美容に関心の高い女性だけに限らず、男性にとっても「くすみ」や「クマ」は気になるものですよね。
目の下に黒ずみがあるだけで、一気に老けて見えますし、「最近疲れてる?」なんて心配されてしまうかもしれません。
そうなる前に、それぞれの原因と対策を知り、しっかりとケアしていくことが重要です。
また、今回はおすすめの「メイクアイテム」や、最近増えてきた「メンズ美容クリニック」などの情報もお伝えしていきます。
目の下トラブル「くすみ」の原因は?
男性は日常的にメイクをしないため、目の下の黒ずみが目立ちやすく、クマもできやすい傾向にあると言います。
どことなく肌のトーンが暗い状態を「くすみ」と表現することがありますが、これには大きく分けて2つの原因が考えられるので、それぞれについてご説明していきます。
【くすみの原因】
①乾燥
目の下は、皮膚が他の部位よりも薄いため、乾燥による影響を受けやすくなります。
いわゆる、肌の「ハリ」や「ツヤ」が失われることにより、潤いがなくなり、くすんで見えてしまうのです。
②メラニン物質の増加
黒い色素である「メラニン」が増加してしまうことで、だんだんと肌が黒ずんでいきます。
この現象を「色素沈着」とも言いますが、「紫外線」を浴びやすい方や、目の周りをこする習慣がある方は、メラニンが増加しやすいため注意が必要です。
さらに年齢を重ねることで、新陳代謝が低下していき、肌のターンオーバー機能が弱まっていくので、徹底したケアが必要になります。
そこで次項では、くすみに有効な「目元パック」についてお話ししていきます。
くすみには保湿!「目元パック」で集中ケア
目の下がくすみやすい方には、潤いを与える「パック」がおすすめです。
パックで目元を保湿することにより、乾燥した肌の状態を改善することが期待できます。
さらに、美白効果のある成分を配合していると、メラニン対策にもなりますよ。
目元のパックには「シートタイプ」と「クリームタイプ」があるので、特徴を把握し、自分に合ったものを選びましょう。
●シートタイプ
美容液が染み込んでるシートを貼るだけなので、お手軽さがポイントです。
目元に特化した「アイマスクシート」だと、重点的に目の下をケアすることができます。
お手ごろな価格で毎日使っても気にならない、枚数の多い商品がおすすめです。
●クリームタイプ
付属のスティックや指で適量をとり、気になる部分に塗っていくタイプです。
日中に乾燥対策としても使える商品や、塗布して眠るだけで効果を得られる商品などもあります。
持ち運びにも便利で、さまざまなケースにおいて多用できるため、幅広いケアに向いています。
以上がそれぞれの特徴です。
是非、パック購入時の参考にしてみてください。
次項では、くすみと同様に目の下にできやすい「クマ」についてお話ししていきます。
目の下にできる「クマ」には種類があった!
目の下にできてしまう「クマ」ですが、「色」によって種類が異なることをご存知ですか?
それぞれで、特徴にも違いがあるので、詳しく見ていきましょう。
【クマの種類】
①青いクマ
青色または紫色のクマには、「血行不良」が関係しています。
前述したように、目の下はもともと皮膚が薄いため、血液が通っている「毛細血管」が透けやすく、目立ちやすいのです。
血行が悪くなり酸素不足に陥ると、血液はどんどん黒ずんでいきます。
②茶色いクマ
茶色いクマは、「くすみ」が悪化して濃くなることが原因です。
青いクマは、日々の体調によって変化がありますが、茶色いクマの場合は一定なので、常に疲れた顔の印象を与えてしまうでしょう。
③黒いクマ
黒ずんだクマの原因は、皮膚のたるみによって生じる「影」にあり、これには「加齢」や「むくみ」が関係しています。
ダメージを蓄積したハリのない皮膚は、重力により垂れ下がってしまい、老けた印象を与えます。
さらに、夕方になると老廃物が溜まり、顔がむくんでしまうことで、よりたるみが強調されてしまうのです。
「青」「茶」「黒」、それぞれの色によって、原因が全く異なるということが分かりましたね。
次項から、それぞれのクマに有効な「対策」について、学んでいきましょう。
種類別の「クマ対策」を伝授!
前項でご紹介した3種類のクマには、それぞれの対策があります。
自分がどのクマに当てはまるのかを知った上で、的確なケアをしていきましょう。
【青いクマ対策】
青いクマをつくる血行不良には、以下の要因があります。
・喫煙習慣
・疲労の蓄積
・睡眠不足
・精神的なストレス
・冷え体質
・目の酷使
これらの要因を排除し、健康的な生活を送ることが重要です。
さらに、「入浴」や「蒸しタオル」などで、目元の血行を改善させることもおすすめです。
【茶色いクマ対策】
茶色いクマには、くすみ対策としてお伝えした「目元パック」が有効です。
また、保湿だけではなく、日頃から「UVケア」も習慣化すると良いでしょう。
外出時、顔に「日焼け止め」を塗るだけでも、茶色いクマの原因となる「肌の老化」を予防することができます。
【黒いクマ対策】
目の下にできる「たるみ」には、眼輪筋(がんりんきん)を鍛える「トレーニング」が有効です。
目を「パッパッ」と大きく開け閉めするだけなので、誰でも簡単にできますし、眼輪筋トレーニング用につくられたアイテムもあります。
こうした専用のアイテム活用することで、さらなる引き締め効果を見込めるため、たるみが気になる方にはおすすめです。
目の下は「メンズメイク」でカバーしよう!
目の下にできる「くすみ」や「クマ」を隠すためには、メンズ用の「コンシーラー」を使用することもおすすめです。
商品紹介も含め、使い方を見ていきましょう。
【ザスコスメティック:コンプレックス1発カバー メンズコンシーラー】
コンシーラーは、「シミ」や「クマ」といった、肌トラブルを隠すために使用するメイクアイテムです。
形状はさまざまで、繰り出して使う「スティックタイプ」が主流ですが、今回紹介する商品は、肌色の液体を含んだ「スポンジペンタイプ」です。
使い方は簡単で、気になる部分に「トントン」と叩くようにつけ、指で馴染ませるだけで完了します。
この商品は、男性の肌質や肌色に合わせてつくられているので、安心して使うことができますね。
また、油分を含んでいないので、石鹸やボディソープで簡単に落とすことができる点でも優秀です。
興味のある方は、インターネット通販で2,000円前後で販売されているので、試してみると良いでしょう。
頑固なくすみやクマには「メンズ美容クリニック」がおすすめ!
目の下にある「くすみ」や「クマ」に、長年コンプレックスを抱いている方には、「美容クリニック」へ通うという選択肢もあります。
男性向けの美容クリニックでは、「ヒゲ脱毛」「薄毛治療」「多汗症」「男性不妊治療」などといった、男性特有の悩みを解決することができます。
中には、目の下にできた「たるみ除去」や、くすみを薄くする「レーザー治療」などに対応しているところもあるので、自分に合った美容クリニックを探しましょう。
また、クマへの処置方法はさまざまですが、極細の注射針で薬剤を注入するのが一般的で、費用は1回およそ30,000円前後です。
費用が高額で、何度も通う必要があったりと、マイナスな面も目立ちますが、高い効果を実感している方も多いと言います。
気になる方は、一度カウンセリングを受けてみるのも良いですね。
疲れが出やすい目の下は正しくケアしていこう!
今回は、目の下にできやすい「くすみ」や「クマ」についてお話ししました。
3色の種類があるクマは、それぞれで解消法が異なることが分かりましたね。
自力での改善が見込めないケースでは、メイクアイテムを活用することや、プロの手を借りることもおすすめです。
お悩みの方は、是非参考にしてみてください。