顎がたるんでいると顔が大きく見えたり、実年齢より老けて見られてしまいます。
鏡を見て顎のたるみが気になっている方も多いのではないでしょうか。
顎のたるみをそのまま放置しておくと、二重顎になってしまい、余計にたるみが目立ってしまう可能性もあります。
自分でできるマッサージでたるみを解消し、小顔になりましょう。
顎のたるみの原因は?
顎のたるみを解消するために、まずはたるみの原因を理解しておきましょう。
顎がたるむ原因は、大きく分けて次の2つです。
1.おとがい筋の筋力低下による、リンパの流れ悪化
2.体重の増加による、リンパの流れ悪化
おとがい筋とは、唇の下から顎の先端にかけてある筋肉のことです。
このおとがい筋が衰えると、顎のたるみやむくみに直結します。
なぜなら、首や顎周辺には多くのリンパ管やリンパ節があり、おとがい筋が衰えてしまうと、リンパの流れが悪くなってしまうからです。
そのため、たるみやむくみが起こり、脂肪が付きやすくなってしまいます。
そして、体重の増加も顎のたるみを目立たせる原因の一つです。
周りの方を見ても分かるように、肥満体型の方の多くは、二重顎や顎のたるみが目立ちます。
体重が増加し、顎に皮下脂肪がたまることで皮膚が伸び、顎がたるんで見えてしまうからです。
また、顎周辺に皮下脂肪がたまることで、リンパの流れが悪くなり、より一層顎のたるみが目立つようになります。
こういった顎のたるみを解消するために、自分でできるマッサージを試してみてください。
顎のたるみをとる!リンパをマッサージ
厄介な顎のたるみをとるためには、リンパマッサージが大切です。
リンパは、体内の様々な不要物を運んでくれる役割があり、リンパの流れを良くすることは、たるみ解消に繋がります。
その役割の一つに、リンパには、体内で使われなかった過剰な脂肪を運んで排出してくれる働きがあります。
リンパの流れが悪いと、脂肪が蓄積されてしまうことになります。
リンパマッサージは、このリンパの流れを良くするために行います。
体が温まり血流が良いときの方が、リンパマッサージは効果がありますので、お風呂上りに行うことをお勧めします。
1.始めに鎖骨の上部に指を置き、鎖骨の首側から脇側に、さするようにマッサージを行います。
2.唇の両端に指を置き、指全体を使って顎下までさすります。
3.顎下の中央に指を置き、えらから耳の方へ横方向にさすります。
4.耳の少し上に指を置き、耳の横からフェイスラインを通るように、顎下までさすります。
5.(1)と同じマッサージを行い、リンパマッサージを終わります。
この工程を毎日5回行うことを推進します。
ぜひ、リンパマッサージを継続してリンパの流れを良くし、顎のたるみを解消しましょう。
顎のたるみをとる!顎の筋肉をマッサージ
顎の筋肉である、おとがい筋をマッサージすることも、顎のたるみ解消に効果的です。
おとがい筋の筋力が落ちていると、筋肉の凝りが起こりやすく、リンパの流れが悪くなります。
そのため、おとがい筋の凝りを解消するためにマッサージを行い、リンパの流れを良くする必要があります。
おとがい筋は、口を動かすときに使う筋肉です。
普段から会話をする機会が少ない方や、無表情の方は、知らないうちにおとがい筋が衰えて凝っている可能性があります。
おとがい筋のマッサージをしてリンパの流れを良くしてあげましょう。
1.最初に、唇を前に突き出すようにして「うー」と言います。
2.次に、唇を横に広げるようにして「いー」と言います。
唇下から顎にかけての筋肉である、おとがい筋が動いていると実感できると思います。
この工程を毎日10回行ってください。
続けて行えば、顎のたるみの天敵である、おとがい筋の凝りを解消する効果があります。
また、マッサージ効果だけでなく、おとがい筋を動かすだけで筋力トレーニングにもなります。
顎の筋肉に効く!お勧めグッズでマッサージ
今まで述べてきたように、顎のたるみ解消のためにマッサージが大切ですが、継続することは何でも難しいものです。
そこで、お手軽に使えて気分転換にもなる、お勧めマッサージグッズをご紹介します。
【頬麗美人(ほうれいびじん)】
頬麗美人は、コナミスポーツクラブが開発販売している、フェイシャルエステが自宅でできる美容グッズです。
シリコンでできており、口の中に入れて使用することで、顔の筋肉をマッサージして鍛える効果があります。
もちろん、顎のたるみの原因である、おとがい筋の筋力低下を解消する効果もあります。
口の中に頬麗美人を入れて、引っ張るなどの簡単なエクササイズを、1日1~3回くらい実施することで、フェイスラインを整えることができます。
【フェイシャルリフトアトワンスα】
フェイシャルリフトアトワンスαは、唇でくわえることで顔全体の筋肉を鍛え、エクササイズ効果が期待できる美容グッズです。
このフェイシャルリフトアトワンスαは、唇でくわえるだけの手軽さが魅力です。
縦と横へ360度、自動で振動してくれるので、直接おとがい筋などの表情筋を刺激します。
そうすることで、筋肉を鍛えることができ、おとがい筋の凝りを和らげるマッサージ効果も期待できます。
継続して顎の筋肉をマッサージしていくことが大切なので、マッサージグッズを使うことも考えましょう。
顎のたるみに効果あり!姿勢を正す
姿勢が悪いと顎や顔全体にたるみができやすくなります。
顎のたるみと姿勢は関係が無さそうに思えますが、実は大きな関係性があります。
姿勢が悪いと、猫背になり、体の中心より前に顎が出てきます。
顎が前に出ると、首の後ろにある皮膚と筋肉が緩みます。
首の後ろの皮膚と筋肉が緩むと、首の後ろの皮膚と脂肪が顔から顎にかけて引っ張られます。
それが顎や顔のたるみに繋がります。
「パソコンやスマートフォンを見る時間が多い」という方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、知らないうちに猫背になり、姿勢が悪くなっているので注意が必要です。
自分では姿勢の悪さに気付きにくいものなので、他の方からチェックしてもらいましょう。
姿勢を正すトレーニングとして、壁に踵、お尻、肩、頭をつけた状態で、1分を目安に立ったままでいる、というものがあります。
この姿勢がきれいで正しい姿勢です。
壁に体をつけない状態でも、この姿勢が保てるようにしましょう。
リンパやおとがい筋のマッサージに加えて、姿勢を正すことも心掛けましょう。
顎のたるみに効果あり!噛む回数を増やす
食べ物を噛むときは、顎を動かすのと同時に顔の筋肉も多く使っています。
噛むことは、おとがい筋など顔周辺の筋肉を鍛えることにも繋がります。
筋肉を鍛えれば、リンパの流れが良くなり、たるみやむくみの解消になります。
食事のときは、一口で30回は噛む習慣をつけましょう。
軟らかい食べ物や、食べやすいものばかりでは、噛む回数は増えません。
噛む回数を増やすための食べ物として、するめ、煮干し、小魚などの魚介類や、ごぼう、れんこん、大根などの根菜類があります。
また、枝豆、大豆、いんげん豆などの豆類も噛む回数を増やすためには効果的な食べ物です。
噛む回数を増やすコツは、味わいながら食べることです。
先にご紹介させていただいた食べ物は、噛むことで味わいが出ることが特徴です。
今日からでも、噛む回数を数えながら食事をしてみましょう。
リンパやおとがい筋のマッサージだけでなく、噛む回数を増やすことで、顎のたるみ対策を行いましょう。
少しの努力で顎のたるみは解消できる!小顔で若返ろう!
これまで、自分でできる顎のたるみ解消方法をまとめてきました。
自宅で気軽にできるマッサージから、美容グッズを使ったマッサージまで様々ですが、大事なことは「継続すること」です。
普段の生活でも、姿勢や噛む回数などは、意識すれば改善できることの一つです。
マッサージと意識改善をして、小顔を取り戻し、若返りましょう。