髭剃りを旅先でも!飛行機で注意したい電動髭剃りの扱い方!

飛行機を利用するとき、旅先でも機内でも、身だしなみを気にされる方にとっては、電動髭剃りを持っていきたいのではないでしょうか。

ただ、「預け入れ荷物」と「機内持ち込み手荷物」は、それぞれに制限が設けられているため、注意する必要があります。

そこで、この記事では、電動髭剃りやカミソリを持っていく上で、預け入れ荷物、機内持ち込み手荷物の制限の違いなど、詳しくご説明していきます。

「預け入れ荷物」と「機内持ち込み手荷物」の違いとは?

電動髭剃りの持ち込みや、預け入れについてご説明する前に、まずは、「預け入れ荷物」と「機内持ち込み手荷物」の違いからご説明していきましょう。

・預け入れ荷物

預け入れ荷物とは、飛行機に搭乗する前に、空港のチェックインカウンターで預ける荷物です。

主に、スーツケースや大型の荷物を預け入れますが、利用する国内・海外の航空会社によって、重量や個数に制限が設けられています。

重量制限のオーバーには、超過料金が発生しますが、この金額も航空会社によって異なります。

・機内持ち込み手荷物

文字通りに、飛行機の機内に持ち込む手荷物のことです。

こちらも預け入れ荷物と同様に、重量・個数、そしてサイズなどの制限があり、航空会社や搭乗クラスによって異なります。

以上が、「預け入れ荷物」と「機内持ち込み手荷物」の違いになります。

いずれにしても、飛行機を利用する際は、それぞれに設けられたルールに沿って、預け入れ・持ち込みを行うことになります。

では、両者の違いが分かったところで、電動髭剃りと預け入れ荷物についてご説明していきます。

飛行機を利用する上で!電動髭剃りの預け入れには注意!

飛行機を利用する上で、特に電動髭剃りの預け入れには注意が必要です。

と言うのも、2017年7月に、飛行機の預け入れ荷物に関して、国内線・国際線に問わずルール改正が行われたからです。

このときルール改正されたのが、リチウムイオン電池を使用した機器です。

リチウムイオン電池は、ほとんどの電動髭剃りに使われているため、預け入れ荷物として持っていく場合は、以下のルールを知っておく必要があります。

・リチウムイオン電池が内蔵された電気機器は、電源を完全にオフにする

・硬いスールケースに入れ、衣類や布で包んで保護をする

こういった国土交通省によるルールは、リチウムイオン電池を内蔵した電気機器が、損傷して発火することを防ぐための改正ルールになります。

また、上記のルールは、「任意」ではなく「義務」なので、電動髭剃りを預け入れる際は、必ずこれに従って行う必要があります。

万が一これに違反した場合は、50万円以下の罰金が課されるので、十分に注意して預け入れ荷物を見直しましょう。

飛行機内の持ち込みは?電動髭剃りとカミソリについて

前項では、リチウムイオン電池が内蔵された電動髭剃りについて、預け入れる際の注意点をご説明してきました。

その一方で、電動髭剃りを飛行機内に持ち込むことに関しては、細かい規定もなく持ち込みが可能です。

国内線・国際線、どちらも全く問題はありません。

それに対し、機内に持ち込む上で注意が必要なのは、カミソリの方です。

カミソリには、持ち込み制限が設けられており、形状がT字タイプか、もしくは長さが4cm以内であれば、機内への持ち込みは可能です。

しかし、床屋で用いられるような、折りたたみ式のカミソリは、危険物な刃物として扱われるので、持ち込むことができません。

例えば、カッターや果物ナイフなどの「先端が尖っている刃物類」は、機内持ち込みの禁止対象物になります。

そのため、仮に、持ち込み検査を行う保安検査場で、持ち込めないカミソリだとみなされれば、設置されている廃棄ボックスに破棄をしなければなりません。

それを避けるためにも、飛行機に乗る際は、事前に荷物をチェックする必要があります。

電動髭剃りやカミソリのお供に!シェービング剤は液体物?

前項では、飛行機内への持ち込みに関する、電動髭剃りとカミソリについてご説明してきました。

機内で髭剃りをするために、ジェルやクリームなどのシェービング剤も、持ち込みたい方もいることでしょう。

実は、シェービング剤は「液体物」としてみなされ、国内線・国際線によって持ち込みルールが変わってきます。

特に、国際線は「液体物」に対して非常に厳しい制限が設けられ、ルールに沿った持ち込みが必要です。

では、まずは、国際線の機内持ち込みについてご説明していきましょう。

液体物と言えば、文字通りに液体状のものをイメージすることが多いですが、ペースト状の物も、液体物としてみなされます。

そのため、シェービング剤も液体物の対象になります。

また、シェービング剤以外にも、様々な食品や化粧品、衛生用品に対して、制限が必要になってきます。

・飲料:お酒、お茶、ペットボトル飲料など

・食品:漬物、加工水産物、瓶詰、缶詰、味噌、ヨーグルト、ゼリー、アイスクリーム類など

・化粧品類:化粧水、下地クリーム、マスカラ、香水、口紅(スティック状ならば可)など

・衛生用品:ソープ類、歯磨き粉、日焼け止め、ハンドクリーム、ジェル状リップクリーム、ヘアスプレーなど

上記以外にも、液体物の対象になるものは多くあります。

自分で判断しかねる場合、利用される航空会社に問い合わせてみましょう。

では続いて、このような液体物の持ち込み方について、そのルールを見ていきましょう。

国際線は注意!シェービング剤を飛行機内に持ち込むには

国際線を利用する場合、飛行機内にシェービング剤などの液体物を持ち込む上では、以下の持ち込みルールが適用されます。

・1つの容器につき100ml以下の容量

・複数持ち込む場合は、縦横40cm以内の「開け閉めが可能な透明の袋(ジッパー)」に入れる

・持ち込むことが可能な透明袋は、1人につき1つまで

液体物を持ち込む際、上記のルールに沿ったパッキングをしていなければ、検査場で破棄されてしまいます。

どうしても、機内への持ち込みが必要な場合は、予め規定に則ったパッキングを行っておくと安心です。

また、機内で使わないものであれば、事前に預け入れ荷物に入れてしまうのも1つの方法です。

機内で電動髭剃りやカミソリを使う方は、シェービング剤に対しても、上記のようなルールがあることを覚えておきましょう。

国際線は注意!飛行機内へシェービング剤を持ち込むには

前項では、国際線に持ち込む液体物について、シェービング剤などの持ち込みルールをご説明してきました。

では続いて、国内線に持ち込む液体物について見ていきましょう。

国内線を利用する上では、シェービング剤を含めた液体物に対して、国際線のような厳しい制限は設けられていません。

ペットボトル飲料、お茶などは、特に制限もなく機内への持ち込みが可能です。

ただ、お酒の場合は、アルコール度数が24%以上から70%以下のものに限り、一人につき5リットルまでとされています。

また、シェービング剤や化粧品、医薬品などに関しても、以下のルールに従えば機内に持ち込むことができます。

・一つの容器につき500g、または0.5リットル以下であること

・一人につき2kg、または2リットル以下であること

シェービング剤を持ち込む際は、上記の容量内で持ち込むようにしてください。

飛行機内でも、電動髭剃りやカミソリで、気持ちの良い髭剃りができるようにしましょう。

事前によく確認しよう

電動髭剃りやカミソリは、預け入れでも機内持ち込みであっても、それぞれに制限ルールが設けられているため、事前によく確認しておく必要があります。

また、髭剃りに用いるシェービング剤も、国内線・国際線の持ち込みには、それぞれルールが異なってきます。

空港でバタバタすることがないように、余裕のある準備をしておきましょう。