている間の歯ぎしり」や「頻繁に硬いものを噛む」なども咬筋のコリに繋がります。
【咬筋の緩和で得られるメリットは?】
では次に、咬筋の緩和を行うことで得られるメリットはどのようなものがあるでしょうか。
基本的には前項であげた症状の緩和ということですが、特筆すべき点を記します。
まず最初にあげられるのが、小顔効果ですね。
その他にエラの縮小やたるみの改善、顔のリフトアップ、頭の形も丸くなります。
これらが、美容的効果です。
更に、健康面でも飲食がしやすくなる、呼吸がしやくなる、自律神経が整うなどのメリットがあります。
まずはマッサージ!スキマ時間にできるエラの筋肉の落とし方
この項から、いよいよエラの筋肉咬筋の落とし方、実践編に参りましょう。
咬筋を緩和させる手段として最初にご紹介するのは、咬筋マッサージです。
【いつでもどこでもできる咬筋マッサージ】
奥歯を噛み締めるとポッコリと膨らみができると思います。
その膨らんだ部分両方に顔を挟むような感じで指(人差し指、中指、薬指の三本が理想)をあてます。
そして、咬筋を円を描くようにマッサージします。
暇があるときにこのマッサージをすると効果的です。
親指は咬筋にあて、他の指はコメカミ部分でささえ、親指を使ったマッサージでも大丈夫です。
【お風呂で揉みほぐし】
お風呂では少し大胆なマッサージを行いましょう。
右手で左頬、左手で右頬を行います。
口内の奥に親指を入れ込みます。
他の指は親指のある頬に置きます。
親指で口の内側を、他の指で外側を両方で挟み込むようにして優しくもみほぐします。
【リンパを刺激する】
左右の耳の横から咬筋までを、親指で上から下へと圧をかけて滑らせます。
次に耳の裏から顎の裏まで、同様に親指で上から下へと圧をかけて滑らせます。
これを交互に行いましょう。
以上の三つは大体1セット30回程を目安にしましょう。
一日に数セットこなすと良いですよ。
ただし、やり過ぎないでください。
エラの筋肉の落とし方【トレーニング編】
前項ではスキマ時間でできるエラの筋肉の落とし方としてマッサージをご紹介しました。
ここでは、その延長戦となりますが、もう少し手の込んだトレーニング編になります。
【一日たった30秒!簡単トレーニングですっきり顔に!】
まずは、仰向けに寝ます。
そして、顎を引き頭を数センチ浮かせます。
この状態で30秒キープします。
これだけで、すっきり顔に近づけるのです。
もし30秒がきつい場合は、無理をしないでできる範囲で構いません。
ただし、顎を引くということは必ず行ってください。
この顎を引くという行為は、日頃も意識しておきましょう。
この運動では、首のシワなどにも効果が出ますよ。
【耳の運動】
両方の耳たぶをつまみ、そのまま優しく回します。
回す方向は前後それぞれで、各30回程度を1セットとします。
両サイドを一緒に行います。
耳には、咬筋とつながる筋肉があるので、連動して緩和することができます。
【深呼吸】
手を頬に触れながら深呼吸をしましょう。
筋肉は、特に息を吐く際に緩和されます。
そのため、この手を頬に触れながら深呼吸をするのも、咬筋をほぐすのにおすすめの方法です。
意外?寝ながらできるエラの筋肉咬筋の落とし方
これまでに、エラの筋肉咬筋の落とし方として、マッサージやトレーニングをご紹介しました。
ここでもう一つとっておきの方法をご紹介します。
何も、咬筋緩和は起きている時だけではないのです。
寝ている時も、このエラの筋肉を緩和させることができるのです。
【寝る姿勢は仰向け】
寝る姿勢は大切です。
とにかくリラックスできるようにしましょう。
うつ伏せや横向きではなく、仰向けでリラックスした姿勢で睡眠をとりましょう。
【バスタオル枕】
枕も実は快眠にはとても大切なアイテムになります。
しかし、わざわざ高級な枕を買うのも手が出ないものです。
そこで、バスタオルで簡単に理想的な枕を作ることができます。
高さなどの調整も自在にできますし、何といっても肌触りと感触が快眠に誘ってくれます。
バスタオルを半分に折り、クルクル巻いて適切な高さに仕上げれば完成です。
身体のどの部分にも余計な力が入らずリラックスできる高さ調整ができれば、自分専用エラ筋肉矯正枕の完成です。
心地よい深い眠りを実感できるはずですよ。
【サロンパスで筋肉緩和】
睡眠時に、エラにサロンパスを貼るという方法が小顔対策として注目されているのです。
原理は、肩こりをほぐす作用をそのままエラの筋肉に応用した形です。
実際に、ネット上では成功例の報告が多数なされています。
やり方は至って簡単、エラ部分にサロンパスを貼って就寝するだけ、朝起きたら小顔になっているというのです。
ただし、使うのは刺激の少ない「マイルドタイプ」で、サロンパスで異常を感じる方は絶対におやめください。
お試しの際は、腕などでパッチテストしてみましょう。
エラの筋肉咬筋の落とし方、最後の手段は専門機関!
これまでに、エラの筋肉咬筋の落とし方として様々なセルフケア方法をご紹介してきました。
もしも、いずれの方法もピンとこないという場合には、いよいよ最後の手段としてはサロンやクリニックなどの専門機関での施術になります。
ここでは、それらを特別に推奨している訳ではなく、あくまでも方法の一つとしてご紹介します。
専門機関で行う施術も、簡易的なものから大掛かりなものまで様々あります。
比較的軽度なものでは「ボトックス注射」や「小顔矯正」、「顔深筋マッサージ」などがあります。
大掛かりなものになると「顔面骨形成術」や「美容整形」などになります。
金額で見ても、数千円(中には千円程度もあり)から百万円を超すものまで、ピンからキリまでです。
これらが、「良いのか否か」「高いのか否か」判断は人それぞれでしょう。
あくまでも、こういった方法での解決策もあるということをご理解頂ければ幸いです。
エラの筋肉咬筋を緩和してスマート顔をゲット!
今回、エラの筋肉咬筋を落とす(緩和する)するメリットにその方法などをお伝えして参りました。
初歩的なものは、比較的簡単にできるものばかりです。
美容面・健康面ともに咬筋の緩和メリットはありますので、普段の生活から心掛けてみてはどうでしょう?
この普段の心がけ一つで、おしゃれなスマートフェイスをゲットしましょう。